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倉橋由美子・高橋和巳のお薦め作品

こんにちは。 「倉橋由美子さん」と「高橋和巳さん」の作品で、一番最初に読むとしたら、どの作品がお勧めですか? ・入りやすい ・長編でない(短編~普通) ・著者のカラーが出ている などの条件にあてはまる作品を教えてください。 本は、量的にかなり読む方です。 軽いものから、重いもの、現代ものから時代もの まで、いろいろ幅も広く読みます。 読んだ感想などもありましたら、併せて教えていただけるとうれしいです。 ネタバレも全くOKな人間なので問題ないです。 (普段、あとがきや解説から読むぐらいの人間です) よろしくお願いします。m(__)m

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noname#7266
noname#7266
回答No.3

2年程前に亡くなった父は、「散華」をよんでいましたね。私としてはお奨めは、やはり「憂鬱なる党派」でしょうか。あの漢文体の重苦しい雰囲気が出版当時の時代に重なっていたのだとおもいます。 当時は「吉本隆明」「井上光晴」「高橋和己」が3種の神器でしたね。 倉本さんは生憎機会がなくて読んでいません。書評では 長編より短編の方受けが良いようですが。

その他の回答 (5)

noname#7266
noname#7266
回答No.6

#3です。 小説ではないですが、当時「孤立無援の思想」という本がありました。おそらく絶版でしょうけれど、高橋 和巳さんの生き様がよく表現されていた様に思います、本の題名からしても。 急になつかしく思いだしたものですから書き加えました。失礼しました。

Hime2001
質問者

お礼

north6さん ありがとうございます。小説ではない本・・・ ノンフィクションな香りがしてなかなかそそられます。 先日「悲の器」が届きました。 まず、字が小さくて「読めるかな」と思いました。(笑) でも、ほんの少しだけ読んでみたところ、みなさんのおっしゃる「硬派」「かたい」感じがすぐにわかりました、読み応えありそうです。この夏、ゆっくりと腰を据えて読もうと思います。 ご丁寧なアドヴァイスをいただき、うれしかったです。ありがとうございました。

  • carmelita
  • ベストアンサー率29% (40/137)
回答No.5

倉橋氏の作品についてだけ回答します、高橋氏のもについては複数のお答えがありますので。 「カラーが出ている」短編としては   「パルタイ」   「雑人撲滅週間」を推薦します。氏のごく初期の作品です。 あと、印象に残っているのは   「亜依子たち」 多重人格者を描いたものです。   「結婚」  昔は文庫で短編・長編・随筆とたくさん読めたのですが、現在はナカナカないようですね。ことに短編集は古書店をあたるとよいかもしれません。 蔵書の一部を物置に移動させたので、手元にないもののなかで正確なタイトルを思い出せないものが多数あり、残念です。

Hime2001
質問者

お礼

carmelitaさん 詳しくご回答をいただき、ありがとうございます。 「パルタイ」は、新品文庫で、「雑人撲滅週間」は 作品集で入手できそうです。 「バルタイ」は「党」という意味なんですね。 あるサイトの書評に「悪夢を楽しみたい方はお読みください」みたいな事が書いてありました。そそられました。 「亜依子たち」「結婚」は、carmelitaさんのアドヴァイスの通り、古本か、作品集でみつけないとダメなようです。探してみます。 ありがとうございました。 

noname#7266
noname#7266
回答No.4

#3です。 誤字がありましたので訂正いたします。 「高橋和己」は「高橋和巳」です。 倉本さんは、倉橋さんです。(倉橋さんすみません) ところでこのご時世に「高橋和巳」とは、 質問者の方は硬派な方でしょか。

Hime2001
質問者

お礼

north6さん ご回答をいただきありがとうございます。 「憂鬱なる党派」、本屋には並んでいませんでした。でもAmazonで注文できそうです。 #1の方が教えてくださった「悲の器」も先日、Amazonで注文しました。 硬派だなんて、とんでもございません。 ただの好奇心です。人がいいと言っている本、評判の本が気になるんです。ジャンルにはこだわらず、いい作品に出会いたいなぁといつも思っています。私にとって読書とは、勉強でも知識のためでもなく、お恥ずかしいのですが、はっきり言って「道楽」です。 教えていただきまして、ありがとうございました!!

noname#14222
noname#14222
回答No.2

高橋和巳氏についてだけの回答になります。すみません。 わたしには「憂鬱なる党派」が面白かったです。文庫で上下2冊ですので、長編はダメと言われたら「わが心は石にあらず」でしょうか。 でもこれも、やっぱり長いですね。 あの世代の、知識人と言われる人びとが「戦後」を生きるとはどんな事だったのか。どのように考え、どれほど矜持を持っていたことか。。。衝撃もありましたが、正直、息がつまるような感覚もありました。

Hime2001
質問者

お礼

mimulaさん ご回答をいただきまして、ありがとうございます。 「憂鬱なる党派」、Amazonで購入できそうです。 「わが心は石にあらず」は、ちょっと新品では難しいのですが、古本でならありそうです。オークションなどでも探してみます。 「矜持」という言葉、お恥ずかしいのですが初めて知りました。プライドですね。 じっくり読んでみようと思います。 ありがとうございました。

  • kikiki99jp
  • ベストアンサー率12% (132/1021)
回答No.1

高橋和巳なら「悲の器」 ひとことでいうと、法的な関係でないものを法で裁くことはできない。しかしひととして裁かれなければならない。 高橋和巳の短編はあまりすきではありません。 蛇足ですが、高橋和巳の奥さんの高橋たか子の「誘惑者」は読みづらいものがあるものの、人間の不合理な内面を描写していてよかったです。

Hime2001
質問者

お礼

kikiki99jpさん さっそく、ご回答をいただきありがとうございます。 『悲の器』少し、調べてみました。 デビュー作ですね。知識人の破滅を書いた作品とありました。こういうのは、興味のあるテーマです。 高橋氏は、ガンで早くに亡くなっているんですね。 今日の帰りに本屋に寄って探してみます。 ありがとうございました。