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父親似の女性
ある小説(横山秀夫「64」)を読んでいて疑問です。 女子高生が父親似で不美人。それが不満で親子喧嘩、その後家出というくだりがあります。 小生の人間社会の理解では、「美人」は若い女性の5%。それ以外の女性が容貌を親のせいにして、その上恨んだり、ましてやその為に家出をするという設定がとても非現実に感じ、作品自体に疑問を抱きそうです。 自分の女性理解のために教えていただきたいのですが、自分の顔を不美人と思い(実際には違うかも知れないのに)、親(特に父親)を怨んだり、うつになったり、登校拒否、親子喧嘩をしたことはありますか? いずれにしても、家出はなかろうと思っています。
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私は父とそっくりです。美人の部類ではないです。 母の方が鼻筋があり二重で、母似の弟は8割方イケメン!と言われるので羨ましく思ったことならあります。 私も母に似たらなぁ…と。 特に10代の頃はその傾向がとても強かったです。 思春期と呼ばれる時期には、どんな美人でも周りの目が気になって、良くないパーツを見付けてはコンプレックスを感じるものだと思います。 私も、そういう人目が気になって仕方なかった時代には、自分の顔を恥ずかしく思っていました。 本当に激ブスだと思っていて、鏡はおろか水に反射する自分の顔すら見たくなかったものです。 ですがそれなりに社会に揉まれて生きてみて、愛してくれる男性と出会い、自分という存在に自信が持てた時、私って何かイイナ!と思ったんです。笑 ですから、その女性が家出を決意する背景には、何か自己否定感とか、歪な家族だったり、人間としての未成熟さがあったりするのではないでしょうか? 作品を読んだことがないので分かりませんが、もし唐突に家出するなら突飛すぎますよね。
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- ま ま(@mimomon)
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父親とのなかはそこまで悪くないので、うらんだりなどはなかったです。 顔をコンプレックスに感じている場合は、あるかもしれませんね。
お礼
女性は父親を男性の理想像とすると言う話を聞いたことがありますが、人それぞれですよね。
- eroero4649
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前提として、親子間が上手くいってないというのがあると思いますよ。父娘に健全な信頼関係がなければ、娘としては「自分に都合の悪いことはすべて親が悪い」という感情にもなりがちかと思います。 また思春期の女性が父親に対してすさまじいほどの生理的嫌悪感を示すことはしばしばあるようです。女友達から聞いた話ですが、その人の姉が高校生くらいの思春期になったときに妹の自分が父親に同情するくらいに姉が壮絶なまでの父親に対して生理的嫌悪感を示したそうです。それがあまりにすごかったので、自分も思春期になるにつれて多少は父親に対して生理的嫌悪感が芽生えてきたけれど、「これで私までお父さんを生理的に嫌ったら、お父さんは家に居場所がなくなる」と思って気を使ったそうです。で、今はお姉さんは結婚して子供もいるそうですが、「あの頃の自分がなんであんなに父親を嫌っていたのか、自分でも分からない」といっているそうですよ。 まあ女性は美人に生まれたかどうかで人生がまるで違ったものになりますから、自分が度を越えた不美人で、腹が立つほど父親に似ていたら、そういう気持ちになるのも分からんではないな、と私は思います。 その子の心理としては、「私はやることなすこと上手くいかず、世間からもひどい扱いを受けている。なぜなら私はブスだからだ。もし私が美人に生まれていたら、世間は私を正当に扱ったことだろう。どうして私はブスに生まれてしまったのか。それは父親がブサイクだからだ。私はその父親に腹が立つほど似てしまった。だから私は世間を恨む。そして何より私をブスにした父親を恨む」というものではないかしら。 ブスってね。こじらすんですよ。ブスをこじらすの。決してストレートな「自分をブサイクにした父親が憎い」じゃないんですね。「あいつのほうがよっぽどバカで性格も悪いのに、なぜ男たちは美人だからという理由であいつをチヤホヤするんだ」という【女の義憤】が入るんですよね。作者はそんな屈折したブスの心理をちゃんと分かってらっしゃるように思います。
お礼
ご意見ありがとうございました。
笑っちゃうほど父親似、と言われますが、別段普通の顔つきで、ましてや家出を考えたことはありません。 家出はそうそう気軽にすることではないので、父親似のせいではなく、下地があった上であくまで表面化した「きっかけ」なのではないでしょうか? まあ、思い込んだら(全て人のせいにするのは楽ですので)そういう言い方をして家出をすることもあるかもしれません。
お礼
まさに自分の家族というものの現実的理解と一致するご意見です。特にご自身の体験を挙げていただき感謝します。
- 783KAITOU
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父親に似たため不遇に思って家出をする女性はあるでしょう。有るでしょうが、思い立ったようにして家出をするのでは無く、元々家の中の家族関係が面白くなくて、どうせ自分の顔は父親に似ててロクなことが無かった。これからもこのままの生活では自分の将来は期待できない。と、いうように想い、父親似を二義的な理由(家出を他者のせい)にして家出をする女性はあります。なぜなら、家出の理由が分かりやすく自分の責任でないかのように出来るからです。小説の設定は論理的で現実的です。
お礼
ご意見ありがとうございました。
お礼
貴重な体験談ありがとうございます。 その小説を読んで一番の違和感は、作品の筋を作るために実際の人間の感性を無視して作品化としたことです。 とりあえず作品としてならNHKでドラマ化していますが、ドラマは自分もみていないのでどのように脚色しているかはわかりません。因みに父親役はピエール瀧氏だそうです。