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とあるライトノベルのタイムスリップについて
タイトル通り、とあるライトノベルのタイムスリップについての質問です。 そのライトノベルでは過去にタイムスリップするのですが、そのタイムスリップによる影響は歴史が上書きされるタイプのものか、ドラゴンボールみたいな平行世界が生まれるタイプのものなのか説明がないのでわからないのです。 推測できそうな描写は長生きなキャラが過去に遡った主人公達の存在や行動を知っていたということぐらいなのですが、これだけではタイプの特定は無理でしょうか? 無理ならばまた読む時にタイプを特定するためにどういうシーンを注意して読むべきなのかを教えていただけないでしょうか。
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- coai
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>ドラゴンボールみたいな平行世界が生まれるタイプ 実はドラゴンボールを引きあいに出すとおかしくなる。 たとえば未来から来たトランクスがセルゲーム後に未来に帰った際、元の未来(トランクスの出発した未来)に戻ったわけだが… 本来であれば、セルの驚異を退けた後にタイムマシンで帰ったのだから、平和な未来に辿りつかなければおかしい。 あのタイムマシンには、タイムマシンという名前ながらもパラレルワールド間移動もできる機能が実は搭載されていたとでも考えるしかない。 ともあれ、平行世界が生まれるタイプのタイムスリップに関して考える際には、まずはタイムパラドックスに言及する必要があると思う。 いわゆる親殺しのパラドックスが有名。 過去に遡り、自分の親を殺した場合どうなるか?という設問。 ○どうやっても殺す事に失敗する、なぜなら殺す事に失敗した未来から来たのだから。 古典的なタイムスリップ物ではこのように処理される事がある。 有名なところでは映画ターミネーターの第一作目が、このパターンだ。 歴史は改変できない。 そもそも未来からの訪問者(この場合暗殺者+それを阻止する者)が来る事さえも、歴史として最初から折り込み済みである。 「未来からの訪問者が来た」という歴史を持った未来から来た…というややこしい話である。 ○親を殺す事が可能、未来に影響が出る おそらく、これが質問の「歴史が上書きされるタイプ」だと思われる。 パラドックスが発生するが、パラドックスをどう処理するかが問われる。 パラドックスをただ単に無視するだけという話もないわけじゃない。 パラドックスを解消するために、なんらかの理屈(屁理屈)を付ける場合も多いが。 映画ターミネーターの2作目以降が、このタイプの設定に変化している。(パラドックスを無視するパターン?) 屁理屈パターンで有名なのがドラえもん。(東京から大阪まで移動する際に、どんな乗り物を使ってもウンヌン) さて、「平行世界が生まれるタイプ」は結局のところ上記『親を殺す事が可能、未来に影響が出る』タイプの、処理バリエーションです。 パラドックスをどう処理するかが問われた結果、影響を受ける未来はあくまで平行世界なので、元の未来には影響ない。 だからパラドックスは発生しないという理屈なわけです。 ※映画ターミネーターの2作目以降はパラドックスを無視しているのではなく、(作中では説明されていないが)平行世界パターンに変化しているとする方が正しいかも。 >推測できそうな描写は長生きなキャラが過去に遡った主人公達の存在や行動を知っていたということぐらいなのですが、これだけではタイプの特定は無理でしょうか? 正直言って、この情報だけではそもそもの大前提、歴史が改変可能か否かという分類さえも不明です。 改変された結果『過去に遡った主人公達の存在や行動を知』るようになったのか、実はタイムスリップが起こる前から『過去に遡った主人公達の存在や行動を知っていた(が作中で描写されなかっただけ)』なのかさえ判りません。 もしかすると、作中で『タイムスリップ前には主人公達の存在や行動を知らかなった』という描写があって、歴史の改変が可能だという設定だと判っているのかも知れませんが。 >無理ならばまた読む時にタイプを特定するためにどういうシーンを注意して読むべきなのかを教えていただけないでしょうか。 タイムパラドックスがどう処理されているかでしょうか。 もしタイムパラドックスに関する描写がない場合には、どうやっても判断できないかも? たとえば、映画 戦国自衛隊はパラドックスに関する描写はないので判断できない…はず(うろ覚え)。 ※歴史を改変することで歴史の復元力により元の世界に戻れるに違いない、という描写はあったと思うがただの作中人物の推測に過ぎなかったような… あるいは、先にも書いたように映画ターミネーターの2作目以降は単にパラドックスを無視しているのか、それとも平行世界のパターンなのか、作中証拠だけでは判断できない。 合理的に解釈するなら平行世界のパターンだが、それが制作者意図通りの解釈かどうかは判らない。 あるいは、バック・トゥ・ザ・フューチャーでは、その第一作目で過去世界において主人公マーティの存在が消滅しかけます。(手が透ける描写) タイムパラドックスの影響が時間旅行者本人に影響するという事は、平行世界のパターンではあり得ないと判断できます。 長々と書いたのでまとめてみると… ・平行世界パターンの考え方はタイムパラドックスを解消するための設定なので、(バック・トゥ・ザ・フューチャーのように)タイムパラドックスに基いたなんらかの描写があれば平行世界パターンではないと判断できる。 ・タイムパラドックスが発生するような状況なのに、作中描写でパラドックスに則した描写がなければ平行世界パターンなんだろうな…と推測するのが合理的。(ただし作者が単にパラドックスを無視しただけという可能性も捨てきれず) ・タイムパラドックスが発生しないような状況でのタイムスリップなら判断できないし、判断する必要もない。あくまで、平行世界パターンの考え方はタイムパラドックスを解消するための設定なので。 ・「歴史はどうやっても改変できない」というパターンの存在を忘れていますぜ、旦那。 とりあえずこんな感じでしょうか。
お礼
返事が遅くなって申し訳ありません。 ありがとうございました。