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日本がスマホやタブレット競争に敗北した理由

ポケットサイズの電子機器は日本の得意分野なのにアメリカや韓国のメーカーに勝てなかった理由は何でしょうか。 オンライン音楽ストアでも日本のサービスだけに曲を提供すれば国内では勝てていたはずなのになぜか外国のサービスに音楽を差し出しています。 詳しくなくてニュースも追ってなくて負けた原因がわかりません。 教えてください。

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  • lv4u
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回答No.1

>>ポケットサイズの電子機器は日本の得意分野なのにアメリカや韓国のメーカーに勝てなかった理由は何でしょうか。 何かの本に書かれていましたけど、iPodをばらしてみたら、ほとんど日本の持っている技術で作れていた、というか、日本の技術無しには作れなかったはずだとありましたね。 例えば、世界に知られたソニーは、トランジスタ・ラジオやウォークマンという小型の製品を世に出しました。が、日本の家電企業は、ここ数年で、ソニーに限らず、パナ、シャープ、パイオニアなど一時期に比べて、大きく凋落しました。 なぜ負けたのか?それは、市場の要求、あるいは、顧客の要求を第一にせず、技術重視(新技術で、こんな凄いものができたんだぞ!と自画自賛)、カタログスペック重視(ユーザが使うことも無い機能をてんこ盛り)と、役員たちの自己保身(製品が売れず、赤字になっても、赤字の原因追求、売れない理由を追及せず、自分たちが役員報酬を満額受け取って、無事、退任することを第一にしていた)に走っていたからといえるでしょうね。 また、NHKの黒田勘兵衛のような軍師というか、半年レベルの短期的販売競争の勝敗ではなく、数年先を見据えた長期戦略の絵を日本企業が描けなかったというのも大きな理由だと思います。 フランスが、ドイツ軍の侵攻を防ぐ目的で、鉄壁のマジノ要塞を作って守備を固めたら、ドイツ軍は、その要塞を迂回してフランスに攻めこみましたし、たとえば、大東亜戦争で、日本軍は、南洋の島々に守備隊を配置していました。「これだけの島を守っていたら、アメリカは攻略に苦労するだろう」と思っていたら、米軍は飛び石作戦で、要所となる島だけを選んで攻略しました。 まあ、相手が、「こんな方法で攻めてくるから、それにたいする守備や攻撃は万全!」と思っていたら、もう1段、2段ほど高いレベルの戦略を海外勢が考えて攻撃してきたわけです。 とはいえ、その攻撃に対応する時間も日本企業には、あったはずですが、その対策をとると、「自分(たち)が責任問われて、今の地位が奪われる、権力と報酬が減る!!」ってことを考える人たちばかりになり、真剣に会社の未来・利益を考えた人たちは、抵抗勢力によって「左遷、リストラ、会社に絶望して退職に追い込まれた」ということで、傷口が拡大し、有効な反撃もできないまま、じり貧になって現在に至ったのだと思います。

noname#198358
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  • phj
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回答No.6

