「おひさま」の若尾文子さんについて
NHKの「おひさま」、現代の陽子を演じているのが若尾文子さんって、どう思いますか? 私は若尾さんの顔つきも喋り方も、どうも陽子イメージに合っていないように思えて、未だに違和感が消えません。
陽子は「太陽のような女性」な訳ですが、そもそも「太陽のような…」って? 脚本家は、どんなイメージの女性として陽子を描いているのか…
先日、朝日新聞の記事に、若い頃の陽子を演じる井上真央さんのインタビュー記事が載っていました。
『 ヒロイン「太陽の陽子」は「おひさまのような笑顔で周囲を明るく照らし続ける」役どころ。 その本質を「受け身」と表現する。 「朝ドラらしい元気で前向きな人は、(親友の)育子さんや真知子さんのように周りにたくさんいる。 陽子はその人たちと泣いたり笑ったり、喜んだり、悲しんだり。 珍しいですよね。 いい意味で太陽のイメージが変わりました」 』
↑これが、井上さんが解釈するところの陽子のイメージ。「太陽のような人」って、一般的には「底抜けに元気で明るく、積極的で…」という感じかもしれませんが、それは育子や真知子であって、陽子は積極的(能動的)というよりも、むしろ受動的。相手をあるがままに受け入れ、優しく包み込む…ということなのでしょう。
実際、このドラマの脚本家も、そういうイメージの女性として陽子を描いていると思います。そして、井上真央さんは、顔つきも声も優しくて可愛らしく、そんな陽子のイメージにピッタリ!
一方、若尾文子さんは? 若尾さんは美人だし、素敵な女優さんです。でも陽子のイメージに合うかというと…合わないと思うんです。顔つきにも、声・喋り方にも、相手を優しく包み込む柔和さというものがなく、気が強くてハキハキしてて、ちょっと皮肉屋のおばあさん…という感じ。どちらかというと、陽子ではなく、樋口可南子さん演じる徳子(陽子のお姑さん)のイメージに近いと思いませんか?(ちょっと違うかな?)
高齢になった陽子のイメージに近いのは、八千草薫さんとか吉永小百合さんとかではないでしょうか? (…吉永さんは、ちょっと若すぎるか)
皆さんは、「おひさま」の若尾文子さんについて、どう思いますか?
お礼
皆、声には個性があるとは思いますが、どの役を演じても同じ発声の同じ声というのは芸がなさ過ぎると思いますね。顔も同じ、声も同じ、役者さんも大変でしょうが、「古田新太」なんかどんな役でも演じますね。