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FX、週末月末の国内勢の調整、ドル円の動きについて
お世話になります。 週末および月末、国内勢がどのような調整をし、それにともなってドル円がどのような動きをするのか、具体例をあげていただき教えていただけないでしょうか。 月末がらみの調整によってドル円が上昇または下降したなどを見ることがあります。他の時間帯・通貨ペアにおいてもそうですが、今回は週末月末特有の国内の動きならびにそれにともなうドル円の動きについてのみ教えていただければと存じます。 お手数をおかけいたしますが、ご回答いただければ幸いです。
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>週末月末特有の国内の動きならびにそれにともなうドル円の動き 国内の動きだけでドル円を見るのは少々安易な気がいたします。 月末は、NYで通貨オプション(先物)の月限を迎え、カットオフ(最終的な権利行使の制限時間)になります。 「ニューヨークのオプションカットに伴い」といった表現で報道されますが、まずこれが日本時間の24時(夏時間は23時)です。 次に、ロンドンフィキシング(ロンドン市場の値決め)が日本時間25時です。 ロンドンフィキシングは、金価格のフィキシング(値決め)が行われる時間です。 上記NYOPカットとロンドンフィキシングの時間帯に、日本の企業がそこで決まった値を基準に、海外と取引をする際のドルを円に換えて、本国に送金決定します。 これをレパトリと呼びます。 「米国のレパトリによりドル円が上昇」の時は米国が円やユーロなどをドルにするのでドルが上昇し、「日本のレパトリによりドル円が下落」の時は日本がドルを円に換えるので円が上昇・ドルが下落します。 これらは、月末やSQ(先物の決済日)によく起きる現象で、週末特有要因とはまた少々意味合いが違います。 週末特有の変動要因は、1.金曜日の日本時間深夜に重要指標発表が多いこと(FOMCなど)、市場休中のリスク回避(連休前のポジションクローズ)、3.海外諸国のホリデーに伴うクローズ、4.トレンドの変更が予想できる際の最終日といったものです。 その他、大きく変動する決済要因としては、日経先物SQ、ダウ先物限日、SNX限日などです。 これらSQは、大阪先物取引所のカレンダー他、証券会社からもらうカレンダーや海外の情報サイトのカレンダーなどに掲載されていますから、お調べになってみると良いと思います。 参考 大阪取引所 SQカレンダー http://www.ose.or.jp/profile/6173
お礼
的を射ていないだろう質問を解きほぐしていただけたかのような、分かりやすくも簡潔なご回答をいただきまして、誠にありがとうございます。 お礼として、ベストアンサーにさせていただきます。