日本VSオーストラリアのゲームは仕事中だったもので生では見ていません。ビデオをとっていましたがまだ鈴木の退場場面までは見れていません。そういう状況に中で新聞やyapooさんの情報をもとに回答をしますのでその点をご了解下さい。
新聞では鈴木がプレーと関係ないところで相手選手に肘打ちをしたように書いていました。テレビの画面(カメラ)は基本的にプレー(ボール)を追いかけますので、yapooさんの指摘通りテレビには映ってないところ、つまりプレーに関係ないところで鈴木が肘打ちをしたというのは間違いないと思います。サッカーのルールでは、プレーのうえで相手の身体に接触して相手を倒したりした場合は、ほとんどの場合相手側に直接フリーキックが与えられます。プレーの上で腕が相手の顔面に当たった場合などもよほど意図的で悪質でない限り同様です。ところが、意図的に相手を殴ったり肘打ちをするとそれは暴力行為となります。特にプレーと関係ないところでの行為は厳重に罰せられます。ルール上では「乱暴な行為を犯す」と言う表現になっていますが、それは一発でレッドカード(退場)と規定されておりルールブックに明文化されています。一発退場になる違反は全部で7項目あり、「相手競技者あるいはその他につばを吐きかける」や「攻撃的な、侮辱的な、あるいは下品な発言や身振りをする」などもあります。よく知られている「同じ試合の中で二つ目の警告を受ける」というのも、その7項目の中の1つです。ですから、鈴木が相手に肘打ちをしたのなら、それが強いとか弱いとかは関係なしに、一発退場は当然です。サッカーは身体接触が避けられないスポーツですから、ゲームでは少なからず身体のぶつかり合いはありますが、それは暴力ではありません。しかし意図的に相手を殴る等の暴力は絶対許されないのです。
上村の蹴られたところも見ていませんが、その後そのボールがどう展開しましたか? いい形で日本ボールになって展開していたとしたら、主審はプレーオンにしたのかもしれません。ファールはあったけども試合の流れからファールをとらないケースです。最近はこの傾向が強くなっています。ただ顔面などの場合、大きなケガのことも予想されますので、ファールをとって一旦試合を止めてケガの状態を見ることが優先される場合が一般的ですが、主審はそこまで必要とは判断しなかったのでしょう。私も今夜にでもビデオを見てみたいとおもいます。
今回フェデ杯に来ているレフリーは、世界の超一流どころばかりです。FIFAの国際大会でレフリーをする人たちは、超厳しい研修を積んでいます。もちろん人間ですからミスはあるでしょうが、ルール上の判断では大きな間違いはないものと思います。