まず、スマホと言えばiPhoneですが、他の方も書かれているとおり、日本の技術水準からすれば、なんにも難しい技術は含まれていません。 ですから東芝の技術者がiPhoneを分解して「なんだ、これならうちは幾らでも作れる」と発言し、会社の幹部が「だったらなんで、iPhoneの前に発売できなかったんだ!」と激怒した、という話があります。 「なぜ日本ではiPhoneを作れないのか」 それは技術を過信しすぎて、消費者がほしいと思う、ぎりぎりのバランスのもの(コストや技術がうまくバランスしているもの)を作る能力に欠けているからです。 ソニーがウォークマンやテレビを出し、日本の製品が売れていたのは「最先端技術」にお金を払ったからです。しかし、今ではブルーレイとDVDの違いや、普通の液晶と4Kテレビの違いは「お金を払うほど」の違いを感じることが少なくなってきており、そのため「使いやすい」とか「使って気持ちが良い」という、技術以外の価値にシフトしてきているのです。 スティーブ・ジョブスは「多くの場合、人は形にして見せてもらうまで、自分は何が欲しいのかわからないものだ」と述べていますが、まさにジョブスはそれらを人々よりも先に見通す天才であったといえます。 しかし逆をいえば、彼ほどのカリスマとわがままがあってこそ、ぎりぎりのバランスの最新流行のものを作り出せるといえますので、日本の企業のように合議ですり合わせていく企業では、そもそもiPhoneは作れなかったでしょう。 これが第一の理由です。 第2の理由は、iPhoneはともかく、韓国や中国製の製品に負けた理由です。 ちょっと携帯から離れますが、5年ほど前に日本でティファールの瞬間湯沸しポットが大流行したときがありました。 コーヒー2杯程度のお湯が1分で沸く、ので手軽にお湯を利用できるのがヒットした理由でした。 では、日本で同じものが作れないか?これもiPhoneと同じで日本なら簡単に作ることができました。事実、ティファール製が大流行したすぐ後に象印などが同じようなものを作ったのですが、ヒットすることはありませんでした。 なぜなら、日本製は転倒時にお湯がこぼれないようにする仕組みとか、湯沸しし過ぎないようにする安全対策などにお金をかけすぎて、ティファールほどスタイリッシュでもなければ、値段も高い(大体2倍ぐらい)ものになってしまったからです。 また、最近ではロボット型掃除機もまったく同じ構図で、米国アイロボットの製品が7割のシェアをもっていますし「仏壇にぶつかってローソクで火事になったらどうする」のような安全対策(と責任問題)に終始して、いまだに製品を出せない会社もたくさんあります。技術的には日本のメーカーであれば大手は問題ないにも関わらずです。 安全対策は「企業の良心として社内基準で定めている」ようですが、それが「消費者の求めるもの」とズレが生じてきているのです。 スマホやタブレットなども同じです。中国製のタブレットなどは出来がものすごく悪いものもありました。しかし1万円で買えて、それなりの使い方をするには「十分」なものも少なくありませんでした。 ましてや、途上国では値段が安いことが重要です。全世界で売るからこそ、利益が得られ、競争に勝てるのです。 日本製は「防水」だったり「音が良い」だったりと、いらない(人もいる)スペックをつぎ込んで結果として高いものしか作れないために、日本国内はともかく海外でシェアを得ることができないのです。 これが日本製が海外でシェアを伸ばせない第2の理由です。 オンライン音楽ストアで日本が負けた理由は、アマゾンなどと同じです。 簡単に言えば使い勝手が悪かった、ということです。 たとえばiTunesは、アメリカやヨーロッパのレコード会社と協議し、最初からほぼ完全な形でオンライン音楽ストアを提供することができました。アップルは、それまで音楽著作権に関係した仕事をしていないので、すべての会社と同じ条件で話し合うことができたからです。 しかしソニーは自前で音楽会社を持ってたため、自社に有利な展開を考えていました。アメリカでも出遅れたのですが、その二の舞を踏まないように、特に日本国内では周到な根回しをしたようです。 しかし、それ以外の日本の音楽関係会社はソニーとiTunesを比べます。世界のシェア、日本のシェア、そこから入ってくる手数料などです。 当然ながら、アップルのほうはipodも売れており、手数料も良かったのでしょう(このあたりは推測です)世界的なシェアがありますから、日本の楽曲を海外にそのまま売ることもできます。 このようなメリットをソニーやパナソニックは作ることが出来なかったのが敗因であり、ハードしてのiPodの独走状態を許してしまったこと、自前で音楽会社を持っていて身動きが取りづらかったことなどがありますが、いずれにしても「対極を見据えた戦略」なミスしているといえます。

noname#198358
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  • dragon-man
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回答No.5

ノキア、アップルに日本が負けた理由と、サムスンに負けた理由はまったく違います。皆さん言われるようにノキア、アップルには新しい発想、革新性で負けました。そういうものが日本の大手のIT企業にはまったくなかったからです。今もありません。それが敗因です。 でもサムスンは違いますよね。サムスンには新しい発想も革新性もありません。その点は日本企業以下ですが、模倣品を本家よりいち早く安く作る。それで世界のシェアを握る。その一点で大成功しました。日本企業はこれも出来なかったのです。これは革新性より経営判断の問題でしょう。ギャラクシーはiPhoneのクソ真似ですが、そう言う戦略をトップダウンで行える。それで市場シェアを上げる。半導体やテレビで日本を席巻した理由です。 日本が見習うべきはノキア、アップルであり、決してサムスンを真似てはいけません。じり貧になるだけです。サムスンはさらに模倣がうまく、より安く作れる中国に追い上げられています。近々破綻するでしょう。

noname#198358
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  • cse_ri2
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回答No.4

簡単にまとめると、頭の固い大手企業がのさばっている日本の家電業界に、革新的なシステム(個々の製品じゃないよ)を生み出すことは、組織的な力学上不可能です。 唯一可能性があったのはソニーだけど、プレステ作った久夛良木さんを追い出した時点で既に未来は閉ざされました。 Googleにせよアップルにせよ、ベンチャー企業です。 ぶっ飛んだ発想をするジョブスとか、ぶっ飛んだ発想をする社員を使って事業を起こすグーグルのような企業文化がないとできないんですよ。

noname#198358
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  • parts
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回答No.3

