こんにちは。
チョコレートには弱い中毒性があります。それどころか耐性のない人が多量にチョコレートを食べてしまうと稀にですが本当に中毒になってしまう報告もあるくらいです。これは大人より理性が働かない子どもに注意が必要です。
中毒の原因はチョコレートの原料となっているカカオに含まれているアナンダマイドという物質です。アナンダマイドはマリファナとよく似た構造で、これを摂取するとほのかな幸福感を人間にもたらします。実はこれが中毒を招いてしまうというのがカラクリなのです。
アナンダとはサンスクッリト語で希望・喜びという意味で使われています。アナンダマイドは人間の脳の快感中枢を刺激するので人間に幸福感などをもたらすのです。だからと言って今のところは危険物質とは考えられてはいないのが現状のようです。ですのであまり神経質になる必要もありません。
蛇足になりますが、肉の中にもアナンダマイドが含まれています。肉の中にはアラキドン酸という脂肪酸がありこの中にアナンダマイドが存在してやはり人間に幸福感をもたらします。
人間というのは不思議なもので幸福感を得るとそれだけで満足をすることはなく、更に幸福感を求める習性が遺伝子に組み込まれています。なので肉もそうですがチョコレートも次から次へと食べ続けたくなってしまうのです。
肉は満腹になるとそれでお終いとなるわけですが、お腹が減ったらまた肉を食べたくなりますね。多くの人間が肉を好んで食べたがっているのはこのためです。
なんだか不安になるようなことばかり書いてしまいましたが、チョコレートは一種の精神安定剤のようなものです。食べ過ぎて中毒になるのは困りますが、危険性を知っておき注意しながらほどほどに食べている程度なら、幸福感を得られる他に、やる気、記憶力の向上、動脈硬化の防止などの効果もあります。
アナンダマイドを含まないガムにこれらを求めるのは無理がありますし、そもそもガムにはチョコレートの代替品にはなりません。
ちなみに私は肉は好きなのですが、甘いものは苦手なのでチョコレートは食べません(笑)。
お礼
的確なご回答ありがとうございます。URLとても参考になりました。