- ベストアンサー
NHKはなぜ各県に一局必要なんですか?
大阪放送局から1時間とか30分の奈良、神戸、京都、和歌山など 各県にNHKの放送局があり、スタッフを持ち、 地元のU局より立派な設備をもち独立番組を作成して放送しています。 民間企業なら、大体関西で一局あれば充分だと思いますが、何かの都合で各県に必要なら、 、大阪の中に事務所をおいて各県を担当する職員を配置すればいいように思います。 独立した立派なビルを建てアンテナを立て放送設備を用意するって大変な費用がかかると思うのですが、 なぜこんなすぐ近くにいくつも放送局が必要なんですか? 放送法とかで義務付けられてるとか? 災害対策って事ないと思うんです だって各県でなくてもいいわけですから
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
A No.4 HALTWO です。 御礼、有り難うございます。 御礼文に対して…… >両面とも大阪 神戸 間などは30分かからない距離です。 ……それがそうでもないのですよ(^_^;)。 子供の頃、私は千葉県市川市……江戸川を渡ればそこはもう東京都……東京 Tower から直線で 20km も離れていない所に住んでいたのですが、それでも乾電池式 Portable TV の Antenna を室内で一杯に伸ばしてもザーザーと砂嵐のような映像になっていました。 現在は神奈川県横浜市に住んでいるのですが、屋外 Antenna を用いることなく室内で Portable Radio を用いると Antenna を一杯に伸ばしても「FM 横浜」以外は殆ど入らないですね(^_^;)。 御質問者さんも Portable Radio を室内で受信してみれば解るだろうと思います。……ちなみに AM ではなく FM で実験してください。 Portable 機に付いている Rod Antenna ではそんな受信性能しか得られないものですので、TV 映像の受信には Portable 機の Rod Antenna に比較して数十倍から数百倍もの受信電圧を得られる大きな Antenna を何の邪魔もない屋根の上に立て、発信局や中継局も空気が澄んで晴れた日に双眼鏡で探せば見えるくらいの近くにあるのです。 携帯電話の中継 Antenna なんて必ず視界に入るほどの位置にありますよね。 TV の中継局は 1 県に 1 つではなく、実はたくさん設置されています。 番組を制作して発信する TV 局の事業認可は Radio 局の認可とは違って非常に厳しいもので、例えば「数秒間 Black Out して『しばらく、お待ちください』の Telop を出した」だけでも郵政省 (現在は総務省) に局長が謝罪に行って厳重注意処分を受けることになります。 私は放送機材が Analog から Digital に切り替わる 90 年代に放送機材の設計 Produce 業界にいたのですが、Computer で映像処理を行う際に特有の伝送遅延をどう回避して実況中継に使える機材にするかが常に大きな課題でした。 今では携帯電話で受ける One-Seg 放送の時報が数秒ずれるなんて当たり前として許される時代ですが、昔は時報がずるというのは局長のクビが飛ぶほどの重大事故でしたので……。 生放送中継会場の電源が落ちても TV 収録中継機材群は別電源で Backup させるとか、発信局の電源及び無線発信機材は二重三重の Fail Safe 機構を維持させるとか、技術面でも Cost 面でも非常に Hurdle が高くなっているので、技術 (運用 Know How) と莫大な資金を持つ NHK と従来からの民間 Key 局ならば地方 TV 局の開設ができるでしょうが、他の民間企業が TV 局を持つのは殆ど夢物語に近いものです。 このため半官半民のような NHK はその技術力と資金力にものを言わせて全国の都道府県に地方局を開設してきたのですが、法律でそうしなければならないと決められたわけではないにせよ、行政との深い関係を持つ NHK が各県に放送局を開設して行ったのも当然と言えるでしょう。 ちなみに TV 朝日などの民放局も地方局を開設しているのですが、上記のように非常に厳しい技術的要求と資金を要する事業ですのでその数は多くなく、地方行政の支援を受けて開設された UHF 地方 TV 局の方が遙かに多いものです。 >大阪放送局から1時間とか30分の奈良、神戸、京都、和歌山など各県にNHKの放送局があり…… Internet や One-Seg なんてなかった時代には TV が最高の Media でしたので、技術の進歩や経済の向上と共に数多くの TV 局が必要になるだろうと郵政省が UHF TV 放送帯を規定して地方に UHF TV 局を立ち上げていった時代があったのですが、省庁主導で開設されるのですから地方行政に不公平な状況が生まれぬよう NHK が各県に開設して行きますよね。 