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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:【驚愕】西でも領土拡大…その野心はどこまで?)

【驚愕】西でも領土拡大…その野心はどこまで?

このQ&Aのポイント
  • 中国とインドの狭間にある国、ブータンの領土が中国人民解放軍に占領され続けている。
  • 中国にとってこの領土を占領することには何らかの意義があるのか?
  • ブータンが元の領土に戻ることは可能なのか?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.5

切り取られた部分は、ブータンヒマラヤ最高峰・クーラカンリ (7,554m)の稜線ですが、この「稜線」がやっかいで、中国側が 平らな高原で、ブータン側が急峻なガケになっているのです。 地形的には、中国が自分のものにしたくなる気も分かりますが、 そこに暮らす、ヤクを遊牧する「ボクパ」は、冬になると ブータンに降りてきてチーズを米を交換する慣習があり、文化的 にはブータン側に属する人たちが住んでいるので、これまでの ような国境線が引かれたのです。 ブータンの関わっている係争地域、アルナチャール・プラディッ シュ(州)も同様で、その谷はブータン側に深く入り込んでいて、 ブータンのメラ・サクテン村と同じ文化の人が暮し、メラ・サク テンでの祭りの時には、国境など無視して大挙して遊びに来ます (写真はメラ・サクテンの祭りに来たアルナチャール・プラディッ シュの子供)。 ではなぜ、標高が低くてより有益なアルナチャール・プラディッ シュを占領せずに、クーラカンリ北部を狙ったかといえば、そこが 標高7千mの万年雪の荒野で、守ろうにも守りきれない(ボクパ 以外にとって無益な)土地ゆえに、インド軍も基地を置けなかった からです。 「インド軍?」と思われた方もおられると思いますが、実はインド軍 全体の教育師団であるイムタットの本部は、ブータンのハにある程、 インド軍はブータン全土(特に国境線)に展開しており、「ブータンは インドと中国の緩衝地帯」どころか完全にインド支配下です。 インドルピーは普通に使えるし、インド人はパーミッションなしで 入国できるし、インド人の感覚としては“インドの1州”だそうです。 先のもう1つの係争地域のアルナチャール・プラディッシュには、 山腹を見ると地図にない道があり、聞くとインド軍が建設したもので、 一般人は使えないとの事(僕はアルナチャール・プラディッシュ境界 から10kmほどのユンフラに3年住んでました)。 仕事の出張で北部の中国国境近くに何度も足を運びましたが、山奥に 忽然とブータンの伝統風ではない板張りの家があり、ガイドによると インド軍のスパイが住んでいるとの事。 確かに、ブータンの民族衣装を着て変装していたので、スパイだった のでしょうが、顔が真っ黒ではインド人丸出しで「頭隠して顔隠さず」 でした(ブータン人は雲南系で日本人と同じ顔)。 クーラカンリ周辺を取り戻すといっても、標高5~7千mでの戦闘は 不可能ですから、インドが中国との対決する(軍事か政治かは別にして) 事による政治的決着以外にないでしょう。

hhasegawa
質問者

お礼

流石です。すばらしい。 そういう地域だからこそ中国が支配してしまったのですね。 よくわかりました。 ブータンがインド軍に守ってもらっていることは知りませんでした。 なるほどと思いました。 うまく政治的決着がつき、以前の領土に戻すことができれば いいとは思いますが なかなか厳しいでしょうね。

hhasegawa
質問者

補足

中国軍がクーラカンリを支配することにより 得られるものはあるのでしょうか? 標高の高いところでは、ヤクなどしかおらず資源も あまりなさそうですが・・・

その他の回答 (4)

noname#218778
noname#218778
回答No.4

国境紛争と言っても中国とインドのバッファだからそうやすやすと侵攻は出来ないんじゃね。(´・ω・`)日本は中国とアメリカのバッファ。

hhasegawa
質問者

お礼

国名もバッファに変わったら面白いだろうね。 「バッファ国総理大臣安倍晋三です」・・・ っておい!

