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ソフトウェア製作費、量産した場合のフィーについて
今まで、制御システムのソフトウェア製作を外注して、まずは1台だけ機械を作り、評判がよければ量産して、拡販できればと考えています。 その際、今の外注業者さんには量産の話はしておらず、1台の製作費を見積もってもらいました。 あとで機械を量産する場合、同じソフトウェアを載せれば良いだけなのですが、一般的にどのようなフィーが発生するのでしょうか? 1000万/台で売る機械、ソフト製作費が100万だとして、フィーの考え方を教えて頂けると幸いです。
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買い取り費用にしても、追加分の1台ごとの費用にしても、全て「契約」で決めます。世間相場なんて、存在しません。 ご質問のようなケースで、2台目が売れる見込みが全く不明の場合には、外注先は開発費・製作費の全額を請求してくるでしょうから、ソフトの全権利を「買い取り」にするのが普通でしょう。外注先は、開発・製作が終わった段階で、経費100万を回収計上して終わり、という形態。もし、2台目以降が売れたら、それはあなたの会社の利益になります。2台目以降が売れなければ、それでおしまい。 外注先が、「これは売れる」と思ったら、ソフトの権利は譲渡せず、1本いくらの「使用許諾契約」にしてくれ、と言ってくるでしょう。その場合、ソフト開発・製作費が100万であっても、交渉次第では1本10万で契約できるかもしれません。 そこは交渉次第です。うまく交渉すれば「販売努力」であなたの会社に膨大な利益をもたらすかもしれませんが、うまく交渉しないと利益のほとんどを外注先に持って行かれるかもしれません。そこはビジネスです。 価格は、10個売れると予想するか、ミリオンセラーになって100万個売れるか、それをどう想定するかによって全く変わります。 ソフトを「1本いくら」で売る場合、ソフト製作費が100万なら、「10台売れる」と予想すれば「10万」(利益や経費を考えると20万ぐらい?)、1万台売れると予想すれば「980円」で売っても膨大な利益が得られるでしょう。 上記のように、ソフトを知的財産権・著作権とともに譲渡して売り切りとするか、知的財産権・著作権波乗とせずに「使用許諾契約」で「年間使用料」を取るなど、対価を得る形態もいろいろあるでしょう。それはソフト外注先も、機械に組み込んで売るあなたの会社も、ソフトを売るという意味で同じ立場です。 さらに、原価を初期の開発費だけを考えるか、10年20年先までのメンテナンスや改良まで考えるか、によっても変わります。「使用許諾契約」の場合には、バグや誤動作に対して「原因調査」や「改修」を行い、継続的・安定的に使用できる状態を維持する義務も生じます。 開発から10年20年先までソフトのバグを改修したり、計算機のOS更新に対応させたりするのは、かなりのコストがかかります。かのマイクロソフトでさえ、WindowsXPのように開発一定期間後には保守・更新を打ち切りますよね。 とにかく、開発費、製作費、保守・改良費、維持費、様々な経費(流通、宣伝、販売、その他)などの「原価」を集計し、その費用を何台・何年で回収するか、ということから契約形態、価格が決まります。 特定の顧客に黙っていても売れるなら高めに設定できますし、たくさん売るために採算度外視で意図的に安く設定する、といった営業戦略も関係します。 いずれにしても、「たくさん売る」ことと「利益を最大にする」こととの関係で、いくらで売るか、買うかが決まるということです。
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- isoworld
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やはり契約次第でしょうね。 量産するときに考えておかなければならないのは、メンテナンスあるいはアフターサービスです。ソフトウェアはバグ出しをやったつもりでも、いろいろな使用条件下で使っていると思わぬ不具合やトラブルが顕在化することがあります。 そのときはどうするかです。ソフト外注業者さんがそこまで面倒を見てくれるのか、ですね。あるいは改善すべき点が見つかってソフトのバージョンやレビジョンを変えたくなったときに、対応してもらえるか、です。 さらにはそのソフトの(外部仕様書などには書かれていない)詳細事項や個別のパフォーマンスを知る必要が生じたときに、そのような問い合わせにどこまで応えてくれるか、です。 それも含めて契約時にアフターサービスのこと(料金も含めて)を詰めておくことですね。それが幾らの金額なら妥当であるかも、取り決め(交渉)次第です。 なお、印税はふつうは10%で、源泉徴収されて手元には9%ほど来るのが一般的です。
- t_ohta
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外注時の契約条件次第です。 ソフトウェアの著作権を含め全ての権利を買い取る契約にしておけば、1台だけ作ろうが1000万台作ろうがソフトウェア製作会社に追加費用を払う必要はありません。 全権利を買い取る費用が払えないのであれば、製作費の他に製造1台当たりいくらの使用料を支払うとか、1000台製造毎にいくら払うといった段階毎の使用料支払いの契約を結ぶ必要があるでしょう。 また、後からバグが見つかった場合の改修費用の負担等に付いても契約で明確にしておいた方がいいと思いますよ。
補足
早速有難うございます。 使用料を払う場合、相場はあるのでしょうか? たとえば、本を出版した場合、著者には5~15%くらいらしいですが。 諸条件あっての数字だとは思いますが、何か参考になる数字がわかれば助かります。
お礼
ご丁寧に教えて頂き有難うございました。 分かりやすく説明頂いたので助かります。