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移民というのはそんなに簡単なのでしょうか?

今の日本人はあまりよその国へ移民しないようですが、アフリカや中東、中国や韓国などからアメリカやカナダ、ヨーロッパの豊かな国へ移民が止まりません。 ですが、いくら自分の国より豊かだと言っても言葉も通じないよその国で、そんなに簡単に生活が成り立つのでしょうか? 私など、この日本で自分の国でさえ生きていくのは大変です。

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  • eroero4649
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回答No.7

他の方も書いていますが、日本もある時代までは移民「輸出国」でした。私の父親のクラスメートにも、高校卒業後ブラジルに移民した人がいたそうです。卒業後の進路で彼は「俺は高校を出たらブラジルに渡る」と言っていたそうで、その後どうなったのかは知らないそうです。 戦前から戦後のある時期にかけてまで日本から外国に移民する人が多かったのは、ぶっちゃけ当時の日本がとても貧しく、仕事がなかったからです。同じ頃、北朝鮮では多くの在日朝鮮人の移民受け入れをしていました。当時はまだ北朝鮮は「強い国を作るために人手が不足している」状態で、一方の日本はまだ貧しくさらに在日朝鮮人は差別も受けていてまともな仕事が見つからなかったので、それならば北朝鮮に渡った方が「まだ希望が持てた」のです。このときに結婚していた日本人妻の多くが一緒に北朝鮮に渡りました。 この頃は、日本政府も北朝鮮やブラジルなどへの移民を積極的に斡旋していたのです。その理由は簡単で、つまり「口減らし」です。まだ日本にそんなに仕事がないわけですから、失業者が溢れると治安も悪くなりますし、不満を持った失業者が暴動でも起こしたら大変です。外国に行ってしまえば、面倒を見る必要がありません。当時はブラジルは第二次大戦に参加していなかったせいもあって日本よりはるかに豊かな中産国で、農場などでは人手が不足していたのです。 さて、「移民」というと綺麗な言葉ですが、要するに「貧しい国の人々が、豊かな国に勝手に押し寄せてきている」というのが実態です。彼らの多くは、全財産をはたいて、片道切符だけを持って自分たちの国を出ていくのです。人によっては、借金して豊かな国に渡る人もいます。もし彼らが自分たちの国に帰されたら、全財産を失って「貧しい国の更に貧しい人」になるか、最悪の場合「貧しい国の借金持ち」になります。自分の国ではもともと仕事がないわけですから、借金を返そうにも返す術がありません。 バブルの頃なんかに、中国から日本への不法移民なんかが横行していたことがあります。当時の中国は今よりずっと貧しい国でした。月収が日本円で1万円にも満たないような人たちがゴロゴロいたんですね。さらに、最近の中国のように外国企業の工場があったわけでもありません。その頃の日本はバブルでしたから、工事現場の労働者みたいな人でも月30万円くらい稼げたのです。そうすると、日本人の感覚でいうと「ある国に行けば仕事が沢山あってしかも月200万円稼いだやつもいる」なんて感じなんですね。ぜひ行きたいじゃないですか・笑。ところが、行ってみたら確かに月収200万円だけど、ハンバーガー1個で1万円した、なんて現実だったりするわけです。 しかし、貧しい国から移民するような人はスマホなんかももちろん持てないですし、ヘタをすると文字もロクに読めなかったりするのでとんでもない情報弱者だったりするのです。都合のいい噂話だけ聞かされて、「貧しい国にくすぶっていても希望は持てない。先進国で一獲千金を狙おう」となるわけです。 また、移民輸出国の多くでは、そもそも国家が国家の体を成していない、ということもあります。今のアラブ諸国なんかがそうですね。日本ではほとんど話題になっていませんが、リビアを出た移民を乗せた船が地中海で乗せすぎで転覆したという事故がつい先日ありました。一説には死者・行方不明者は700人を越えるともいわれますが、そもそも何人乗せたかなんて乗せる側も勘定してないし、当然名簿なんかもあるわけがないですから、誰が死んだのかなんて永遠に分かりません。救助したところで、着の身着のままで身分を証明するものなんか何も持っていないし、リビア政府に照会したくても、今リビアは内戦状態で政府が政府として機能していません。 イタリアとかそういう国の船が彼らを救助して、リビアに送り返したくても、リビア政府の窓口がない。本人も当然「戦争してるし、帰りたくない」という。かくして彼らはめでたく(?)「移民」から「難民」に変わるわけです。当座どこかの難民キャンプに置くとしても、その費用はどこ持ちなのかとか、最終的に彼らをどうするかなんて頭の痛い問題があります。 アメリカなんかは元が移民の国で、移民に寛容ですから、なんだかんだでそういった移民たちを受け入れます。移民を受け入れるメリットは、基本的に彼らは生産者世代だから、働いて税金を納めたり、消費者となってくれることです。日本で移民受け入れ論が出ているのは、そういうメリットを考えてです。 しかし、すべての移民がちゃんとしているわけではありません。特に深い考えもなしに、迷わず行けよ行けばわかるさの猪木イズムでやってきてしまう人も大勢います。そんな人たちは移民したものの言葉が分からない、仕事が見つからない、帰るお金もない、と三拍子が揃ってしまってスラム街のようなところに住んで糊口をしのぐ、ということになります。 日本は長らく外国人が日本で暮らすことに対して閉鎖的でしたし、今もそうです。しかし、ダルビッシュ有選手やタレントのローラさんのように、スポーツや芸能界でハーフの人なんか珍しくもなんともなくなりました。スポーツ選手なんて、若手に有望な選手が出てきたと聞いたらハーフだったなんて今や常識です。柔道の七戸龍選手、陸上のディーン元気選手、女子バレーボールの宮部藍梨選手等々・・・ これから、どんどん日本もいろいろな意味で外国に門戸を開いて、段々ボーダーレスになっていくことは間違いないでしょうね。

