ネットワークをしていると、いろいろな電子情報が、関係のない人の前にも流れていきます。
もしクレジットカード番号だとか暗証番号がそのままの形で他人に見えたら困ります。
そこで暗号化すると言う考えが出ます。
発信者と受信者以外には読めないという処理ですね。
これをプログラムでいちいちやっていたら、負荷が重くバグが出るかもしれません。
そのため、送受信する企画にSSLというものを使う仕様が現れました。
送受信機能自体の中に暗号化複合化が含まれているので、誰も開発する必要はありません。
その処理はネットワーク機能の一部で対応されているのです。
それを使うというスイッチは、ポート番号で行います。
普通のWebブラウザが使うポート番号は80です。
ここで443というポート番号で会話しようとしていたら、それはSSLだという決めにしました。
ですから、サーバーのネットワーク処理部分にたいし443ポートで会話したい、といったら、カーテンをおろした懺悔室みたいなところで会話することになると言う話になります。
ネットショップをする場合、お客様の大事な情報が漏れないように、SSLを使うのが習慣です。
なお、SSL対応とうたっていないサーバーは、いくら443で語り掛けようとしても会話してくれません。
yahoo.co.jpだとかgmail.comはいきなり443で語り掛けても何も起きません。
ショッピングサイトの決済ページだけが443で話しかけることができる仕様になっているのが普通です。
こういうことですので、SSLのことが書いてあるのは「LINUXサーバ処理」だとかそういうタイトルのものであり、ネットワークのレイヤーだとか、あまり興味をもてないようなことがびっちり埋まっているような本です。
技術的に相当興味があるなら別ですが、ちょっとご紹介できる本は思い浮かばないのであしからず。
お礼
分かりやすい説明、ありがとうございます。