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小学校の社会科の難易度が高い理由
- 小学校の社会科の難易度が高い理由について考えます。
- 社会科は小学校の段階で他の科目と比べて難易度が高いのはなぜでしょうか?
- 社会科の難易度が他の科目と釣り合っていない理由について考察します。
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まず,あなたが小学校から復習されているのは,とても立派だと思います。じっさい,義務教育課程をマスターしている(=標準的な高校入試問題が解ける)成人日本人が,どれだけいるか疑問です。90点以上の答案が書けたら,たいしたものです。 あなたの疑問は,ぼくもそうだと思いますよ 笑。おなじ項目が,中学校でも高等学校でも出てきますからね。小・中学校ではもっと省けばいいじゃねえか。大学受験でも社会科は「暗記科目」として敬遠されます。地理だけは,理系受験生の選択者が多いことからもわかるように,いくぶんは理屈で解けるんですが。 社会科の学習項目が増えるのは,つぎのような理由じゃないかと思います。 ・芋づる式に増える。たとえば,織田信長を出したら,豊臣秀吉をも出したくなる。ついでに,武田信玄あたりもどうだ・・・と増えるわけですね。浄土宗を出したら,日蓮宗も挙げないと,その筋からいちゃもんがつくだろう。 ・著者が古代・平安・中世・・・と分担執筆するので,自分の担当部分を勝手に増やす。執筆者はそれぞれのプロですから,古代史のプロは「古代で最低限これくらいは書かんといかん」と考える。最後に全時代を1冊にまとめたときは,大変な分量になる 笑。 ときどき教科書検定がマスコミで話題になったりするのですが,じつは検定意見には「難しすぎる」というのがよくあるのです。ぼくがそれを知っているのは,自分も執筆者の経験があるから。ぼく自身は,自分の専門分野の記述を大胆に削るタイプなんですが(だから現場の先生からテストに出す項目が減ると文句を言われる),たいていのプロには「自分の専門分野が難しい」という認識がないのです。
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- toshih2000
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私が小学生のとき、質問文に書かれた用語などを どれだけ知っていたか、理解していたか、はなはだ心許ないですね。 算数・数学は積み重ねて勉強する傾向が強いですが、 歴史などは、小学・中学・高校と繰り返し同じことを掘り下げて勉強しますので、 出てくる項目はたいして変わらないのかもしれませんね。 小学校では用語はでてきても、中身を詳しく勉強していないのかな? と、思っています。 また、暗記しようとすると大変ですが、 ストーリーにそって勉強すれば、自然に記憶することも 多いのではないかと思います。
お礼
私も小学生の頃、こんなにたくさん用語を覚えられたとは思えないですね。 なるべくストーリーで考えようとはしているが、記憶力が悪くてなかなか頭に入らないです。 回答ありがとうございました。
- BC81
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科目の特性ということで片付くと思います。 それと小学生にとって、 「覚えるべきことが多い=難易度が高い」ではないでしょう。 単純に暗記する能力については、 残念ながら二十代後半では勝ち目ないですし。 歴史だけ突出して難しかった記憶は、少なくとも私自身にはないですね。
お礼
大人より子供の方が記憶力が優れているのか。 じゃあ私が歴史を難しく感じるのは「記憶力が衰えてるから」ってことになるのでしょうかね。 回答ありがとうございました。
うふふ。ぼくが嫌味の誘い水をかけたこともあるかもしれませんが,やっぱりTANUHACHI先生がいらっしゃいましたね。不特定多数の読者にお断りしておきますが,これは同業者どうしの「じゃれあい」です。かつて,学部内でじゃれあっているのを見た学生から,「p先生はx先生と険悪な仲なんですか?」と真顔で聞かれて,驚きました。仲がいいからやってんだよ。そういう見方をするということは,ひどく打たれ弱い証拠でもあるんだなあ。 >鉱物の単元でも小学校段階でごく一部しか教科書なるものに「その名前や種類そして性質」が記されていませんが、実際にはそれこそ山ほどの種類があることもご存知でしょう。玄武岩もあれば蛇紋岩や花崗岩、あるいは石英や水晶そしてダイヤモンドもあります。 小学校でどこまで教えているか知りませんが,まじめな学校なら校外学習で「河原の石拾い」はやるかもしれませんね。学校がある地域の地質に大きく左右されますから,教科書的には書けないかもしれませんが。 