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金儲けについて
日本には「金儲けは卑しい行為である」という風潮がありますが、その考えはどこから来たのでしょうか?金持ちに嫉妬した貧乏人が自尊感情を高めるために考え出した詭弁か、それとも宗教の影響でしょうか。
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- kusirosi
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・持ちに嫉妬した貧乏人が自尊感情を高めるために考え出した詭弁か、それとも宗教の影響でしょうか。 その程度なら、すぐに忘れられる。 中国から来た儒学(儒教)の直輸入の影響です。 儒教においては「商業」がないも生み出していないと理解していたようです。 たとえば製品を別の地域に移送して高く売るとかということは現代では当たり前ですが, 輸送コストや人件費というものがコスト認識されていなかった当時においては, 労働の結果,野菜や米,果物などを生み出す農業や, 労働の結果,道具や家具などを生み出す製造業と比べて 「何もしていないのに儲ける」商売として認識されており, 詐欺とかに近いものと理解されていたようです。 そうなると金融のような金を融通するだけで儲けるなどというのはもっとあこぎな商売ということになりますね。。 こういう馬鹿げた思想に、江戸幕府も取りつかれて士農工商など言っていたのですが、 日本人は、儒学を言葉尻ではなく、その真髄を当世風に解釈し、 論語を商業道徳の根幹に据えるというコペルニクス的転回をなし、 儒学を再生発展させています、銀二貫ですね。
武士道です。 そしてその根底に、儒教があるわけです。 この儒教的倫理が確立されたのは、江戸時代と言われています。 ただ農工商の庶民とは無縁だったこの観念を、一般国民に広げ、日本民族の道徳としたのは、明治政府です。 それが敗戦まで続き、いまだに残っているということでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 多くの日本人は政府によって広められた思想を無自覚に受け入れてしまっているのですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 現代でもものづくり以外の仕事を虚業だと考える人がいます。 そういう人は江戸時代の考え方を先祖代々受け継いできたのかも知れませんね。