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最近の期限切れ鶏肉問題でご意見をお願い致します
- 最近の期限切れ鶏肉問題についてのご意見をお聞かせください。
- 中国の国営メディアは、問題の会社がアメリカ企業の子会社であることを強調し、外資系企業の品質管理に問題があると主張しました。
- なぜ問題の会社が子会社であることが「責任転嫁」とされるのか、また、この問題の発生の責任は誰にあるのかについて、皆さんの正直な意見をお聞かせください。
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質問者が選んだベストアンサー
事故を起こした上海福喜食品はアメリカ企業の子会社ですから、 親会社のアメリカ企業に応分の責任があります。 *責任の範囲は会社の定款や設立時の契約に拠りますが ここでは詳細不明なので触れません。 親会社も「上海で起きたことは全くもって許されないことだ。がく然としている」 と言っているようですが、「我々に責任はない」とはおそらく言っていないでしょう。 親会社はきちんと調査を実施して問題を明らかにし、善後策を立てるでしょう。問題が明らかになれば社会に対してお詫びをします。OSIグループはそれだけの信頼を得ている会社です。 親会社に責任が有るのは当然ですから、成熟した社会では態々仰々しく書きたてません。言わなくても会社が自発的に正しい行動をするからです。 中国の国営メディアは「上海福喜食品がアメリカ企業の子会社であることを強調し、外資系企業の品質管理にこそ問題がある」と言っている、一方で上海の子会社(すなわち中国側)の問題を追及していない。その点に世界が認識している“中国の問題”があるのです。 中国の政府機関が調査して明らかにした問題点(ニュースで知る範囲です)は、 上海の会社の経営者の悪意(期限切れ食肉を意図的に使用させた) 及び工員が床に落とした肉を拾って戻す衛生観念の欠如です。 子会社のこのような実情を把握できなかったことは親会社の責任ですから、 中国の国営メディアの記事はあながち間違いとは言い切れません。 しかしそのようなことは当たり前で態々指摘するほどのことではありません。 国民に対して、問題の本質をすり替えて報道しているのです。 さて 以下長くなりますが今回の問題の本質に触れます。 問題の捉え方が中国人と外国人で異なっているのです。 中国の国営メディアの記事に対して、世界が “責任転嫁”の記事だと言うのは何故か。 企業において、材料の仕入れから製造そして出荷に至るまで、手順と品質基準が定めてあります。自社の工場であろうと、親会社子会社の関係であろうと、外資であろうと、この点は同じです。会社が異なれば契約でこれらが確認されます。 契約遂行の大前提は「善意に基づいて履行する」ことです。 そうでないと契約は意味をなしません。契約の文面でいくら言葉を尽くしても、悪意ある行為を排除できないからです。 ビジネスは相互に約束を守ることが前提になって円滑に進み、その結果で相互に利益を生むものです。 今回の上海の会社の問題は明らかに子会社の悪意に因るものです、それは中国政府機関が調査して公にした通りです。 子会社の経営者は材料費を節減して自分たちの収入を増やしたのかもしれません。中国の汚職の体質を考慮すると、経営者は新鮮な材料を購入したかのように、帳簿の操作をしていたのだろうと想像する人もいます。親会社の品質管理の問題でなく、子会社の中国人の問題なのです。 記事では「親会社の品質管理に問題がある」と言っていますが、製品の性質上期限切れ食肉の混入は検出困難でしょう。だからこそ上海の会社の人間の質が問われます。 ご存知だと思いますが、海外で知られる中国の食品事故は数多くあります、中国国内の事故も沢山紹介されています。中国人自身が中国製食品を信頼していないニュースやweb記事も沢山あります。昨日のニュースでは、今回の事故について、上海市の少年が「食品事故は多すぎてもう驚かない」と言っていました。 中国製の食品の実状は世界に知れわたっています。 客観的に見れば、その原因が生産者の無責任さや衛生観念の欠如に起因することも知られています。 従って、今回の事故の本質は、従来の食品事故に見られる中国特有の無責任さに起因したものであることは自明です。 中国の国営メディアが第一に「中国人自身の習性」を問題にすべきなのに、 「親会社の品質管理が原因だ」と言っているので、 「責任転嫁」だと言われるのです。 どうしてもアメリカの親会社の責任を追及したいならば、 品質管理でなく 「親会社による、子会社の経営指導と人事管理の問題」とすべきなのです。 中国政府とメディアがどう表現しても、世界は嗤っているのです。 *URLの記事の最後にある 拓殖大学海外事情研究所・富坂 聡教授 のコメントは 適切とは思いません。この方の年齢は知りませんが、1980年頃に新日鉄が上海宝山製鉄所建設に協力した時代の話です。今回の問題は、中国政府による外資狩りの一環と思います。
