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「ものづくり」の定義と概念
地方自治体で技能振興に携わっておりますが、それら事業の原点である「ものづくり」の定義や概念がいまひとつわかりません。 どなたがご回答可能な方、よろしくお願いいたします。
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質問者が選んだベストアンサー
技能振興に携わる役所の方が「ものづくり」をわからずにいて良いのでしょうか? という疑問が湧きます。察するに商工業の指導部門の方かと存じますが、「技術」に対してマニュアル化できない「技能」を位置付けたうえで、製造業の作業員が働く工場を日参するようおすすめします。「ものづくり」において製造業の現場と技能は不可分です。役所の机の上に居たのでは何もわからないと思います。
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- sach127
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製造業のエンジニアをやっていますが最近の理系離れ 製造業離れには危惧を抱いている一人です。 #3さんも言われていますが町工場の存在が 大企業(ハイテク産業)と遠い存在ではありません。 むしろ大事なのは究極のハイテクはローテクによって 支えられていると言う事を理解いただきたいです。 例えば半導体産業には真空を作り出す技術が重要ですが その真空容器を支える精度のいい 「ネジ」・「溶接」・「旋盤」等が不可欠です。 人工衛星の部材は実は大田区の職人が作っていると言う 話もあります、大学の研究設備には必ず自作装置作成の為の 機械工場がありますがいかにいい職人さんをもてるかと言うのが いい研究結果を出せるかの大事なポイントでもあります。 そういった中で職人やエンジニアと言う物作りの仕事が 不人気なのは悲しい事です。 ただ、残念な事に日本という国は製造業の力で力をつけた 国であるにもかかわらず製造業、特に町工場の職人さん たちが高い評価をえられていない事が最も不幸の原点です。 給料も高くなく社会的なステータスも高いわけではないですね、 ドイツのようにマイスターとして社会的なステータスを得ていて 給与面・会社の安定性などにおいてももっと 評価をえてもいい、得なければいけない人たちがいます。 彼らは収入も良くない・安定的な仕事でないにもかかわらず 職人としてのプライドだけでいい仕事をしてくれます。 彼らをもっと評価して後継者を育てていく事 これが、今後の日本の「元気」につながると思っています。
- iyaue
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ご質問への直接の回答にはなりませんが、我が国の数々の政策の争点(イシュー)に「ものづくり」が登場してきた経緯をご理解いただきたいと思います。 主に「ものづくり」という用語が永田町・霞ヶ関で用いられ始めたのは、平成10年以降ですが、その背景としては我が国の製造業の競争力の低下、特に製造業等での事故の多発等といった状況が生じてきたこと、また、その要因として、若年層の製造業離れによる技術の継承の断絶という状況が見られることといった問題意識が広く共有されるようになってきたことが考えられます。 平成11年3月に制定された「ものづくり基盤技術振興基本法」や平成11年12月~12年6月にかけて開催された「ものづくり懇談会」(当時の小渕総理の私的諮問機関)といった動きも、そのような経緯から出てきたところです。 このため、「ものづくり」の厳密な定義は困難ですが、概ね我が国の競争力の源泉であった製造業で、どちらかと言えば「町工場」(大田区や東大阪市などに多い)をイメージしていただければと思います。 (だからといって、もちろんデジタル産業や大手の工場が即座に対象外となるわけではないですが。) あとは、実際の施策展開に際して、質問者さまの自治体の特性を勘案してそれぞれの「ものづくり」施策を打ち出していけばよろしいと思います。その際、#2さんのおっしゃるとおり現場をよく見て歩くことは不可欠です。 参考URLとしては、今年の「ものづくり白書」を挙げておきます。国の施策体系がよくまとまっていると思います。(実際の施策がこれで必要十分かどうかは疑問ですが。)
- hiro1001
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どの地方かわからないので何が特産品かなど情報にかける所はありますが、技能振興ということであれば特産品製作技能と言うことを考えればよろしいのではないでしょうか。 「ものづくり」の概念と言えばかっこいいかもしれませんが、早い話がそれによって飯が食えなければお題目だけでは誰も寄って来ないのです。 「ものづくり」のものを何にするかで定義は変わってくるでしょう。 それはなたの自治体の特質を考えれば自ずと答えが出るのではないでしょうか。 私は地域振興のための案をいくつか持っていますが、それを役所や組合に話しても誰も聞こうとしません。 ですから自分で独自に行うことにしました。 今月始めに展示しましたが、好評を博してます。 私はこれでやる気がなければ何も出来ないことを示したつもりです。 他人の構想を唯否定するだけでは「ものづくり」は進みません。