安く上げるためには、それなりに勉強が必要です。
法務局のHPに登記申請のひな型があると思います。
公証役場(日本公証人連合会)のHPに定款のひな型があると思います。
だからと言って、安易にひな形通りに作っても、最低限のものしか作れません。
素人作成ですと、事業年度や事業目的を安易に設定しがちですし、役員や本店所在地なども同様です。
定款や登記の内容というものは、税務にも影響する可能性のある者です。
変更となれば新たな手間がかかりますし、登記まで変更しないといけないともなれば、登記の費用が新たにかかることにもなります。
起業本などでもある程度勉強できると思います。
安くて早いなどとして、インターネットだけで進めると、痛い目にあいますので、ご注意ください。
定款の作成や目的では、私が参考にしているサイトを参考URLに記載しました。
本当に安く済ませたいのであれば、電子定款をおすすめします。
合同会社は、定款の認証が不要と言われますが、印紙税は不要とされていません。
原始定款に収入印紙は必須となっているはずです。
公証役場を経由しないがために収入印紙なしで手続きが進んでしまうかもしれません。しかし、後の税務調査などで印紙を貼っていないことがばれれば、3倍の過怠税?として罰則の税金を取られてしまいます。高い罰だと思いますので、最初から電子定款による印紙税の課税文書とならない形にしてしまうほうがよいでしょう。
古いサイトなどでは、電子定款にするためには高額なソフトが必要などとされることが多いですが、お試し版ソフトなどを利用した方法などもあるかと思います。電子定款を印刷する分には、印紙税は不要ですから、手続きに困ることはないでしょう。さらに、設立後に定款を変更した場合には、印紙税が不要だったはずですからね。
資本金ですが、現物出資ということも可能ですし、資本金の制限がないわけですから2円の資本金でもよいでしょう。現金2円用意できないわけないでしょうからね。
ただ、資本金は何かと書かされることが多いものです。
私は合資会社でしたので、登記簿謄本(登記事項証明書)に資本金額はありませんでしたのでまだ良いですが、合同会社は登記簿謄本(登記事項証明書)の記載事項だったはずです。
私が会社設立する方にアドバイスする際には、旧制度の慣習が残っていることからも言えるように、有限会社の300万円と同じ程度の資本金設定をおすすめしています。それ以下ですと、せっかく法人にしても、個人事業と変わらないといわれかねませんからね。
現物出資として、自動車などを資本としてしまえば、それなりの金額の資本金にできることでしょう。
ただ、設立諸費用などを計上してしまうと、いきなり借金をした形になってしまいますので、手続き費用や最初に必要となる支出に相当するお金ぐらいは、資本として入れたほうがよいと思いますね。
お礼
大変、詳し良く教えていただきまして、知らないことも多くあり、随分、参考になりました。 ありがとうございました。