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オスプレイ 型式の由来
オスプレイの型式の由来をお願い致します。 普天間飛行場に従来のCH-46の代替としてMV-22を配備することになったらしいですが、 他にも、V-22>米海兵隊向けをMV-22、米空軍向けをCV-22 MV-22B と色々あるようです。 V MV 22 CV B の意味をお願い致します。
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Vは垂直離着陸機(VTOL)の「V」です。 V-22で「22番めの垂直離着陸機」を意味します。 その前に付くMは多目的機を意味します。 MVなら「多目的機」、AVなら「攻撃機」、CVなら「輸送機」になります(例えば、ハリアーは「AV-8」になる) 本来、海兵隊用のは輸送機なので「CV-22」になる筈ですが、海兵隊は海軍と一緒に行動するので、海軍で使っている、空母を意味する「CV」と混同するので、「MV-22」になりました(海軍ではCV-22は「空母インディペンデンス」を意味する) その代わり、本来MV-22になるはずだった空軍特殊部隊向けの多目的型がCV-22と名付けられています。 最後のBは、同じ設計番号の中でどのシリーズに属しているかを示すアルファベット。必要な場合にのみ付けるので、最初の設計の物には付かない事が多い。同じ設計で二つ目のシリーズに「B」、3つ目のシリーズに「C」と付いたりする。 詳しくは 軍用機の命名規則 (アメリカ合衆国) - wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E7%94%A8%E6%A9%9F%E3%81%AE%E5%91%BD%E5%90%8D%E8%A6%8F%E5%89%87_(%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD) を参照してください。
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- HAL2(@HALTWO)
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A No.1 No.2 HALTWO です。 MV22 の M は Marine (海兵隊) 向け機種と書きましたが、Multi-Mission の誤りですねm(_ _)m。 ……で、空軍向けの CV-22 は強襲作戦などの特殊任務向けに配備されており、訓練内容も過酷で或ることから MV-22 よりも遙かに事故率が高くなっているのですが、同様の使われ方をしていた MH-53 Pave Low も同じぐらいの事故率になっていましたので、CV-22 の事故率の高さは機体の危険性に因るものではなく、危険性の高い訓練を実施しているためのようです。 また、沖縄には数十人、数百人単位の海兵隊しかいないような事を書きましたが、実際の部隊単位では数百人単位であるものの、司令部は「第 3 海兵遠征軍」という 1 万人以上の兵員を管理する海兵隊司令部が存在します。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%e7%ac%ac3%e6%b5%b7%e5%85%b5%e9%81%a0%e5%be%81%e8%bb%8d_%28%e3%82%a2%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%82%ab%e8%bb%8d%29 但し、第 3 海兵遠征軍は戦車部隊を擁していないとか歩兵連隊規模が小さいといったように、他の海兵師団よりも兵員数が少なく、沖縄には Rotation で配置されているため、常時 1 万人以上もいるわけではありません。 大きな組織としては Camp 瑞慶覧に海軍と海兵隊が合わせて 6 千 8 百人規模で駐屯している第 1 海兵航空団ですね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%e7%ac%ac1%e6%b5%b7%e5%85%b5%e8%88%aa%e7%a9%ba%e5%9b%a3 また、面白いところでは第 3 歯科大隊という総勢 300 名近い歯医者さんの大隊が常駐しており、9 つの診療所があるそうです(^_^;)。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%e7%ac%ac3%e6%ad%af%e7%a7%91%e5%a4%a7%e9%9a%8a まぁ 1 万人以上もいるわけではないにせよ、合計すると 1 万人近い海兵隊が沖縄に居ることも確かです。
お礼
何度も色々ありがとうございます。
- HAL2(@HALTWO)
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HALTWO です。 >ミリオタさんなのでしょうか。凄い知識です。(笑) うーん、ミリオタさんと話をするには陸軍の事を知らなさ過ぎるヒコーキオタです(笑)。 >1.MV-22 の 22 は、単に22番目とかの意味でしょうか? 通常はそうです。 尤も V21 や XV21 が何であったのかは判りません。 X22 という実験機もありましたし……。 http://ja.wikipedia.org/wiki/X-22_%28%e8%88%aa%e7%a9%ba%e6%a9%9f%29 >2.よく言われる、海兵隊は攻撃目的なので沖縄に置いても意味がない~というのはどうでしょうか。 何千人規模の海兵隊を出撃させるにはそれなりの準備期間が必要ですし、事前に空母で上陸地点を叩いておく必要があるでしょうから、数日以内に目的地に到着可能な地域に大規模な海兵隊部隊を配置しておく必要はないでしょう。 一方、数十人や百数十人といった特殊な任務に就く小規模な部隊であれば訓練に適した地域に配置しておいた方が経費の面でも楽でしょうから、そのような規模の部隊であれば沖縄にも岩国にも厚着にも居る筈です。 >3.オスプレイは、実際に危険だと思いますが、最新鋭なので仕方ない部分もあると思います。オスプレイ配備が反対されていますが、実際配備されないとすると他の機種で候補はあるのでしょうか。無い気がします。 事故を起こしていたのは初期の A Type が多く、現在配備が始まっている改良型の B Type で日本が取得する CV-22 貨物型だけの事故率を見れば旅客機以上に危険なものではないですよ(笑)。 勿論、海兵隊仕様の MV-22 は訓練内容が過酷ですので事故率が高くなりますが、日本は海兵隊仕様を取得するわけではありませんので……。 あと、軍用機としては役に立たないけれど、より小型の民間機が既に実験飛行を開始しています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/AW609_%28%e8%88%aa%e7%a9%ba%e6%a9%9f%29 こんなものならば朝日新聞社辺りが真っ先に報道機として購入するでしょうね(笑)。
お礼
>数日以内に目的地に到着可能な地域(沖縄)に大規模な海兵隊部隊を配置しておく必要はない 海兵隊を沖縄に置くのが「概念的におかしい」と言われますが、それでは「何隊」ならいいのでしょうか。(笑) また、費用が高額なこともあり、オスプレイ廃止論があるようですが、それが通れば、代替候補としてどんな機種がありますか? 後継機種は こちらのようです。(笑) オスプレイの後継機 V-44想像図が発表! http://matome.naver.jp/odai/2137409768836568001
- HAL2(@HALTWO)
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A No.1 HALTWO です。 「MV-22B は MV-22 の B は改良型を示す記号で、」 は 「MV-22B の B は MV-22 の改良型を示す記号で、」 の誤りです。 Copy & Paste で校正している際に修正を見落としました(^_^;)。 他にも文法上、変なところが残っているかも知れませんが、御勘弁を m(_ _)m
- HAL2(@HALTWO)
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V は垂直離着陸 (Vertical Take Off & Landing) 機の頭文字で、Helicopter 以外の型式全般に用いられているものです。 垂直離着陸実験機の中には http://en.wikipedia.org/wiki/Avro_Canada_VZ-9_Avrocar のような、外観的には空飛ぶ円盤みたいなものもあります。 XV Series は端的に言えば高速の Helicopter (或いは Gyrocopter) を目指す実験機で http://en.wikipedia.org/wiki/McDonnell_XV-1 に始まって http://en.wikipedia.org/wiki/Bell_XV-15 で今日の V22 へ繋がる実用化の目処が立ちました。 MV-22 の M は海兵隊 (Marine) 向けの機体で、陸空軍が用いる UH (Universal Helicopter) の「多目的 (Universal)」とは違って「敵地 (戦場)」に侵入する事を目的とした航空機に付けられる記号です。 他の例としては Sikorsky MH-53 CSAR (Combat Search And Rescue: 戦闘監視救難) Helicopter があり、これも戦果を確認しながら負傷者の救難も行うという「実際にドンパチやっている戦場の上空を飛ぶ」ものですので、UH Series とは異なる分類記号になっています。 CV-22 の C は貨物 (Cargo) 機の分類記号で、C-130 Hercules などの C と同じものです。 MV-22B は MV-22 の B は改良型を示す記号で、何処が改良されたのかまでは私は情報を調べていないのですが、海兵隊 (Marine) が取得する 360 機を始めとして現在生産されている機種は全て B Type です。 他に H-60 (Hawk) 系 Helicopter を救難機とした HH-60 Pave Hawk のような救難 (H) を付けた HV-22B、早期警戒機 (Airborne Early Warning) の (E) を付けた EV-22B があります。 救難の英語は Rescue ですが、R は既に Reconnaissance (偵察) に用いられていますので、救難期には H が用いられています。……H が何の頭文字なのかは調べていません(^_^;)……私は「救難 Heli' は Hoist で人を吊り上げるので Hoist Heli'」だと思っていますが、多分、違うでしょうね(^_^;)。 E は AEW の E ではなく、電子戦機全般に用いられる記号で、AWACS (Airborn Warning And Control System:空中早期警戒管制機) や EP-3C のような電子偵察機にも用いられています。
お礼
ありがとうございます。 ミリオタさんなのでしょうか。凄い知識です。(笑) よろしければ以下もお教えいただきたいのですが、 1.MV-22 の 22 は、単に22番目とかの意味でしょうか? 2.よく言われる、海兵隊は攻撃目的なので沖縄に置いても意味がない~というのはどうでしょうか。 3.オスプレイは、実際に危険だと思いますが、最新鋭なので仕方ない部分もあると思います。オスプレイ配備が反対されていますが、 実際配備されないとすると他の機種で候補はあるのでしょうか。無い気がします。 できればお願い致します。(笑)
お礼
>MVなら「多目的機」、AVなら「攻撃機」、CVなら「輸送機」 >本来、海兵隊用のは輸送機なので「CV-22」になる筈 → 「MV-22」に つまり、配備されるのは MVだが輸送機、CVだが多目的機、と、「逆の呼称」になっているということですね(呼称まで混乱させますね)(笑)