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どのような情報が欲しいのでしょうか。 長年サボテンと多肉植物を栽培管理していますので、ある程度の事は答え られると思います。 ルチランスとは北西マダガスカル原産の、キフォステンマに属する球形状 のサボテンです。キフォステンマ属以外にもノトカクタス属に分類される 事もあります。どちらかと言えば小型サボテンになります。 そんなに珍しいサボテンではなく、極一般に販売されています。そのため 栽培はコツさえ覚えれば誰でも簡単に出来ます。 画像を見ましたが、僕が感じた事は鉢がサボテンの大きさから考えると、 極端に大き過ぎるように思えます。また飾りでしょうが小石も置かれてい ます。この小石はハッキリ言って邪魔です。サボテンの生育を悪くさせて いますから、早々に取り除いて下さい。小石の重みで根が十分に張れなく なります。根に負担を与える物は土の上に置かない事が基本です。 鉢を持ち上げて底を見ましょう。底穴が開いていれば問題ありませんが、 もし底穴が開いていなければ鉢としては使えません。その内に根腐れを起 こして腐敗し枯れてしまうでしょう。まずは底穴の有無の確認ですね。 鉢として理想な物としては、必ず底穴が開いている事。サボテンの直径を 見て、鉢とサボテンの間に人差し指が1本または親指が1本入る隙間にす るのが基本です。サボテンは比較的に成長が遅い植物で、鉢が大きければ 元気に大きく育つと言う事はありません。1年で数ミリ程度しか生長しま せん。鉢には深鉢と浅鉢があります。サボテンの場合は必ず深鉢を選んで 下さい。また素焼き鉢のように水分を鉢が奪ってしまう種類は使用しない ようにしましょう。素焼き鉢だと水遣りで苦労します。 植え替えは4~9月の間の内、猛暑時の8月と梅雨時期を避けて植替えを します。猛暑時に植替えをすると根が弱ります。梅雨時期は根が腐敗しま す。出来れば5月中に植替えをする方が確実になります。 土は市販のサボテンと多肉植物の土を、何も混ぜないで使用します。ただ 市販の土は軽いので、サボテンが倒れそうな時は市販の園芸用川砂を1割 程度混ぜて下さい。 土は全て落とします。間違っても水で洗って土を落とさないで下さい。根 を傷めないように慎重に土を落とします。落とし終えたら根を半分切って 下さい。鉢底に鉢底ネット(100均で買える)を敷き、鉢底石を入れ、 鉢の半分程度まで土を入れます。サボテンを鉢に入れ、土を入れます。 鉢の天辺より1cm下まで土を入れたら割り箸で土を良く締めます、後は 軽く土の表面を指で押さえれば植替え完了です。 植え替えても水は直ぐに与えません。植替えてから1週間から10日後の 天気の良い朝方に与えます。鉢底から濁った水が出ますから、握り水が出 なくなるまで与えます。 年間の水遣りですが、サボテンは体内に水を蓄える機能を持った植物です から、普通の草花のような水遣りをすると決まって腐ります。年間を通し ての水遣り方法は、4~10月までは鉢土(鉢に入っている土)が完全に 乾いてから更に1週間経ってから鉢底から十分に水が流れ出るまで与えま す。11~3月は活動を鈍くし休眠しますので、水遣りは1ヶ月に1~2 回程度にします。ただし与える要領は4~10月と同じです。 置き場所ですが、サボテンは太陽光線が大好きです。間違っても部屋の奥 で日当たりが悪い場所には置かない事です。日当たりが悪いと縦に伸びて 樹形を悪くさせます。ただし真夏時は表面が葉焼けしますので直射日光に は当てないようにしましょう。 暑さには耐えれますが、寒さには耐えれません。越冬させるには最低でも 5℃以上は必要です。5℃以下になる前に防寒対策をしましょう。 肥料ですが、サボテンは多くの肥料を要求しません。それは成長が遅いか らです。植替え時に土に緩効性化成肥料(マグァンプK)を少量だけ混ぜ て与えます。それ以外の時期は一切与えません。液肥も駄目です。 簡単に説明しましたが、分からない点があれば補足質問をして下さい。 分かる範囲で答えます。
お礼
丁寧なご説明ありがとうございます。おかげさまで管理方法などがよく理解できました。