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「第2の夕張市」はなぜ現れないのか?
2007年に夕張市が財政破綻した後、マスコミはこぞって「第二の夕張はここだ!」的な特集を組みました。全国には財政が苦しい自治体が多いはずなのですが、7年たった今でもそれらの自治体は破綻していません。7年前より少子高齢化が一段と進み、過疎地の財政はますます苦しくなっているはずなのに、なぜ破綻しないのでしょうか?
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夕張市の破綻は、財政状況が他市を引き離して圧倒的に悪い上に赤字隠し、ヤミ起債など自助による再建が不可能、と判断された側面が大きかったのではないかと思います。 同じ北海道の歌志内市も同様にヤミ起債問題がありましたが、地方財政健全化法にもとづき財政健全化計画が策定され、財政の大幅な緊縮を行い当面の破綻は免れた格好です。 ※歌志内市は雑誌ダイヤモンドの企画で2007年度財政破綻危険度トップとされたようです http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1414507059 夕張市のように突然の財政破綻に至るまで放置されること無く、先手を打って計画(公務員を削減したり公営サービス(市営バスや市立病院など)を撤廃するなど、住民サービスが目に見えて低下するほどの)を策定したり、財政の透明化(赤字隠しなどできないようにしたり、公営企業会計との連結決算を義務付けるなど)、救いようがない場合は他市と合併して負債を希釈するなどして、各自治体においてなんとか夕張の二の舞いを避けようとする努力は一定続けられていると考えられます。 地方財政健全化法の元、2007年度決算で財政再生基準や早期健全化基準に抵触したのは 43の市町村でしたが、2008年度には半減、2009年度には財政再建団体は夕張市のみとなる成果をあげました。 「自治体崩壊と財政危機要因 田中利彦」 http://www3.kumagaku.ac.jp/research/eb/files/2011/12/95b6c4a1c84c40d6ed0bb0a84b8b1f66.pdf とは言え、歌志内市(ここばかり例に出して申し訳ありませんが)の財政も相当ひどいことにはかわりはなく、産業が死滅した現状と加速する高齢化や人口減を考えれば、長期的に見ればどうやってソフトに破綻させるか、という戦略も必要となるでしょうね。 http://patmap-finance.net/01/01227/
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- kuma8ro
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他の自治体への警告のため、どこか一つイケニエにしたかった一方で、次の2点が有ります。 ・JR新夕張駅、道東自動車道夕張IC、夕張シューバロダム等、無くなることが想定されない大規模公共インフラが有り、財源・雇用の下支えが有る。 ・夕張映画祭が有る等、知名度が高く、市民や、市民の他に、夕張市を愛する気持ちが有る。 これらにより、財政破綻自治体になっても、なんとか持ちこたえるということが期待されていたのでしょう。 歌志内だと、あっという間に人口ゼロ近くになり、残された老人世帯をどう面倒見るのか、という問題になり、財政破綻させるわけに行かない、という事情が有ります。
- あずき なな(@azuki-7)
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逆に夕張が財政破綻したことで 他の都市は自覚を強化して対策に取り組むようになったからです
- kamisenbon
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性質が違うからじゃないでしょうか。 他の都市は単に少子高齢化や過疎化などの社会的事情、地理的な事情などの多くの都市が共通する問題以上のものは(恐らく)なく、最低限の措置が取れているため、非常に苦しいながらも今の時点ではそんなにバタバタと倒れてしまうほどの切羽詰った社会状況ではないということかなと思います。 夕張市はその共通する問題点にプラスして、人為的な要素が加わってしまったように思います。人為的であるがゆえに恐ろしいスピードで破綻に向かい、人為的であるがゆえにブレーキも機能せず、当然のごとく手に終えなくなったような印象でした。 本来適切な措置、そこまでではないにしても最低限の措置をとることで防げた破綻だったのでしょう。 マスコミは視聴率のためなら危機感でもなんでも無責任にあおってきますので、振り回されちゃ駄目ですよ。 まあ私の回答の文章見たら大体わかると思いますが、思いつきで十分にかける文章であり、実際私も大して詳しくないのでこの回答も(他の方の回答も)鵜呑みにしないでご自身で正しい情報を得るきっかけ程度のものにしてくださいね。 でないとまた無責任な情報に振り回されますよ?
破綻したら確実に市民が離れていくからです。