UHF と VHF とは電波の送信周波数帯が違うだけで、番組制作過程は同じですので、各県に番組制作能力を持つ NHK 地方局ができるというわけです。 しかし TV 放送事業は非常に高度な技術力と莫大な資金を要するものであることから現在の民間企業は従来の TV 放送事業者を除けば安価で簡単な Internet 放送で映像配信を始めますので、今となっては NHK 地方局が無駄にたくさん残っているように見えるわけですね。 まぁ、広告収入でのみ成り立つ民間 TV 事業社ならば赤字局は整理したいものでしょうが、そう簡単に整理できないのが厳しい放送法で縛られた TV 業界ですし、NHK 地方局は民間局に較べて更に厳しい公共性維持姿勢を求められますので、御役所の縦割りで各県に作ってしまった無駄な放送局と言えども閉局するわけには行かないでしょうね。 >だって各県でなくてもいいわけですから 私もそう思います……と言うか、何百万、何千万という人々が Smartphone の Wireless Internet で放送開始時刻以外の任意の時刻に番組を楽しめる時代に Synchronous (同期型) TV 放送設備を持つ TV 局は、全くとは言わぬまでも、殆ど不要なのではないかと思っています。
その他の回答 (7)
- ueda21
- ベストアンサー率15% (82/542)
一応法律があります。 県域放送 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%8C%E5%9F%9F%E6%94%BE%E9%80%81 大阪地域の地域性の詳細はわかりませんが、 この地域民間放送でも 県単位のはありますよね? KBS京都とか和歌山テレビとか各県に俗に独立系とか言われる県単位の放送局もあるくらいですから県単位の情報の需要はあると思います。 災害時にも大丈夫とか一秒でも停止できないとかの公共の電波を使う上での責任も負っていると思います。
お礼
県に全くないならNHKは公共放送だから必要とも思いますが県単位に放送局があります、だから不要では?。 京都と滋賀大津は見える距離です。そこに2つの放送局があるのです そんな所は一つにまとめればいいのでは? そりゃ自分の金ではないから 理由をつければいくらでも作れるでしょうが 視聴料高いと思うにです どうでしょうかねえ 回答有難うございました
- ueda21
- ベストアンサー率15% (82/542)
首都圏など一部を除き放送局の免許が都道府県単位なんです。 私が住んでいる長野県のNHKは山間部が多いので中継局が多く普通の人の目に触れないところの設備管理がいると思います。 http://www.nhk.or.jp/nagano/station_info/channel.html テレビやラジオでもニュースの取材は各地に駐在として記者やカメラマンがいて人数がいります。 そして他の方の回答にもある様にて行政の異本単位である都道府県の県庁所在に局を置くことは権力のチェック機能が求められるマスコミには必要です。 また地域の人に必要な情報を伝える意味でも取材放送が必要です。
お礼
仰る事よくわかります。 長野などの独立性の高い所はそうかもしれませんね。 しかし、電波を遠くまで届ける事と放送局を作ることは別ではないですか。 関西圏の場合、大阪を中心に神戸、奈良、和歌山、京都 多くは30分とか ようするにそぐそこですよ。 又文化圏も同じです。 そんな所に 放送免許を取って大げさな放送局がいるのか疑問なのですが? 回答ありがとうございました
- staratras
- ベストアンサー率41% (1499/3651)
それは基本的に行政だけでなく政治・経済・教育文化などのさまざまな面で「都道府県」が単位となって行われていることが多く、「地域放送」を都道府県単位で行うことが必要だからです。夏の甲子園を目指す地方大会も基本的に都道府県単位です。 NHKの受信料を支払っている視聴者の立場からいえば、地域放送に関しては全国どの都道府県に住んでいても基本的に同等のサービスを受けたい希望があります。大阪や名古屋など大都市の放送局だけで地域放送が制作・送出されるようになればそれは極めて困難になると考えます。 関西の二府四県のテレビの場合、確かに在阪民放4局(よみうりテレビ・毎日放送・朝日放送・関西テレビ)は関西全体の広域に放送していますが、各府県にはサンテレビやKBS京都放送、テレビ大阪などの府県域をエリアとする放送局も存在しており、府県を単位とする放送の需要はこの地域の民放にもあります。 地震や気象災害などの緊急放送を考えると、放送番組を制作・送出する機能を例えば関西で大阪局だけに限定するのは危険だと思います。