どちらも、教員になったときに、文科省とか教育委員会からご指示が来るけどなんだろなー、というときに、こういう前提でできてるシステム・改良しようとしているマニュアルなんだろうな、という「教育現場の背景」をざっくり知るときに必要になる抽象的な話が多いかもしれません。
「学校教育学」は、日本だと特に戦後の教育委員会システムで、政治の教育への介入(愛国教育など)を排除している点のほかにも、学生を教えていくためにどういう制度や技術があって、初等教育から中等教育まで使い分けるか、という先人の知恵を知るためかと思います。
「学校心理学」は、最近のモンスターペアレントやいじめ問題など、生徒間や保護者、教員でのコミュニケーションで、自分が知らないうちに相手を萎縮させたり傷つけたりする、というのを防止するために、先人の知恵を知るためかと思います。