• ベストアンサー

買収によって成功する企業と失敗する企業の差って何で

買収によって成功する企業と失敗する企業の差って何でしょうか? 企業買収によって成功している会社といえば、オリックスでしょうか。一方で企業買収で失敗している会社と言えば、NTTで、企業買収することで自転車操業している会社といえば、ソフトバンクやJTが思い浮かびます。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ymzimss
  • ベストアンサー率69% (327/469)
回答No.1

失敗しても即撤退すればよいと割り切れる企業風土(体力また経営者思想)があることだと思います。 企業買収で失敗する要因として、よく言われることは3つあります。 1つは、戦略不足。企業を買収する前に、そもそもどういった事業領域を狙うのか、つまり、どの地域、どの商品、どの顧客セグメント、どのチャネルを狙うのかという明確な戦略イメージを持ち、自社で不足している部分を補ってくれる企業を買うのか、更に事業を拡大するために同業者を買うのかといった狙いを明確にするということです。 日本の事業会社で結構多いのは、たとえば、「医療・健康の領域」に進出する機会を模索すると、証券会社や投資銀行がいろいろな案件を持ってきて、その中から選んでしまうという状況があります。 2つ目は、DD(デューデリジェンス)不足。買収しようとしている企業の純資産やCF(キャッシュフロー)等大凡の企業価値の算定結果を鵜呑みにしてしまうことです。秘密保持契約を結び、限られた時間の中で、十分な調査ができていないまま判断を急いでしまっていることが少なくありません。 3つ目は、ポストディールマネジメント不足。買収したあとのマネジメント、もしくは買収後の統合をやりきれていないということです。 異文化の企業を受け入れるのですから、当然軋轢が生じます。オリックスにしても、過去失敗を繰り返しています。オリックスの場合は、特に3つ目です。買収後のマネジメントの難しさだと思います。基本的にローカルスタッフを活用する(マネジャーも含めて)ようですが、権限を与えるが与え過ぎてもダメだそうです。オリックスは、過去の失敗の歴史をノウハウとして、今に活かしている優秀な企業だと思います。それは、失敗を恐れない、失敗しても許される、企業風土や経営者の懐の深さがあったからだと思います。

nazeka2017
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

関連するQ&A