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TPPの影響について教えて下さい。
安部政権によりベアなど多少の賃金上昇、中小は別にして特に大企業などには普及してると思われます。 そこにTPPが加わる訳ですが、この効果による日本経済の予想が今一つ?なんですが、どのように見てますか?(将来の予測です)
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関税は貿易弱者を税金というハンディをつけて保護するものです。それが撤廃されることは強い者には嬉しいことです。日本の輸出産業はより強くなるし、弱い農業は打撃を受けるでしょう。 アベノミクスはデフレ脱却を目的にした円安誘導政策なので、輸出産業はますます利益を上げることになるでしょう。日本においては工業品目の輸入関税はほとんどないので、工業製品の悪影響は少ないでしょう。消費者は農業分野に輸入関税が無くなることには有利です。すぐに関税が無くなるわけではないので、すぐに恩恵を受けるようなことはないでしょう。しかし、農業などは長い視野で見るのですから、後継者問題などて大きな痛手を受けるでしょう。農業を強くするために企業参入が叫ばれることになるでしょう。 結果的には強い者はもっと強くなり、弱いものは自然淘汰されるのです。総合的には経済は良い方向に動くことになると思っています。その中で、個人の仕事も影響を受けて変化し、強い産業の仕事に移ってゆくことになります。
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- dragon-man
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TPPは関税、非関税障壁撤廃を目指した経済のグローバル化が目的です。グローバル化の波に乗れる産業にとっては福音ですが、そうでない産業(例えば農業)には災厄です。日本経済にとって、そのプラスマイナスがトータルでどうなるかはやってみないと分かりません。プラスと見る連中は賛成ですが、そうでない人たちは反対です。でもグローバル化は時代の大きな流れなので、これを止めることは出来ないでしょう。 最近、グローバル化自体が経済成長にとって良いことか悪いことかという議論があります。グローバル化に反対する人たちは、グローバル化は経済成長をもたらさない。かえって悪化させる。即刻やめるべきだという意見です。歴史的にグローバル化の時代が2回ありました。最初は1870年から1914年の第一次大戦まで、二回目は1980年代から今に至る時代です。最初の時のグローバリズムの覇者はイギリスで、今はアメリカですが、そのいずれもがグローバル化の進展に連れて勢いをなくし、低成長に陥り、覇権を失っっています。1960年から80年までの20年間、先進国の経済成長率は3.2%でしたが、80年から2010年の20年間はわずか1.8%と半分に落ちています。つまりグローバル化は経済成長に繋がっていないのです。これがグローバル化反対の理由です。 日本はTPPで勢いづく企業や産業はあるでしょうが、日本経済全体としてはトータルマイナスで、良いことはないでしょう。これはアベノミクスとは関係ありません。
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ご回答ありがとうございます。 マクロ的にな視点ではマイナスの可能性があり得るということですか・・・ ミクロ的には勢いづく企業というのが味噌になる訳ですね、ある程度似た見解でしたがマクロに置いてはなるほどという感じでした。参考になりました。ありがとうございます。
お礼
なるほど、詳しくて分かり易かったです。 ありがとうございます。