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仮定の複文を作る「ば」「たら」の使い分け
- 「ば」と「たら」は仮定の複文を作る用法があります。
- 「ば」は順接の仮定条件を表し、未成立の事柄を仮定して条件を表します。
- 一方、「たら」は仮定条件を表し、仮にそうであるならばという確定的な条件を表します。
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No.3, 7, 8です。お礼読みました。 >後件が二者択一か多肢選択かで、「ば」と「たら」を使い分けるということだったのです。 うまく理解できているか分かりませんが、書いてみます。こういうことでしょうか。 25.ショッピングモールができれば、商店街が廃れる この文は、「ショッピングモールができる→商店街が廃れる」「ショッピングモールができない→商店街が廃れない」の二択であると暗に示しています。一般論的で、道理を表すともいえる(レ)バは、論理性が強いので、「前件が成立する→後件が成立する」「前件が成立しない→後件が成立しない」の二択であるというニュアンスがあります。 ※ここからは回答と無関係です。 >「明日になったなら、結果がわかる。」多少無理気味で 「タナラ」については、よく分かりません。この質問から大きく逸脱してしまうので、今後の課題にいたします。 >「と」、「ば」、「たら」、「なら」を同列に扱うには、無理があるようです。 26.柵から身を乗り出すと、危険です。 27.全自動運転が実現するとこんな世界になる。 28.もし自民党が大敗すると、景気回復ができなくなる。 特殊な場合に限られますが、仮定の用法もあります。トは本来、現実に観察される事態を表しますが、その派生用法として仮定もあり得ます。ただし、反現実的な仮想(もし空を飛べたら)はできませんが。 それに、トで表せる文の多くがタラで言い換えられるので、どうしてもトも比較対象にしなければいけません。 29.電車を降りると、汗が噴き出してきた。 30.明日になると、クーポン券が使えなくなります。
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- OKAT
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辞書では、文語・口語で共通する事項については同じ項目で説明しています。ご質問は「口語(現代語)」に関するものと思いますので、回答はその枠内で答えます。 「ば」という接続助詞は「仮定形」に接続して「順接仮定条件」を表します。辞書にあるような詳しい用法は省略します。 分かりにくいのは「たら」が仮定を表すことですが、本来「た」という助動詞には「仮定」の意味などありませんでした。「た」はあくまでも「過去・完了」を表す助動詞です。ところが、なぜ「たら」という仮定形が「仮定」の意味を表すのかというと、考えてみれば当たり前のことですが、「ば」付くからです。「読めば」というのと同じことで「たらば」が本来の形だったからです。この「たらば」が使われている内に「ば」が抜け落ちてしまって「たら」が「仮定」をあらわすという格好になってしまいました。 質問にはありませんが、同様の現象は「ならば」という場合にも起こりました。「なら」は「だ」という「断定」の助動詞の「仮定形」です。これも「ば」が抜け落ちました。 「たら」も「なら」も「たらば」「ならば」が本来の形であったため、「ば」と同様の意味をあらわすことになりました。 なお、「未来の確定条件」というのは、 例 この道を行ったら(=行けば=行くなら)、海に出ます。 のように、まだ行っていないから「未来」ということになります。「行ったら、確実に」ということを意味しています。
お礼
ご回答、ありがとうございました。 それでは「ば」と「たら」は、常に置き換え可能ということになるのでしょうか。 私はそこを詳しく知りたいのです。
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お礼
> 一般論的で、道理を表すともいえる なるほど、そういうことでしたか。ありがとうございます、おかげさまで納得できました。 > トで表せる文の多くがタラで言い換えられるので、どうしてもトも比較対象にしなければいけません 質問投稿後、専門的な参考資料を手に入れました。そこでは条件表現と題して、「たら」「ば」「と」「なら」を扱っています。