noname#208279
質問者

お礼

そうですよね。 やはり移民というのは貧しい国から豊かな国へ渡るのが普通ですね。 今よりずっと良い生活ができることを夢見て後先見ずに渡っていくのでしょうか。 だとすれば、今の日本よりずっと良い生活をできるところはそうそう見つからないですからね。

noname#208279
質問者

補足

お礼を書くのを忘れました。 ありがとうございました。

その他の回答 (6)

noname#252929
noname#252929
回答No.6

>資産の無い人は移民できない? はい。 何でもかんでも移民できたら、その国の国民の働く職を失ってしまうでしょう? 移民を受け入れると言う事は、その人たちに社会保障も与えると言う事です。 移民してきて働きもしなくて、社会保障だけ受けるとなれば、国民がその費用を負担しなければならず、本来の自国民に負担を掛ける事にもなります。 海外旅行されたことが在れば、訪問する国に行くときVISAを取る必要がある事を知って居ると思います。 (観光用の短期VISA免除プログラムもVISAと同じです、) 期限を決める事で、その国に居座られる事を防ぐための手段なのです。 半年や1年のVISAを取ろうとすると、会社などから働くための招待を受けたり、学校などの入学許可書、資産証明(銀行が発行する残高証明)を求められます。 資産証明は、判断基準以下の場合、VISAは発行されません。 会社などから招待を受けると言うのは、就労ビザですが、事務員などではVISAは発行されません。その会社で必要とされる、一般の人では出来ないとされる能力を有して居なければ、自国民の仕事を奪う事に成りますので、就労VISAも発行されないのです。 日本だって同じですよ。 そういう規制をしなければ、今以上に外国人だらけになって居ますからね。 日本でも年に何回か、不法就労で強制送還されるニュースが流れますが、それで創刊される人たちは、日本で働けばお金が稼げるからと、移民できずに観光VISAや短期就労VISAでやって来て、繰り返す飛行機代も無いのでそのまま不法滞在して捕まって強制送還される人たちです。 簡単に移民が出来れば、そういう人たちは無くなりますからね。 言葉が出来ないからと言う事を克服するように懸命に努力してても >中国や韓国から移民するのはお金持ちばっかり? 中国や韓国が皆貧乏だと思われて居るかもしれないのですが・・・ 中国で資産1億円以上持って居る人は、日本の人口の1億人を超える様な人数いるんですよ。 韓国でも移民を考えられるような人は同じく資産のある人です。 日本より貧富の差が激しいですけどね。 ちなみに、中国から日本に短期の観光旅行で訪問する時に、短期観光VISAが発行されるための日本側の条件は。 ・10万元以上の年収証明(約200万相当) ・不動産証明(家) ・自動車所有証明(家が無い時は車は2台以上) ・航空券 ・滞在ホテルの予約票など このほか、中国側で、自分の出生地を管轄している所に、一定額お金を預けられないと、渡航の許可証がもらえません(自分の国を出国するための許可証です)。 これは、移民の条件じゃなく、単に短期の観光に行くだけの為に必要な物なんです。 家族などが、日本人と結婚しているなどの場合は、この基準は緩くなりますけどね。 こういう事を行う事で、自国民の職(働く場所)を守る事と、犯罪の抑制を行って居るんですよ。

noname#208279
質問者

お礼

ありがとうございました。 とてもわかりやすかったです。

noname#252929
noname#252929
回答No.5

>アフリカや中東、中国や韓国などからアメリカやカナダ、ヨーロッパの豊かな国へ移民が止まりません。 >ですが、いくら自分の国より豊かだと言っても言葉も通じないよその国で、そんなに簡単に生活が成り立つのでしょうか? 成り立つ人しか、移民の許可は出ません。 単に出かけて行って、移民させて下さいと言っても、無理ですよ。 移民の為には、その国どれだけ貢献できるかという事が重要で、その国で仕事をしている。仕事をしなくても十分な資産がある。などの必要があります。 それ以外には、特例の、政治や宗教などの弾圧を受けている難民などの人数を制限した受け入れが行われて居る程度です。 移民できている人は、資産で数億円程度では低い方です。 なので、言葉が通じなくたって、自分の母国語が判るお手伝いさんを雇い、現地の言葉はお手伝いさんなどに通訳で入ってもらえばよいのですから、全く問題ありません。 難民で無く、生活が成り立たない人はそもそも移民できません。

noname#208279
質問者

補足

>成り立つ人しか、移民の許可は出ません。 そうなんですか? 資産の無い人は移民できない? では貧しい国から移民するのはすべて難民なのでしょうか? 中国や韓国から移民するのはお金持ちばっかり?

