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日本の金融緩和って、米国と比較すると?
日本の金融緩和って、米国と比較すると? どれぐらいの差があるんでしょうか? QE3?とかアメリカ金融緩和やめるんですか?そろそろ。 日本の金融緩和はいつ辞める予定なのでしょうか? アメリカの方がじゃぶじゃぶ刷っている気がしますが、日本はそれに対してどれぐらいの金融緩和なのでしょうか?
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金融緩和の規模や水準を評価には、 中央銀行(日本なら日銀=日本銀行、アメリカならFRB=連邦準備銀行)の バランスシート(総資産残高)を見るのが1番です。 日本の場合、日銀はリーマンショック後の2011年から約2年間で、 バランスシートの規模を対国内総生産(GDP)比27%から33%まで 6ポイント拡大させています。 これらのほとんどは、国債の買い増しなど金融緩和政策の実施によるものです。 日銀のバランスシートはリーマンショック以前から、 おおむねGDPの2割ないし3割の水準で推移していました(2000年~2008年までの 平均値)。 これは国際的に見ると断トツの規模で、 アメリカのFRBやヨーロッパのECB(欧州中央銀行)をはるかに上回るものでした。 一方FRBのバランスシートは、2011年からの約2年間で、 対GDP比17%から19%まで2ポイントの拡大にとどまっています。 2011年の6月には、FRBのQE2(量的金融緩和政策第2弾)が終了しています。 その後、日銀は黒田総裁が異次元金融緩和(量的・質的金融緩和)に踏み込んで 国債を大量に買い増した結果、2013年の末には、 日銀のバランスシートは対GDP比で40%前後まで膨らむことになりました。 一方FRBは、アメリカ国内の雇用情勢の悪化を受けて、モーゲージ担保証券(MBS)や 国債を大量に購入するQE3(量的金融緩和政策第3段)の実施に踏み切り、 その結果FRBのバランスシートは、2013年の末時点で対GDP比30%強にまで膨れ 上がったものの、日銀のバランスシートの規模には及びませんでした。 現在はアメリカの景気回復を受けて、FRBはテーパリング(金融緩和の縮小)に 動いていて、今月開かれる政策決定会合でQEは終了する予定なので、 日米の中央銀行のバランスシートの差はさらに拡大することになます。 日銀が現在行なっている金融緩和を終了する見通しはまったく立っておらず、 むしろ年末に控える消費税の10%への引き上げ決定に合わせて、 景気対策としてさらなる追加緩和が行なわれるのではないかという見方さえあります。
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- area_99
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日本はインフレ目標が2%になるまでやります。
お礼
ありがとうございます。
- dragon-man
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米国ドルは世界で唯一の基軸通貨です。ドル札をいくら刷ってもインフレにはなりませんが、円やユーロは違います。一定の限度を超えるとインフレ、もしくはハイパーインフレになります。日本の金融緩和はあくまでもその限度内でしかできません。アベノミクスはその範囲内でやっていることです。
お礼
ありがとうございます。
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