阪神・淡路大震災の際、大阪と神戸の間などの鉄道は不通になり、わずかに通れる道路には車が集中して大渋滞が起きました。大阪などからの応援が到着するには相当時間がかかり、初動の段階ではNHKも民放も甚大な被害が生じた神戸市内などの取材は神戸にいる者だけで対応せざるを得ませんでした。東日本大震災でも状況は基本的に同じで、とくに初動の段階では地元にある放送局が頼みの綱になります。 また生駒山からの電波を関西全域で受信できるわけではないので、例えば神戸の摩耶山や京都府と滋賀県の境にある比叡山から電波を出していますが、大阪局で制作した番組を中継して放送するだけの機能しかなければ、大規模災害で大阪局の機能が損なわれたり、中継回線が切れてしまえば万事休すです。神戸局や京都局・大津局に大阪局より小規模とはいえ最低限の放送番組の制作・送出機能があり、神戸局から摩耶山を通じて、京都・大津局から比叡山を通じてそれぞれの府県向けに電波を出せる態勢になっている現状の方が、社会的な安全確保の面からも有益だと考えます。
お礼
何か今一つ?? 要は法律などで各県一つと決められている訳ではないのですね。 災害対策とか緊急予備局という論理なら際限なく必要になりませんか? 京都だって日本海側と南側に必要になるでしょうし兵庫県だって・・ 大阪神戸は新快速で27分だったっけ、それだけしか離れていない所にビルを建ててテレビラジオを放送する局が必要とは思えないのですが? 結局無駄遣いではないでしょうか もうすこし説得力のある お答えはないでしょうか
- HAL2(@HALTWO)
- ベストアンサー率53% (2345/4395)
>なぜこんなすぐ近くにいくつも放送局が必要なんですか? TV や FM (Frequency Modulation:周波数変調) Radio 放送は VHF (Very High Frequency:超短波) 帯と呼ばれる 30MHz~300MHz の周波数帯域で電波を伝送していました。……地上波 Digital 放送等になった現在は更に高周波の UHF (Ultra High Frequency:極超短波) 帯を用いています。 電波は周波数が高くなる遠くまで届きにくくなりますし、受信機も高周波になるほど受信しにくくなってきます。 現在では技術が発達して携帯電話のように非常に高周波で微弱な電波を用いる機器でも何不自由なく使えるようになりましたが、TV が出現した頃の電気回路は真空管回路の時代でしたので、極めて大出力の電波発信塔である東京 Tower を用いても既に神奈川県や千葉県といった東京都の隣県でも大きな Antenna で厳密に角度を合わせないことにはきちんと受信できないような時代だったのです。 そのため電波をきちんと受信できる範囲毎に電波を再送信する発信局を作ったのですが、Local News や Local な番組を制作放送するために地域ごとの NHK も配備したわけですね。……取り敢えず各県に 1 局あれば殆どの Area を Cover できますし、だだっ広い北海道や離島は受信人口の少なさから独立した分局を作ることなく、都道府県中央局からの電波を再送信すれば良かったというわけです。 526.5kHz~1,606.5kHz の MW (Medium Wave:中波) 帯で電波を伝送する AM (Amplitude Modulation:振幅変調) Radio 放送は 1 局だけでも全国放送することができるほど電波がよく届くことから NHK AM Radio 局は一般向け番組の NHK 第一と教育番組が中心の NHK 第二の 2 局があり、TV も NHK 第二が教育 TV となっていますが、地方では NHK 第二が NHK 地方局独自の番組を放映するものになっていましたし、NHK FM Radio 放送も第二放送局が Local 番組を放送していましたね。 現在は上記のように技術が発達したことから各県に 1 局を設ける必要もなくなったのですが、だからと言って閉局するわけにも行かず、そのまま残っています。 但し TV 放送の免許制度は Radio 放送のそれよりも遙かに厳しく、高額の投資が必要であるため、Radio 放送の御当地局のように TV 局を開設できるものではありません。 このため地方 TV 局も莫大な資本と技術力を持つ NHK から開設されてきましたし、現在でも新規 TV 放送局の免許を得るのは非常に大変です。 一方、地上波 Digital 放送に移行した頃までは災害時の抑えとして各県 2 局体制が必要だったのかも知れませんが、現在では TV や Radio 以外にも Internet や携帯電話網が発達していて大災害時の情報収集には被災地でさえも先ず最初に携帯電話を試してみるように TV や Radio の存在意義は小さくなっています。 