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小説について

初めて山田悠介さんの小説を6年生の時に読みました。 その小説がリアル鬼ごっこです。 始めは題名に惹かれ読みました。 読んでみると面白かったんですが、友達に小説を批判 されました。もっとマシなの読みなよ~笑笑 的な事を散々言われました。 私はこのような素敵な作品が批判され嫌でした。 なので、友達に何処が嫌なの?と聞くと 文章力のなさと最後の結末に納得しないと言われました。 ネットでも叩かれてる事が比較的多い?らしいですが 皆さんはどう思ってますか? 私はこの作品を国語の時間に紹介しようか 悩んでます(>_<)

みんなの回答

  • osaji-h
  • ベストアンサー率60% (412/683)
回答No.1

「面白いけれどひどい小説」だなと思います。 「全国の佐藤姓が処刑から逃げ回る鬼ごっこ」という単純なアイデアはいいのだけれど、あまりの文章力のなさと、ツッコミどころ満載の設定と展開…。 その一般的な評価はAmazonのレビューをざっと読めばわかるでしょう。 http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4835525795/ref=cm_cr_dp_see_all_btm?ie=UTF8&showViewpoints=1&sortBy=bySubmissionDateDescending 自費出版された文芸社(自費出版の作品を広く募集している出版社です)版から、幻冬舎で文庫版が出版された際には編集者によって大幅な修正が行われていますが、それでもまだひどい文章です。 中学校(ですよね?)の国語の授業で紹介するなら、読んだことのある人・知っている人から失笑が漏れるでしょう。 それでも、この『リアル鬼ごっこ』という小説(とも本当は呼びたくない駄文)を紹介することには意義があります。 それは、文芸社版で100万部も売れたという事実、作者の山田悠介がその後も“小説家”として多くの作品を発表している事実です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E6%82%A0%E4%BB%8B そこには、文章が下手だろうと、意志の力と自費出版という手段の選択により小説家として世に出ることを実現した、ある種のサクセスストーリーが見られます。 批判するだけで自分は頭も労力も使わない人よりも、批判を恐れず荒削りでも“作品”として発表する勇気と行動力において優れています。 『リアル鬼ごっこ』という内容を想像させやすいタイトル、佐藤姓をターゲットにする鬼ごっこというわかりやすい着想も注目すべき点です。 さらに、文章力はなくても日本語として読み進めることが可能だと証明している点でも、国語の授業で紹介する意味があると思います。 山田悠介に画力があれば、たぶんマンガで発表していたでしょう。 映像面での能力があれば映画か、ドラマなどの脚本の形にしていたでしょう。 しかし創作の手段がなく、下手でも小説にするほかなかった。 このことは、文章はコミュニケーション手段のうち最も平易なみんなのためのもので、何も堅苦しく難しいものではないという、学校の“国語”に対するカウンターパンチだと呼べるかもしれません。