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シャアゲルググの両刃の薙刀みたいなものは実在した?
シャアのゲルググの装備で両刃の薙刀が登場しましたが、 あのような武器は、実在したのでしょうか? クルクル回してバサバサ斬るのがカッコイイなと。
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実在はしない、というか、実用的でないので洋の東西を問わず見られませんね。 もしかしたら実在はするのかもしれませんが、実際に使われることはなかったでしょう。 理由は2つあります。 一つは、実際の武器はバサバサ斬れないということです。 切れ味のよい日本刀でも武装した人体をバサバサ斬れません。 なので、両端に刃を着ける意味はないわけです。 片方の刃で斬り付けたとき、必ずそこで勢いが止まります。切断できたとしてもです。 ですので、片方の刃で切った勢いそのままに反対で…というのは無理です。 よほどの達人なら可能かもしれませんが、そこまでの達人ならより楽な方法で敵を倒します。 もう一つは、使用者にとって危険であるということです。 両端に薙刀がついている形状の場合。片方で斬り付けたとき、逆側の刃は自分の体に向かっています。 危ないでしょう? 現代の銃器もそうですが、あらゆる兵器は自爆を防止するように進化します。 なので、自爆の危険性が有る武器は普及しないというわけです。 単純に「劣った兵器」になりますからね。 インドにはマドゥという、二本のナイフを両端につけた形状の武器はありますが、これは刀身が短く、刺突用なので運用が可能だったわけです。 ゲルググのビーム薙刀やダースモールのダブルセーバーが両端に刃がついているのは、 両者とも「触れた瞬間に何の抵抗もなく切れる兵器」であるからですね。 斬った瞬間に抵抗(ぐっと押し込むような)がないので、片方で斬った勢いそのままに逆側でも斬れるわけです。 ですので、「両端に刃がついている武器」は創作の中でのみ可能、ということになります。 相手を斬っても勢いが止まらない事&自爆をしない達人(あるいはコンピュータ制御)である事が絶対条件になりますからね。
補足
面白いお話しありがとうございました。 楽しく読ませていただきました!!!