AM Radio ならば被災地の放送局や携帯電話通信施設が全滅しても県外からの放送を受信できるので、災害時の情報収集源として価値があるのですが、それ以外のものでは携帯電話を試そうとする人が圧倒的に多いでしょうね。 そのため中継再送信局としての設備以外の、大掛かりな独立放送番組制作能力を持たせた施設を地方 NHK 局が有するのは、御質問者さんが懸念されるとおり、無駄な設備投資となってきており、A No.2 Mokuzo100nenn さんが仰る通り、無駄な天下り先でしかないとも言えます。 現在 FM Radio に関しては radiko.jp によって全国の FM Radio 放送を Internet で聴けるように整備が進められていますが、Internet 回線網が発達すれば TV 放送も Internet で全国の TV 番組を観ることができるようになるかも知れませんね。 そうなれば御質問者さんが仰る通り NHK TV 局なんて全国一般向けの 1 局と教育番組用に 1 局の 2 局あれば充分、商用 TV 局も御当地 TV 局も含めて数局から十数局あれば充分ということになるかも知れませんね。 私はもはや TV の時代ではないと思って TV を捨ててからもう 10 年以上 TV を買っておらず (そのため TV は外で昼飯を食べる時ぐらいしか観る機会がありません) 動画は Internet でしか観なくなっているのですが、残念ながら TV 番組が Internet で放映されるようには未だに至っていないことから TV 番組や Talent に関する知識は友人達が皆びっくりするほど疎い人間です(滝汗)。 まぁ TV 放送や FM 放送が Start した頃は各県に局がなければ全国に放送を配信できなかったわけで、その後の経済の発達に伴って地方独自の番組制作が NHK 地方局を中心に始まり、現在では Internet での Video 配信の方が手軽であることから民間 TV 局の開設意欲が低下、結局、民間企業とは程遠い半官みたいな地方 NHK TV 局が残っているというわけですね。
お礼
電波を届けるという技術面とニュースや話題を放送するソフト面があると思います。 両面とも大阪 神戸 間などは30分かからない距離です。 そこに独立したテレビ・ラジオなど放送局を持つのは無駄のような気がします。 異なる文化圏とかならいいでしょうが、車でも30分程度の所にわざわざ社員を配置して放送設備を置く・・どうも 納得だ出来ません 回答ありがとうございました
- mrst48
- ベストアンサー率9% (303/3050)
民放の放送局が 国会中継をやることが出来ないから。 在京・在阪のキー局が全都道府県での 放送が出来ていないので、 一部キー局での国会中継は、 その放送を視聴できない県もあり それは、不公平ではないか?との考え。 NHKにチャンネルを合わせれば 全国民が国会中継を見ることが出来て 予算委員会等中継中の発言はすべて、視聴できる。 ニュースでは、発言の一部を編集して放送し 編集段階で何かしらの意図を持て、編集すれば 変なことに、なってしまう。 一応そのようなことが無いように、全国津々浦々放送できる NHKが必要では?。建前ですが・・・。
お礼
ちょっと質問の趣旨と違うと思うのですが? 電波を全国に届けるためには放送局でなく送信所ではないですか。 放送局って番組を作る所ですよ
- Mokuzo100nenn
- ベストアンサー率18% (2123/11344)
放送局長というポストが沢山用意できるからです。 強制料金徴収で、収入の不安が無く、また利益をだす必要もないNHKの様な組織では、お手盛りで不要なポストを沢山造ります。 日本銀行も、支店長を沢山つくるために全国の主要都市に支店を出しておりますが、同じような構図ですね。
お礼
要は視聴者の為ではなく自分たちや政治家の為と言うことですか・ 回答ありがとうございました
- dondoko4
- ベストアンサー率12% (1161/9671)
公共放送だから
お礼
公共放送だと各県に一局必要なんですか。 回答ありがとうございました
お礼
大変詳しく技術的解説まで下さって感謝いたします。 いろいろな事情があるのですね。 わたしは無知ですが、ネットや他の通信料と比べて割高に思ったのです、で 放送局の作りすぎではないかと思うのです。 民間ならとっくに集約していると思います。 例えば京都と大津はJRでひと駅 見えるような距離です そこに立派な放送局を置き多くの社員を配置し独自の番組を制作して放送する 無駄? 作るなら滋賀県でも大津ではなく湖北地方、京都でも日本海地方 それなら人の交流も商圏も違うので理解できるのですが 回答ありがとうございました