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- 雪中庵(@psytex)
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当然、発注の仕様は決めていたはずだ。 しかし、約束を守らない相手に、「品質管理」をする事は難しい。 契約は、履行義務を発生し、品質管理は受注した側の責務だ。 いや、利益のために不法な事をするのが一般的になれば、 それなりの強硬な品質管理の手法が発達するだろうが、 それは「一般的」ではない。 なぜなら通常、そうした下請け企業に対して、契約を打ち切る 事によって、発注者は「品質管理」するものだからだ。 また、そうした企業が続出する中国という国は、遠からず腐敗 して淘汰される形で、世界の「品質管理」はなされる。 ゲーム理論において、ルールを破って短絡的利己を追及する 集団は、一瞬増殖するが自身が周辺の社会性を破壊する事で、 それ以外の集団に淘汰されて消滅する事が示されている。 つまり、中国と貿易する国が被害を受ける事で共倒れし、 結局中国の繁栄は持続性に欠け、長期的には中国と疎遠な国 が繁栄する、という構図。
- kurinal
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あまりに最近過ぎて、判りません。
- 畑 茂夫(@Flareon)
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およそ20年くらい前から定着したのだが日本の製造業が海外の工場に委託しようとしたころから中国のモラルは変わっていないと言う事だ。 委託した外国人は工場を直接コントロールしていない。 現地人の工場長が采配を振るうのだが、中国人は当時も今も田舎者でね。 腐った肉を混ぜても、どってことないし、その結果もうかるって言うんなら、中国の価値観では善そのものだから、良い事だ。 今回はそんなだったんだろう。 20年前と変わっていないよ。 善であり、悪であるとは思っていないらしい。 彼らは、何か不都合があったようだから、今回は身を引こうかという程度で、これからも反省なんてしないだろう。
- matsu_kiyo
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ここでいう責任転嫁の対象は、質問者様が思っておられる対象と違います。 ・質問者様の責任の所在の矛先→子会社を監督する、アメリカの親会社 ・この問題の根本にあるもの→中国の食品製造に対するいい加減ぶり よって、親会社がどうとか、外資系だから、という問題ではない。 ・外資系企業に責任転嫁している→問題の食品製造メーカー この記事からうかがい知れることは「(メーカー)我々は悪くないアル」と開き直っている光景でしかありません。また、メディアの報道も完全に「外資が悪いアル」に向いているさまが見て取れます。 この際ですからはっきり言っておきます。 中国人のその気質から叩き直さないと、第二・第三の食品偽装は必ず起きます。いや、会社に対する憎悪が引き起こした毒餃子事件を端緒とするなら、こういった、めちゃくちゃな品質管理がまかり通っていることをまず中国は反省しないといけないと思います。 日本のことわざに「一事が万事」というものがあります。こういうことが一件起これば、その陰に隠れた、違法食品製造はいくらでも出てくるということです。もちろん、日本をはじめ、諸外国も、「中国とはそういう国だ」という目で見ていかざるを得なくなります。 もし本当に中国が世界の工場でありつづけたい、と思うならば、まず、すべての食品加工会社に査察を入れることです。そして、この事件を機に膿を一気に出してしまうのです。そうすれば、残った会社・工場がまともにやっていると判断でき、少しは食の安全も回復されるでしょう。 急速な発展を日本もしてきましたが、一部で公害が起こりはしたものの、すべて原因を特定しており、会社に賠償もさせています。先進国といえなかった時代の日本でもこれができたのですから、質問者様の、祖国・GNP世界第2位の中国にこれができないわけがありません。 漢字ばかりが多い回答ですが、理解できますことを祈念して…。
お礼
No.5さんのお礼欄をお借りしてまとめてお礼させていただきます。皆さんのご回答はどれもとても参考になりました。本当にありがとうございました。特に、煙花さん、心から厚くお礼申し上げます。今回も客観的なご意見をくださり、おかげさまでよく理解できました。