少なくとも,「いろいろな色の石がある」,「ざらざらした石がある」,「模様が入った石がある」ということが発見できればいいと,ぼくは思うのです。「自然界が均一ではない」という,もっとも重要な原則がわかればいい。「玄武岩」の名称なんか,教える必要はありません。教えるなら,「火成岩」と「堆積岩」の区別は,その「きめ」(テクスチャ)から気づかせてもいいかもしれません。 >それが地球とどう関わっているかを理解するための手掛かりとする勉強方法をとらねば意味はありませんよね? と,おっしゃっていることを,理科教員免許所持者が解釈すると,こうなります 笑。 >歴史の単元で「憶えるデータ」がやたらに多いことの意味は、その裏返しとして、それだけ変化があって今に至っているとの根拠になります。歴史学習の目標の一つが、現在と過去との対話、そして未来への一里塚である現在をどう理解するかとのものであるならば、それを踏まえての結果という説明になります。 たしかにそうなんですが,どこまで「抽象的」というか「原理・原則的」に教えるかは,一考あるべきかと思います。質問者さんが挙げる「卑弥呼」は(実在の人物だったとして),「古代国家が成立していく過程で,シャーマニズム(鬼道)にもとづくミニ国家があったらしい」が原理原則です。シャーマンのおばちゃんの名前なんか,どうでもいい。 その後の天皇も,祠祭者としての性格を強く残した(現在でも皇居内で田植えをする)。たぶん,日本人としては異常なほど執拗に平家敗残兵を追撃した源頼朝に,天皇一族と周囲の貴族が殺されずにすんだのも,実権のない「お飾り」として重宝したからではないか。その後の天下人も,それを模範とした。そういう原理原則を,子供向けに書こうと思えば,書けるのではないか。(右翼が黙っちゃいないだろうけど 笑) 日本は,世界史上異常に長い採集狩猟段階(日本の地方名称では縄文時代)を経験したあと,急速に高度な技術を必要とする稲作が普及し,またたくまに古代国家が成立していく。この経緯は,どうみても「外来のもの」が強く関与したとしか考えられない。その後の日本史も,アジア史・世界史のなかで,もっと一般的に書けるのではないか。 ぼくも,歴史知識として遣唐使は知っているが,数年前に帰省したついでに太宰府の九州国立博物館の展示を見て,はじめて「本当にわかった」と思った。その展示は,船を模したブースの右舷に「日本からの貢ぎ物」(むろんレプリカ)を並べ,左舷に「中国からもらったもの」を並べていた。前者はおもに農産品,後者は文化的文物。いかに当時の日本が後進国だったか。その後進国からの使者の名前なんかも,どうだっていい。 遣唐使が取りやめになり,日本では国風文化が栄えた----と,ぼくらは学校で習った。しかしそれは,「日本人が中国文化をよく消化したかたち」だった。いまはそう考えられているはず。その作品の名前なんか・・・・いや,『源氏物語』くらいは知っておいてほしいなあ 笑。1000年近くも前の,しかも女性が創作した長編小説が現代まで伝わっているということは,世界史上の驚異です。そういう流れで,日本文化を子供にもわかるように教えることができるはずだ。むろん,またまた右翼が黙っちゃいないだろうけど。 -------- ぼくが前に「地理の問題はいくらか理屈で解ける」と書いたのは,歴史とはだいぶ違う点です。センター試験では地形図問題がよく出題されますが,等高線や記号について原理原則がわかっていれば,どんな地形図が出されても解けるのです。高校・大学レベルでも,「過疎化」について一般的に知っていれば,宮崎県の山奥だろうが,外国のツンドラ地帯だろうが,基本的な理解はできるはずです。地理の「理」は,「ことわり」ということです。
お礼
>どこまで「抽象的」というか「原理・原則的」に教えるかは,一考あるべきかと思います。 やっぱり、いくらデータ量の多い分野でも「どの辺りまで教えるか」というのは重要ですよね。 ・・・というより、そうしてくれないと頭の悪い私には覚えきれずにチンプンカンプンになってしまいます。 実際に小6の社会で躓いてるし、これで小学生レベルだと思うとちょっと凹みます。 私はもっと勉強しなければいけませんね。 回答ありがとうございました。
- TANUHACHI
