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歯科医師の先生にご質問です。
自身も歯科医として診療しているのですが下顎大臼歯を歯根膜注射による抜髄しました。 それから根管治療を2週間ペースで行い、一ヶ月ほど経過した際に急速に歯周ポケット深化してしまい動揺と排膿を認めました。 頬側中央10ミリ舌側中央部10ミリ他ポケット3.4ミリとなっています。 なんとかして保存して行きたいと考えております。 今後どう対処するのがベストかご示唆して頂ける先生おりましたらよろしくお願いします。
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- QCD2001
- ベストアンサー率58% (325/554)
可能性として、歯根破折、髄床底穿孔または髄管、ストリップパーフォレーションの3つが考えられます。 歯根破折と髄床底穿孔については他の回答者が書いていらっしゃるので、ストリップパーフォレーションについて書きます。 下顎大臼歯の遠心根の断面は、しばしば楕円ではなく、近心側がくぼんだゆるい「C]字型をしており、根管の断面もこれに相似形をしています。この根管に近心側からファイリングをすると、根管内の近心側の壁にファイルが強く当たるため、ここが強く切削されてしまい、スリット状のパーフォレーションを生じる場合があります。これがストリップパーフォレーションです。 ストリップパーフォレーションは根管口近くで生じることが多いので、実体顕微鏡があれば見えます。ない場合には、造影剤の入ったカルシペックスを根管にぎゅっと入れてレントゲン撮影をすると写ります。また、カルシペックスを入れて仮封材でぎゅっと圧をかけると、ポケットからカルシペックスが出てくることがあります。 治療方法は、パーフォレーションがあまり大きくなくて顕微鏡があれば、MTAなどで封鎖できます。ただし、広範囲にわたって歯質が薄くなっているため機械的強度が弱く、私の経験では予後はあまり良くありません。ストリップパーフォレーションが大きい場合や顕微鏡がない場合はヘミセクションまたは抜歯になります。 もしお近くに顕微鏡を使っている歯科医院があれば、そちらへ紹介するのも一つの方法ですが、最近は顕微鏡を持っているだけで使いこなせていない先生も少なからずいるようです。その辺はお仲間の評判などからご判断ください。
- blastma
- ベストアンサー率52% (402/768)
iniminimanimomoさんは「破折」に関しては、ご自身の事なので、 非常に色々と調べられています。 さて、私が思うには「髄床底」への穿孔の可能性を考えます。 その患者さんは高齢者でしょうか? また他の歯の歯周病の進行具合はいかがでしょうか。 高齢者であれば歯髄腔の狭窄が考えられます。 ポケットが頬舌側とも中央部が深い=根分岐部での異常が考えられます。 歯周病が中程度以上に進行していれば、その穿孔部分からの 出血等もあまりない可能性があります。 髄床底をよく観察します。 次に根管口部分をストッピングのようなもので、 仮に塞ぎ、歯髄腔内に過酸化水素水を満たして、 根管長測定器を使用してみてください。 メーター値がそこそこ上昇することがあれば、 穿孔と判断できます。
- iniminimanimomo
- ベストアンサー率75% (3/4)
こちらでいつもお世話になっておりますが 患者の立場のものです。 私が歯科医の先生に回答するのも大変恐縮なのですが 破折の可能性はないのでしょうか。 私も他の先生方からの回答で勉強させていただきます。 先生の歯の保存に向けて解決されることを強く祈っております。