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.4

"今の日本人はあまりよその国へ移民しないようですが"    ↑ 今の日本が豐で住みやすいからです。 かつて、日本が貧しいときは、移民が流行りました。 ”いくら自分の国より豊かだと言っても言葉も通じないよその国で、  そんなに簡単に生活が成り立つのでしょうか?”      ↑ ・そういう人たちを援助する組織があるのです。  例えば、先に移民した人たちの組織とか、ボランテアとか  政府が援助している場合もあります。 ・来日する中国人の間でもそういう組織があります。  お金を払えば、アパートや仕事を世話してくれます。 ・また、彼らはハングリーですから、根性で何とかして  しまうことも多いです。  知り合いの中国人ですが、求人もしていないのに、  手当たり次第に工場、店などに  突撃して、仕事が無いか、と探しまくっていました。  面白いことに、こんな方法でも仕事は結構見つかる  のです。  住むところも同じです。  20件もあたれば、見つかります。 ”私など、この日本で自分の国でさえ生きていくのは大変です。”      ↑ 移民のハングリー精神を目にすると、日本人は甘い と感じますね。 仕事が無い、なんてこと言っている日本人は恥ずかしい と思わねばなりません。

noname#208279
質問者

お礼

>手当たり次第に工場、店などに 突撃して、仕事が無いか、と探しまくっていました。 なるほど~それだけ必死であるということですね。今の日本人にはそういうハングリー精神はなさそうです。 何が何でもここで生き抜かなくてはいけない、というほどの切羽詰まった気持ちが移民を可能にしているんですね。 ありがとうございました。

noname#225664
noname#225664
回答No.3

最低賃金の法律が一応あって、アルバイト日当払いで、企業と労働者がギリギリ生き残れるようになっている 我が国ですから、言語の壁を越えてまで移民することは、一般的にまず無いでしょうね。それと日本の歴史 からみても、苦労が美徳である教えで成り立ってきたので、いまだに企業にとっておいしい国民なんですね。 ブラックもどきでもやっぱりがんばる自虐民族です。 英語圏に行きやすい授業が徹底したとしても、今のところは移民されず「鳥のカゴ」の中で飼えます。 日本は裕福で夢多い人が移住してくる国ではないですね マイナー言語も原因ですが。

noname#208279
質問者

お礼

日本人にとって言語の壁はかなりなものです。 それに比べると同じ東洋でも中国人韓国人は語学が得意ですよね。 なんだかんだ言っても日本はまだ何とか暮らしがなりたってしまうから移民まではしなくていいのでしょうか? ありがとうございました。

  • ithi
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回答No.2

fmfmsokaさん、こんばんは。 アフリカや中東というのは国がもう内乱やテロなどで無政府状態になって、すべての生活基盤が築けないところからですから、命がけなんでしょうね。中国や韓国の人たちにとってヨーロッパやアメリカ、カナダはとてもインフラ整備や法整備が整っていて生活しやすいんでしょうね。それから所得が全然違うんでしょうね。つまり、言葉も習慣も通じないけれども、政治や経済的事由でこのまま自国にとどまっていれば、必ず自滅するような環境から外国へ脱出したいのでしょう。因みに日本はヨーロッパやアメリカと同程度の経済力とインフラ、法整備が整っているので、多くの日本人は移住を決意しないでいるのでしょう。つまり、現在の日本から出ていくことはヨーロッパやアメリカ、カナダ以外では生活していくことがとても困難であるということです。こんなことを言っては誠に失礼ですが、明治から昭和初期位に南米やアメリカなどに渡った日系移民が多かったということと共通する理由なのではないでしょうか。

noname#208279
質問者

お礼

>このまま自国にとどまっていれば、必ず自滅するような環境から外国へ脱出 やはりそれぐらいの追い詰められ方をしているのでしょうか? 確かにそれに比べれば日本の貧乏人はまだましでしょう。 >明治から昭和初期 ブラジルに渡った方が多いですね、そういえば。 つまり自分の国から押し出す力が強ければ移民をするわけですか。 ありがとうございました。

noname#218778
noname#218778
回答No.1

ブラック企業でも働くハングリー精神じゃね。(´・ω・`)

noname#208279
質問者

お礼

今の日本でハングリーになることなどめったに無いのでハングリー精神も育ちませんね。 ありがとうございました。

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