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それは、レベルが高いというよりもむしろデータの種類や容量が多いのはなぜかとのご質問でしょうね。 それならば他教科である理科も同じです。 鉱物の単元でも小学校段階でごく一部しか教科書なるものに「その名前や種類そして性質」が記されていませんが、実際にはそれこそ山ほどの種類があることもご存知でしょう。玄武岩もあれば蛇紋岩や花崗岩、あるいは石英や水晶そしてダイヤモンドもあります。 でもそうした「名前や種類」だけを暗記しても、それが地球とどう関わっているかを理解するための手掛かりとする勉強方法をとらねば意味はありませんよね?。 歴史の単元で「憶えるデータ」がやたらに多いことの意味は、その裏返しとして、それだけ変化があって今に至っているとの根拠になります。歴史学習の目標の一つが、現在と過去との対話、そして未来への一里塚である現在をどう理解するかとのものであるならば、それを踏まえての結果という説明になります。 そして「人物」として挙げられている名前を見ても、それが政治の流れの上で役割を果たした人もいれば、文化の上で足跡を遺した人もこれらの中にはいますよね?。 ということは、逆に言えば、人間が過去から現在に至るまでの間の足跡が様々な分野にわたっていることの証拠ともいえます。 難易度が高いのではなく、データの種類が多いとの話であって、そうした社会科や理科の知識をベースとして成り立っている国語の授業こそ、本当に多様な知識を求められる場ともいえます。
お礼
「データの種類が多い」というのも、私にとっては難易度を決定付ける1つの要素だと思うんですけどね。 それと、過去の分野を広範囲に取り上げたらデータ量は多くなるというのは分かりましたが、それがどうして「データ量を多くする理由」に繋がるのかよく分かりません。 どうも私に理解力がないせいで「データ量が多い理由」と「データ量を多くする理由」が結びつかないのです。 いくらデータ量が多くても「それを小学生向けに取捨選択してデータ量を抑えれば良いだけなのでは?」と思ってしまうのです。 この理解力のなさが原因で、大分前に「頭の悪い変人」扱いされてしまいましたし、私はもっと国語の勉強をした方が良さそうですね。 回答ありがとうございました。
補足
>玄武岩もあれば蛇紋岩や花崗岩、あるいは石英や水晶そしてダイヤモンドもあります。 え~と、それは何年生レベルの話でしょうか? 小学校の理科はそこまで高度では無いんですが・・・ 私が参考書で学んだ限りだと、小6には「土地のつくりと変化」っていうのがありましたが、そこで扱うのは「堆積岩(れき岩,砂岩,でい岩,ねん板岩,石灰岩,ぎょう灰岩)」「火成岩」ぐらいで、「玄武岩」「花崗岩」などは発展学習として軽く触れる程度でした。 参考書に載ってあった中学入試の問題も、この8つ(堆積岩,火成岩,れき岩,砂岩,でい岩,ねん板岩,石灰岩,ぎょう灰岩)さえ覚えておけば普通に解ける問題でした。 小学校の段階では、これ以上深入りした内容は問わないはずなんですが、これのどこが「多い」のでしょうか?
書き足し。 「じんむ・すいぜい・あんねい・いとく・・・きんじょう」って何だかわかります 笑? 歴代天皇の名前です。戦前はこれを小学校で覚えさせたのですね。ぼくは1960年代に小学校教育を受けていますが,戦前教育の大人もたくさんいましたから,「こういう暗記ものがある」ということを知っているのです。社会科とくに歴史は,まだそのスタイルにとりつかれているんじゃないかと感じますね。
お礼
全く分かりませんでした。 それを小学校で学んでたというのは驚きです。 昔の社会って今以上にハイレベルだったのですね。 回答ありがとうございました。
補筆。 >最低限これくらいは書かんといかん >プロには「自分の専門分野が難しい」という認識がない 上は一種の「自己主張」ですね。近世で20項目書くなら古代にも20項目よこせ,おれの専門分野を軽んじるな,という意識があると思います。両方に通じていえるのは,プロはその勉強が好きでやってきたわけなので,「難しい」という感覚がない。ぼくは自分の専門が嫌いだ(高校生のとき,まさか専門にするとは予想しなかった) 爆。 >現場の先生から「テストに出す項目が減る」と文句を言われる これも原因だろうと思います。教科書の原稿ができたときには,「モニター」と呼ばれる現場の先生にも意見を聞きます。そこで「前の版にあった項目をなぜ削ったんだ」という意見がつくのです。そのぶん,新しい知見(学説)や現代的に重要な問題を書いてるんですけどね。そういう新しいことを学ぶより,むかしからやってきたことを続けたいというのが,本音でしょう。教科書とはいえ「注文を受けて必要部数を印刷する商品」ですから,現場の意見も無視できません。
お礼
確かに、項目を削減したら「なぜ削減した!」って言われてもおかしくないですね。 以前の学習内容を知っている方からすると、項目を減らしたら内容が薄くなったように感じるのも頷けます。 私にはとてつもなく内容が濃いように感じるんですけどね。 回答ありがとうございました。
お礼
なるほど、専門家の方が欲張って内容を盛り込んだのですね。 もう少し分量を減らせば良いと思ったのですが、「難しい」という認識が無いのなら仕方ないですね。 大人の私でも躓いたのに小学生の方は実際に授業についていけるのかな? 回答ありがとうございました。