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WRCカーのフロント・シールドって何でできているの?
先日、スカパーのESPNでWRCを見ていたところ、プジョーチームがメンテランスを行っていました。 SSでヒットしたのか、ひびの入ったフロントのウィンドー部分を交換していました。 ちょこっとしか映らなかったのでよくは判らなかったのですが、はずしたフロントガラスのパーツは(単純にガラスのはずはないのですが・・・)グニャグニャに軟らかくて、まるで大型のサランラップみたいなものでした。 競技用の、いわゆる“マシーン”ですから、一般の合せガラスとは違う材質のものを使っているとは思うのですが、持っていたメカニックもあまりの軽そうに扱っていたし、あのような過酷な衝撃にも耐えうるようなパーツですから、なにか特殊な素材なのでしょうか? あれはひびの為にあんなに柔らかく見えただけのことなのでしょうか? WRCとは限らず、競技用のウィンドについて何か御存知の方いらしゃいましたらお答え下さいませんか?
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元レーシングカーの設計屋です。 と言っても現時点でのWRカーのレギュレーションがわかりませんが、何方も回答してらっしゃらない様なので御参考情報として・・・ まず、合せガラスなるモノの構造を御存知でしょうか? これは2枚のガラスの間にプラスチックのフィルムが挟まれたモノですが、このフィルムは弾力があり、フィルムというよりはビニールの膜という感じでガラスが割れてもこの膜の為にバラバラにはなりません。 >まるで大型のサランラップみたいなものでした アナタのクルマのフロントウィンドゥも、合せガラスである以上割れたらこんな感じです。決してバラバラに飛び散ったり、鋭い破片が残ったりしません。ガラスが割れたらセンタのフィルムだけでつながった状態になるので、ヘナヘナのクタクタになります。 >競技用のウィンドについて何か御存知の方 昔のグループC(耐久レース用のレーシングマシン)ではポリカーボネイトのスクリーンが許可された事もありましたが、サーキット用車両に限らずラリー車に限らず、屋根付き競技車両のフロントウィンドゥは、規則で合せガラスに決められている事が多いです。 WRCの場合、軽量化の為に若干薄いガラスを使っている可能性もありますが、何れにしろ本質的な構造は市販車の合せガラスと同じモノでしょう。
お礼
御回答ありがとうございました。 参考になりました。