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法華神道のことを教えてくれませんか?
最近、法華神道に興味があって、ちょっと資料を調べた。でも、やはり、いろいろことが和分からない。 1、法華神道の起源は?創始人は誰か? 2、法華神道の教義はあるか?三十番神のほかは、また、どんな信仰がある? 3、法華神道の形成と発展はどのようにいくか?そして、その時代と現実にどんな影響があるか? 質問が多いですが、でも本当に知りたいんです。どうもありがとう~
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神道の神々が変化して法華経を護法するという思想です。三十番神の神これを調べて下さい 神道研究科術者より
- tomotaro
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素人ですので自分のわかる範囲でお答えします。 1、法華神道の起源は?創始人は誰か? 簡単に言えば、法華宗(日蓮宗)自体です。 奈良時代以降、神仏習合はごくあたりまえの出来事ですから、日蓮宗の発展とともに法華神道が広がっていったと考えるのが普通でしょう。 日蓮宗は、当時の浄土宗、禅宗と異なり積極的に神祇の信仰を取り入れ教義的に位置づけたのが起源です。 2、法華神道の教義はあるか?三十番神のほかは、また、どんな信仰がある? 法華経を唯一の正法とし法華経守護の神として日本の神祇を認めました。 日蓮が創案した曼荼羅には勧請諸尊のなかに天照大神、八幡大神の2神があげられこの2神で全神祇を代表させていました。 神は正法によらなければ力を発揮することができず、もし法にしたがわなかったら罰せられるとしました。 つまり、すべての神々の上に法華経が存在するという信仰です。 三十番神については毎月の三十日間を30の神々が受け持ち、これを十二ヶ月繰り返すとして神々の選定は二十二社の神々に比叡山関係の地方神を加えて天台宗の番神思想を受け継いだと言われています。 3、法華神道の形成と発展はどのようにいくか?そして、その時代と現実にどんな影響があるか? 独立して宗教として存在したわけではなく、 日蓮宗の信仰形態の一種ですから、日蓮宗の歴史をお調べいただいとほうがわかりやすいかもしれません。 大きな出来事としては室町時代後期、室町幕府に支えられて神道界の支配者として実力を占めつつあった吉田兼倶は法華宗に宗論を挑んで日蓮が卜部兼益から三十番神の伝授を受けたと主張し、法華三十番神が吉田神道に発する事を法華宗側に承認させました。 法華宗側は神祇大副(次官)の吉田家と結ぶことによって法華神道に大きな権威を与え、吉田神道は法華神道の広大な地盤に進出することができるようになりました。 明治維新に始まった廃仏毀釈運動で1868年10月政府により法華三十番神は禁止されました。
お礼
返事してくれて、本当にありがとうございました。そして、本当にいい答えと思います。