質問者様は、これはいけると思ったときに、どうやって攻めるでしょうか?じっくり時間を掛けて、陣形を整え、攻め込むか・・・それとも、優秀な人材だけを突っ込ませ、後から来るもので周りを包囲するか・・・。後ろの部隊は、別に任せ、その場で近場の部隊とくっつき戦うか・・・。 これは、いくつかの兵法です。日本と韓国は形は違いますが、兵法がワンパターンであるのは、確かでしょう。 Q/ポケットサイズの電子機器は日本の得意分野なのにアメリカや韓国のメーカーに勝てなかった理由は何でしょうか。 A/米メーカーと言えばAppleでしょうか、Googleはもともと生い立ちが違いますので、対象にするのは難しいでしょう。 一言で言えば、日本は大手企業が強すぎるのです。 その割に、市場が縮小しており、若者は起業をためらう傾向が強い内向きな社会ですから、勝てない。というか、最小から勝負をしようともしていません。 尚、日本の技術が多く使われていたから、日本なしにはというのは、実は日本のエゴですよ。 確かに、日本のメーカー品は当時多かったとされますが、既に大半は鴻海精密工業などでも作れるレベルでした。iPhoneやiPodなどは、日本との関係が強いメーカーが設計できたからこそ、日本メーカーの部品が中心だったと言えるでしょう。 米国企業に劣っている理由は、日本の土壌では、大手企業が数社で市場が飽和することと、小さな企業が誕生するきっかけがあまりないためです。要は、なんだかんだいっても、優れた統率力があろうが何があろうが、多くの人は大手に就職して、大手で生涯を終えるのです。結果的に、新しい技術土壌が生まれにくい傾向があります。 成長期であれば大手は拡大投資を積極的に行っていたため、効果的な新商品戦略ができましたが、それが負のスパイラルに入ったことで、減退したと言えます。 そして、それに大きな影響を与えたのは、Googleのような企業、インテルやQualcommのような企業がないことです。日本は特化型(垂直型)の企業が極めて少なく、しかも特化型に移行する頃には既に、親会社である大手企業が見放し、経済産業省などが主導するファンドなどとの共同出資という脆弱な環境で旅立ちます。当然、新技術開発は、元気な時に切り売りされる企業に比べて、弱まります。 これは、日本企業の生産性の低さでも指摘されており、時間外が多く賃金の高い正社員と揶揄されることもあります。(本来は、賃金が高いことはよいが、時間外で賃金を補填するより、時間内で仕事を完遂できる会社の方が有能であり、将来性があります) この辺りは、一部管理者なら胸に手を当てるとズキンと痛むかも知れません。 ものを生み出すには、ものが売れるために必要な環境と、人材、そしてやる気が必要です。今の日本の企業は、利益を最小限生み出すために、努力はするが手を打つときは、元気な部分を分社するのではなく、腐りかけを渋々切る体質なのです。 本来は、元気な間に分社し、双方で攻めるというのも手なのです。そして、それで消滅する企業があれば、今度は別の芽が新しい支えになります。Googleなどは、そういう環境で成長する企業です。Appleはそれとは違い、優秀なリーダーが選んだ商品力と発表方法が成功を勝ち取っています。 ちなみに、 「オンライン音楽ストアでも日本のサービスだけに曲を提供すれば国内では勝てていたはずなのになぜか外国のサービスに音楽を差し出しています。」 というのは、実は日本が失敗した方法です。日本が日本のサービスのために、日本の楽曲でサービスを最初は開始したのです。しかし、海外はそれとは真逆に、売れる事業者にレーベルが楽曲を提供するようにして、レーベルも盛り返したのです。それに、気がついたときには、日本が世界に打って出るのは難しくなりました。 何故日本がそうなったかというと、日本はレーベルで独自に囲い込んでそれをしようとした結果です。タイトルは増えないくせに・・・。となります。海外は、Appleなどのメーカーが、レーベルと契約し、売ったのです。ポータルで売ることで、売れるのです。 これが、保守的な日本の弱さです。売上げを守るために日本だけ、日本独自というスタンスでやったら、裏目に出ることがあります。逆に、旅行など日本に来てもらい日本の格式や文化を見る場合は、これがアドバンテージとなります。昔は、日本だけで日本企業は儲かっていましたけど、これからは企業の多くは日本では売れないのです。だから、海外に出る必要がありますが、そもそも海外でも売れないから、日本での品質も下がり、海外でも売れない。人件費を切るといった連鎖を行っています。 しかし、本来は元気な会社ほど分社や事業の縮小などをして、整理し新しい企業の誕生を加速させることをしないと。スマホタブレットとは言わず特に家電系とインターネットビジネスでは、かなり不味い結果になるでしょう。既に地図はGoogleMAPですから・・・

noname#198358
質問者

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ありがとうございました

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.2

日本の失われた20年とかち合ったのが原因だと 思われます。 あれで、積極的経営を控え、守りの経営に入って しまい、何事にも消極的になったのが根本的 原因じゃないですか。 ソニーがその典型です。 日本がどんどん小さくなっていく時期に、重なった からでしょう。

noname#198358
質問者

お礼

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