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xの範囲を求める条件式についての疑問
- 質問者は高校の参考書の解説でxの範囲を求める際の変換に不安を感じている。
- 解説では1/(1+x)を(1+x)と考えて変換しているが、理由についての説明がない。
- 解答に自信が持てず、xの範囲を求めるために質問をしている。
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> -1 < 1/(1+x) >⇒0 < (2+x)/(1+x) >⇒(2+x)(1+x) > 0より、x < -2 , -1 < x……☆ >「積の正負を判定する際は、その符号が同符号か異符号かが重要であり、値は重要ではない」 その通りです。 >「1/(1+x)と(1+x)は、すべてのxにおいて同符号である」 正しいです。a≠0なる全ての実数aにおいて、aと1/aの符号は同じです。 >「ゆえに、xの範囲を求める場合に限っては、1/(1+x)を(1+x)と考えても問題はないので変換した」 正しいんですが、 >⇒(2+x)(1+x) > 0より、x < -2 , -1 < x……☆ では無駄があるし、甘いです。0 < (2+x)/(1+x)のまま正負を判定するほうがよいです。正負が(2+x)/(1+x)と同じであることを証明する必要がありませんから(自明である、と述べるのも証明の一種)。 0 < (2+x)/(1+x)からはまず、 1+x≠0 は必須の条件となります。その上で、 2+x>0 かつ 1+x>0 ―(1) または 2+x<0 かつ 1+x<0 ―(2) の二つが(2+x)/(1+x)>0となる条件となります。(1)からは、 x>-2 かつ x>-1 ∴x>-1 ―(1)’ が出ますし、(2)からは、 x<-2 かつ x<-1 ∴x<-2 ―(2)’ が出ます。(1)と(2)は「または」である条件ですから、(1)’と(2)’も「または」となる条件です。ですので、 -1<x または x<-2 となります。-2≦x≦-1を除いて成立するということですね。絶対に必要な条件であるx≠-1も(自動的に)排除されています。以上は(2+x)(1+x)>0で解いても同じです。しかし、この問題では発生しませんが落とし穴があります。 このご質問では「>」と「<」だから、(2+x)/(1+x)の正負を(2+x)(1+x)の正負として判定してもよかったのは、結果論でしかありません。分母があれば、それが0でないという条件は常に考慮する必要があります。そのためには、除法(/、÷)を、うかつに乗法にしてしまわないほうが安全です(※数学的にまずいのではなく、分母が0でないという条件を忘れがちになるという実用上の理由)。 P.S. (2+x)/(1+x)>0と(2+x)(1+x)>0の判定があまりにも同じなので、その参考書では「/」をうっかり書き忘れただけのような気もします。
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- 178-tall
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少々、蛇足。 >「積の正負を判定する際は、その符号が同符号か異符号かが重要であり、値は重要ではない」 >「1/(1+x)と(1+x)は、すべてのxにおいて同符号である」 >「ゆえに、xの範囲を求める場合に限っては、1/(1+x)を(1+x)と考えても問題はないので変換した」 >という理由で良いのでしょうか? これもこれで良さそう。 ハナシとしては、有理式の不等式 f(x) > g(x) を f(x) - g(x) > 0 として、f(x) - g(x) = h(x) の零点 & 極の配列から不等式の成立範囲を摘出する、という手なのでしょうネ。
お礼
回答ありがとうございます。 >有理式の不等式 f(x) > g(x) を f(x) - g(x) > 0 として~ 参考書には別の解法として、双曲線を書いて範囲を特定する、というものがありました。 こちらの方が、変な変形をせずに済むので、簡単に解けそうです。
- 178-tall
- ベストアンサー率43% (762/1732)
>1/(1+2x)>0⇒(1+2x)>0 ? ↑ これは、ごもっとも。 1/y > 0 ⇒ y > 0 ということでしょうから…。 > 条件:x≠0 -1 < 1/(1+x) <= 1 >左側の不等号部分に注目して -1 < 1/(1+x) ⇒0 < (2+x)/(1+x) ⇒(2+x)(1+x) > 0より、x < -2 , -1 < x……☆ ↑ この☆部分は、1+x > 0 、つまり x > -1 なる条件下の推論に相当。 「左側の不等号部分に注目し」たときの結論は、結局 -1 < x のみ。 (略グラフを描いてみれば、一目瞭然) このあとのハナシはどうなってんノ?
補足
回答ありがとうございます。 お返事遅くなってしまい申し訳ありません。 >この☆部分は、1+x > 0 、つまり x > -1 なる条件下の推論に相当。 x≠-1ではなく、x > -1 である理由がわからず、悩んでおりました。 >このあとのハナシはどうなってんノ? 右側の不等式から同様にxの範囲を求め、両者の共通する部分が与式の範囲、という解き方だった筈です。
- kikaze
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その考えでおおかた合っています。両辺に(1+x)^2をかける、と考えたら分かりやすいでしょうか。 1つ付け加えるとしたら、 >「1/(1+x)と(1+x)は、すべてのxにおいて同符号である」 は「x≠-1において同符号である」とすべきということくらいでしょうか。 -1 < 1/(1+x) <= 1ということから、 (1+x)≠0つまり x≠-1というのは分かりますから、1/(1+x)と(1+x)は同符号である。として問題ありません。
お礼
回答ありがとうございます。 他の方にも太鼓判を押していただき、安心しました。
- f272
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面倒なことを考えなくてもいいのに... 0 < (2+x)/(1+x) これの両辺に(1+x)^2をかける。(1+x)^2は正であるから,不等号の向きは変わらない。 したがって 0 < (2+x)(1+x) が導かれる。
お礼
解答ありがとうございます。 >これの両辺に(1+x)^2をかける。(1+x)^2は正であるから,不等号の向きは変わらない。 0に対する積による関数の変形は、変形前の式と変形後の式が一致するか不明なので、無意識の内に考慮外においていました。 極端な話ですが、両辺に(2+x)^2をかけた場合、不等号の向きは変わりませんが、x=-2の時範囲外となってしまいます。 何か、結果が変わらない条件のようなものがあるのでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 詳しい解説、大変分かりやすかったです。 「間違ってはいないが言葉足らずにも程がある」解説だったと、改めて分かりました。 >「/」をうっかり書き忘れただけ 「2+x)/(1+x)>0」と「(2+x)(1+x)>0」が隣り合って並んでいた筈なので、書き忘れということはないと思います。