「共産主義」でないとすると,「社会民主主義」をキーワードに探すと良いかもしれません。
取りあえず,お勧めの本を幾つか紹介します。
『社会主義の諸前提と社会民主主義の任務 (現代思想〈7〉)』エドゥアルト・ベルンシュタイン (著), 清水 幾太郎 (編集), 佐瀬 昌盛 (翻訳) ,ダイヤモンド社 (1974)
『ベルンシュタインと修正主義』関嘉彦著、早稲田大学出版部(1980/10)
ドイツの社会民主主義理論家・政治家であり,マルクス主義の修正主義者の祖となるドゥアルト・ベルンシュタイン の本とその解説書です。
現在の左翼は,マルクス修正主義を祖としてる部分も多いのでお勧めです。
続いて,同時代にベルンシュタインを批判した本として
『社会民主主義と共産主義の対決』カール・カウッキー (著), 直井 武夫 (翻訳), 酣燈社 (1951)
『ドイツ社会民主党とカウツキー』山本 左門 (著), 北海道大学図書刊行会 (1981/1)
日本の動向としては,
『社会主義の誕生―社会民主党100年』「社会民主党百年」資料刊行会 (著),論創社 (2001/05)
『幻視のなかの社会民主主義―『戦後日本政治と社会民主主義』増補改題 』新川 敏光 (著)( 2007/12)
あたりがお勧めです。
あと,本場ドイツの最近の動向を知るのに
『現代ドイツ政党政治の変容 ――社会民主党、緑の党、左翼党の挑戦』,小野 一 (著),吉田書店 (2012/1/10)
があります。
以上,参考になれば幸いです。
お礼
『現代ドイツ政党政治の変容 ――社会民主党、緑の党、左翼党の挑戦』を読んでみました。