noname#224207
noname#224207
回答No.3

たまたま目に留まって驚かれたようですが、地上に国境線を持つ大陸国家間では日常茶飯事の出来事です。 参考 再び始まった中央アジアのグレートゲーム 中国株式会社の研究(260 ... jbpress.ismedia.jp/articles/-/42439 地上の国境線というものを感覚的に捉えることができない日本人にとっては異常な行動と受け止められるのは止むを得ません。 ご指摘のブータンの問題は国家間の問題というよりも地域住民どうしのテリトリー争いを国家の政府機関が取り扱うようになっただけの話です。 国家なり政府なり、そのような機関が関与するようになりますと、領土とか覇権という言葉が使われるようになりますが、南シナ海における行動とはまったく質の違う問題だとご理解願います。 アフガニスタン、カザフスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、などという呼称(国名)の末尾のスタンの本来の意味をご存じでしょうか、元々はペルシャ語のistanあるいはistonという言葉から生まれたことばです。(本来アラビヤ文字ですが変換できません)奴らが住む所、テリトリーというようなニアンスの言葉です。 現代の国家というのとは異なりますので注意して下さい。 ヤクザの縄張りみたいなものとお考えになられても直観的には当たっています。 平たくいえば、境目など無い空間的に把握された言葉です。 漢字の国も旧漢字では國と口の中に域のつくり部分が入った文字です。 古代中国では城壁で囲まれた内部が「くに」でした。 城壁の外は単なる「くに」の周辺部でした。 周辺部に堺などありません。 万里の長城というのはこの國の枠をとてつもなく広げた行為だったとお考え頂いても差し支えはありません。 実はこの感覚は江戸時代までは日本人も持っていました。 大名領(藩)の境界など測量して決めていたわけではありません。 村人どうしが、山や野原で樹木などを採集する権利をおたがいに黙認しあっていただけで、この権利を行使できる範囲を村と考えていただけです。(入会地、入会権) この地元住人の認識を繋ぎ合わせたものが大名領(藩)域でした。 現代の県境とはまったく異なる感覚です。 国境線という考え方を持ち込んできたのはヨーロッパ人です。 ユーラシア大陸全体からすれば、ヨーロッパは狭い地域に言語や習慣の異なる人が肩を寄せ合って暮らしていました。 線引きをしないことには治まりがつかなくなったことから発生したルールです。 中国の体制や行動にご興味をお持ちのようですので是非下記のサイトをご覧になられることをお勧めします。 宮家 邦彦 | 記事一覧 | JBpress(日本ビジネスプレス) jbpress.ismedia.jp/search/author/宮家 邦彦 非常に長い連載で現在も継続されています。 過去に下記のようなことも記載されています なぜ我々は中国を見誤るのか 「中国株式会社」の研究~その1 似ているようで全く違う日本と中国 「中国株式会社」の研究~その3

hhasegawa
質問者

お礼

情報と共に解説ありがとうございます!! 戦後の日本に生きていると、もう大国といえども 他の国の領土を奪う様な行為はないと錯覚してしまう部分があります。 帝国主義の時代は終わったと教育を受けるためです。 中央アジア、西アジアのくにの考え方よくわかりました。 宮家さんは「たかじんの番組」で出演されているのを拝見したことあります。 頂いた資料は一つ一つ目を通してみます。 ありがとうございました。

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.2

1.この部分を占領することは  中国にとって意義はあるのでしょうか? ↑ ブータンは中国とインドの間に位置する、地政学的に 重要な国です。 そして、中国とインドは長年の宿敵でもあります。 つまり、ブータンの一部を占領することは、対インド という意味において、戦略上重要なのです。 ちなみに、中国は、インドとこれまた宿敵であるパキスタンと 友好関係を持っています。 これも対インドを見据えてのことだと思われます。 2.ブータンが、元の領土に  戻ることはできるのでしょうか?     ↑ 難しいと思います。 中国は米国などと異なり、領土欲が非常に強い国です。 ブータンの吸収さえ視野にいれていると思われます。

hhasegawa
質問者

お礼

ありがとうございます。 インドを意識して中国から先制的に領土を分捕ったということですね。 本当にひどい。。 戻ることは難しいでしょうね これ以上、分捕られなければいいのですが。

noname#209694
noname#209694
回答No.1

こんにちは。 私も知らなかったので調べてみたら、冬虫夏草やヤクが目的だと書かれてますね。 http://www.geocities.co.jp/htkr15/0-01-bhutan3-07.html  ここを足がかりにじわりじわりと南下し、領土侵略するつもりなんでしょう。 もし国際司法裁判所に提訴しても中国が受けるわけがないので元の領土には戻らないでしょうね。

hhasegawa
質問者

お礼

なるほど 情報ありがとうございます。 これはとてもわかりやすいですね。 インドやラオスに関する問題も書かれていて 勉強になりました! やはり元に戻ることは難しいですよね・・・

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