#2の方の状態は初期やレース用のロータリーエンジンでのことで、吸・排気ともペリフェラルポートのため#4の方の仰る吹き抜け、更に「吹き返し」が起こるためです。
最近の市販車のサイド吸気や更にサイド給・排気のRX-8ではレシプロエンジンで言うバルブオーバーラップが実質ゼロでこうしたことはまず起こりません。
結局は#3の方の仰るシール(特にアペックスシール)の気密が高くできないため、低回転だと実質の「圧縮圧」が低くなってしまうことに加え点火・燃焼した燃焼室のガスが漏れ「燃焼圧」が低くなってしまうことが原因です。
(圧縮「比」はエンジン内部形状で幾何学的に決まるものでターボのRX7で9,NAのRX8で10ありレシプロと較べ遜色ありません)
高回転ではこうした漏れが起きる前に圧縮・爆発・膨張が終わり、レシプロエンジンのバルブの「傘」のような障害物がなく給・排気効率の高い上、部品数が少なくフリクションの小さいロータリーエンジン本来の性能が発揮されるようになります。
お礼
みなさんありがとうございました。回答の中には分からないこともありましたが、調べながら勉強していきたいと思います。