- 締切済み
歯の土台について
古い金属の土台&かぶせ物を作り直そうと思って、何件かの歯科医院に行ったのですが、 よく分からない現象があるので、歯の土台について詳しい方、教えてください。 すでにかぶせ物は仮歯なのでレントゲンには写っていませんでしたが、 金属の土台はだけが真っ白に写っていました。 (1).金属の土台の場合で、取り外す際、削らずに仮歯のように取り外すことが出来て、また同じ位置に入れることは出来ますか? (2).A歯科医院で、金属土台部分を取り外した場合、取り外した後、B歯科医院でまったく同じ形状で金属土台部分が真っ白に写る場合、何が入っていると考えられますか? 何かお気付きの点などがあればいろいろ教えてください。 どうぞよろしくお願いします。
専門家の回答 ( 2 )
- 専門家高島 美祐(@okabc594roheri) 歯科医師
pripri3さま、こんにちは。 短期集中治療の神谷町デンタルクリニック 院長 高島 美祐です。 >(1)は、超音波で外せるんですね。 →こちらは、外せる場合と、外せない場合があります。 また、診療室によっては、そういった器具がない場合があることもご了承くださいませ。 >(3).超音波で外していない場合で、まだ根の治療もしていない場合、 はどうなのか・・という新たな疑問が出てきたのです。 →根の治療をした場合は、根の中の神経が入っていたところに、レントゲンで映るお薬を入れるので、レントゲン写真を見て、神経の治療をしたことのある歯か、神経の治療をしたことのない歯なのかを診断いたします。 ですが、神経の治療をしたことのない歯でも、根の中で虫歯が広がっている場合もございます。 根の治療はとても難しく、肉眼ではほとんど見えないことと、保険治療で決まっている薬剤では治せないケースがとても多いです。 実際、私のところへは、「ほかのクリニックで抜歯と言われた」とおっしゃって来院する患者様も多いです。 ですが、手術用マイクロスコープやアメリカの根の治療の専門医の先生と同じ薬剤や方法で治療することによって、治せるケースも多くあります。 ですが、そういった治療方法は、日本では一般的でないこと(設備の問題やトレーニングが難しいので、なかなか普及しません)から、インプラントをお勧めする先生が多いようです。 私自身、アメリカとドイツの学会のインプラントの指導医を取りましたが、インプラントは最終手段であって、ご自分の歯を残せるようであれば、極力保存的治療をお勧めしております。 いくつかご受診された歯科医院でpripri3さまの納得のいく説明をお受けになれなかったことを、とても残念に思います。 もし、よろしければ、根の治療をきちんとしてくださっている先生のところへもう一度ご受診いただいて、相談されてみてはいかがでしょうか? 根の治療をきちんとしているかどうかの見極め方ですが、マイクロスコープ(顕微鏡)があるかないかよりも、根の治療をするときに必ず「ラバーダム」を使用されているかどうかをお聞きになっていただくと良いと思います。 「ラバーダム」について、以前、日経メディカルさまに取材していただいた記事がございますので、参考URLとして挙げさせていただきます。 短期集中治療の神谷町デンタルクリニック 高島 美祐
高島 美祐(@okabc594roheri) プロフィール
神谷町デンタルクリニック 歯科医師 高島美祐 http://kamiyacho-dc.jp/ 【みなさまへ】 当クリニックが得意とする短期集中治療は、通院する回数が少ないため1回の治療時間...
もっと見る- 専門家高島 美祐(@okabc594roheri) 歯科医師
pripri3さま、はじめまして! 短期集中治療の神谷やデンタルクリニックの院長、高島 美祐と申します。 古い金属の土台と被せ物をお作り直しされたいのですね。 一般的に、レントゲンではっきり映るものは、金属成分の含まれているものです。 (骨が白くレントゲンで映るのも、骨に含まれるカルシウムなどが、金属の一種だからです。) ですので、お口の中に入っている金属は、レントゲンで撮影すると、真っ白く写ります。 (治療したことがレントゲンで診断しやすいように、根の中に詰めるお薬や虫歯に詰める薬剤にも、レントゲンで映るように配合されているものが、現在は多くあります。) さて、pripri3様のご質問にある(1)、(2)への専門家としてのお答えをさせていただきますと (1)金属の土台を外す時に、ケースによっては超音波の器具を使うことにより、削らずに取り外すことができます。 その場合は、 (1)歯の内部に虫歯が残っている (2)維持形態が不十分だった (3)接着性の弱いセメントが使用されていた(もしくはセメントの接着力が弱くなっていた) などの理由が考えられます。 土台が入っているということは、根の治療を受けられた後だと思います。 土台は、歯を補強するだけでなく、根の治療をした後、再感染を防ぐためのシールドの一つでもあります。 ですので、再感染の防止を考えると、新たに土台をおつけするときは、外れないようにしっかりとはと接着できるものが理想的ではあります。 (2)金属の土台を完全に取り外しても、先に述べたように、レントゲンに映るように処方されたお薬を詰めた場合などは、新たにレントゲン撮影をした場合も白く映る場合があります。 以上、気づいた点をお答えさせていただきました。 pripri3さまの大切な歯をお守りするためのご提案ができていればと心より望みます。 短期集中治療の神谷町デンタルクリニック 院長 高島 美祐
お礼
歯医者さまからご回答頂き大変ありがとうございます。 (1)は、超音波で外せるんですね。 (2)は、レントゲンに映るお薬を詰めた場合は写るんですね。 なるほど・・。だとしたら・・。 (3).超音波で外していない場合で、まだ根の治療もしていない場合、 はどうなのか・・という新たな疑問が出てきたのです。 なぜかと言うと、A歯科医院では、土台を外して写真を撮影したものを 見せられたのですが、歯の中の虫歯が進行しすぎていて 治療は無駄だと言われて、次回は抜歯、インプラント、 ということになっていました。 抜歯、インプラントは避けたいので、 B歯科医院で温存できないか見てもらったら、 歯をたたかせてくださいと言われて、数人の先生に診ていただき、 抜歯しなくても温存できると言われました。 B歯科医院でレントゲンを取ってみると A歯科医院で取ったはずの土台がまだ写っていて・・。 B歯科医院の先生のおっしゃったニュアンスでは、 ・土台が入っているけど、その土台を取りたいの? みたいなことをおっしゃっていたので、私的には何がどうなっているのか 困惑して、自分で少し調べてみようと思った次第なのですが、 もしもう一度ご回答いただけるようであれば、 何かお気付きの点などを教えてください。 どうぞよろしくお願いします。
高島 美祐(@okabc594roheri) プロフィール
神谷町デンタルクリニック 歯科医師 高島美祐 http://kamiyacho-dc.jp/ 【みなさまへ】 当クリニックが得意とする短期集中治療は、通院する回数が少ないため1回の治療時間...
もっと見る
お礼
高橋先生、またご回答を入れていただき 大変ありがとうございました。 いろいろ詳しく書いていただいて感謝申上げます! 「ラバーダム」ですね。 次回、聞いてみようと思います。 この度はありがとうございました!