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ピアノでジャズのアドリブができません
大学のジャズ研に所属しています。 ピアノでアドリブがなかなかできずに困っており 皆さんのご助言を頂きたく質問しました。 演奏会のときは大体既存の演奏のコピーでしのいできました。 そもそも今までフレーズを覚えることをほとんどしてこなかったので、(コーラス単位でのコピーは結構していましたが…) 弾けなくて当たり前といえば当たり前かもしれませんが、 ジャズが得意な部員に聞いてみると、 「とにかく対応するスケールやアルペジオを好き勝手弾いているうちにできるようになってくる」 と言われました。 他の初心者の部員たちもそういう方針でやっていて そこそこ上達していっているみたいです。 自分は何事に対しても、 実践を伴わず理論一辺倒になってしまう癖があるので、 それを自覚して、「とにかく実践」と思い、 その人に言われた通り曲のキーや、コード進行に対応するスケール(ブルーノートスケール、教会旋律など) を使ってアドリブ練習をするのですが、 まずまともなフレーズが思いつかず、 一小節ひいては止まり、ひいては止まり… となった挙句、全体としてまとまりがあるわけでもなく、 ぐだぐだになってしまいます。 セッションに参加するときは止まることが出来ないので、 あたかも、ピアノに何の心得もない小学生が、 音楽室でふざけてピアノをぶっ叩いているような演奏になってしまいます。 入門者のアドリブの練習としてはどういったことをしていけばいいでしょうか? 現時点で自分で考えたアドリブの練習としては ・引き続き上記のようなアドリブの練習はつづける ・暇さえあれば1つでも多くのフレーズを覚える ・演奏を耳コピして採譜し、自分なりに色々分析してみる といったことをしていこうと思ってます。 また、バッキングやオブリガードの練習法、 演奏上達という観点からの音源の聴き方についても教えて頂けると嬉しいです。 回答よろしくお願いします。
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- rabbit_cat
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これは蛇足です。 >ミクソリディアンは~ 第7音が半音低い♭7でちょっと不意打ちな気分 ピアノの鍵盤の構造や、ピアニストはクラッシックピアノの経験が或る人が多いという点から当然と言えば当然なんですが、ピアニストはメジャースケールを特別視しすぎている人が多い印象です。 メジャースケールって、ものすごくクセ(主張)が強いスケールです。例えばソロの中で下手に使うと曲の雰囲気をいっぺんでぶち壊せるくらいの破壊力があるスケールです。 メジャースケールの特徴は、それがメジャーのスケール(第3音がメジャーの音)であることを別にすれば、第7音(Cメジャーならシの音)です。歴史的も、第7音がシになるまでは紆余曲折があったわけですが、純粋にスケールとしての音の響きを聴けば、この音は、むしろ、シではなくてシ♭のほうが自然とも思えます。 あるいは、メジャー7th(CM7)というコードがありますが、これもシの音が相当に強い主張を持っているコードです。なんで、あえてメジャー7thの響きが必要という時以外は、通常はメジャー6th(C6)を使うわけです。 実は、ギタリストとか管楽器奏者には、メジャースケールとその他のスケールとに優劣みたいなものを全く感じたことがない人というが多かったりして(他のスケールを知ってるのにメジャースケールは知らないとか)文化の違いを感じます。
- naoartbpen-ds
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何度も失礼します. >>現時点で自分で考えたアドリブの練習としては ・引き続き上記のようなアドリブの練習はつづける ・暇さえあれば1つでも多くのフレーズを覚える ・演奏を耳コピして採譜し、自分なりに色々分析してみる といったことをしていこうと思ってます。 修正しますね. //テーマ練習をする //暇さえあれば曲を聴く これは誰もがやってる鉄板練習メニューです. 曲を聴くは私が口酸っぱく言われてることです.本物を知らないといつかは挫折します. わたしはスマホではPVSTARというアプリを使っています. PCでは特にライブやセッションの気に入った動画を保存しています.(そのあとに削除されたものがありまして >>・演奏を耳コピして採譜し、自分なりに色々分析してみる 同じようなことで //4バースの練習をする はどうでしょうか 笹島明夫さんのビデオをみてください. http://youtu.be/2lu_rkmBlJM
- rabbit_cat
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>ソロの前にバッキング、と仰る理由は、セッションに参加出来るようにするため >ということで良いでしょうか? もちろんそれもありますが、それだけではないです。 バッキングができれば、自動的にソロもできるようになりますよ、ということです。 #1に書いた私の前の回答の#3を見ていただきたいですが、 (譜面は読めるし、楽器自体はある程度演奏できる)というピアニストがジャズを勉強する場合には、 ある程度理論的にきちんとコードから入ったほうが(=がきちんとひけるようになったほうが)「それなりにカッコがつくまで」の時間は早いと思います。(実際には、理論だけだとそのうち行き詰りますけど) スケールに関しても、私の前の回答の#3を見ていただきたいですが、 私自身は、初心者が覚えるべきなのは、コンディミスケール(の下降形)「だけ」でいいと思います。 他のたくさんあるスケールは、使いこなすことで「個性が出る」といった感じですが、 コンディミスケールだけは、知らないと「ジャズ(バップ)っぽい演奏」はできません。 コンディミスケールの下降形というのは、つまり、目的の音に向かって、全音→半音→全音→半音、で降りてくる、ということです。 たとえば、 フレーズの最後をドで終えたいな、と思ったら、ドに向かって ファ♯ → ミ → レ♯ → ド♯ → ド と降りてくる、というのが、無意識のうちにできるようになればよいです。 実際には、「これからコンディミスケールを使おう!」って思って使うものではなくて、無意識に自然に、全音→半音→…→全音→半音で、目的の音に到達するってだけです。 練習としては、例えば、Dm7→G7→C (ツーファイブ)のコードで、Dm7の最初の音と、最後のCで解決する音を先に決めます。 そして、Dm7のところは、ほぼコードトーンのみフレーズで、G7のところで、コンディミで全半全半で降りてきてCで目的の音に到達する、みたいなことをたくさんやって頭に叩き込みましょう。 例えば、Dm7の最初の音がレ、最後のCでの解決をドとしたなら、 レファラファ(Dm7) → ファ♯ミレ♯レ♭(G7) → ド とか、 Dm7の最初の音がラ、最後のCでの解決をミとしたなら、 ラドファラ(Dm7) → シ♭ラ♭ソファ(G7) → ミ とか。 >スタ本の曲なりを使って練習した方が楽しいし、コードの練習も出来て効率もよい気がしますが… まあ、それでいいと思います。実際、スケールを覚えるっていうのは、上で書いたように、実際には、フレーズの中で(半ば無意識に)使えるようにしろ、ということなんで、文字通り「スケールを覚え」ても意味ないわけで。 ただ、新しいスケールを覚えるって、いったんスケールを覚えるコツみたいなのが分かってくると、実は、そんなに大変なことではないんですけどね。 なんというか、たいてい、スケールごとに、そのスケールの特徴的なところ、みたいなのがあって、そこだけ覚えればいいだけなんで(というか、それまで自分の中になかった音のつながりって言うのは、耳に自然にのこってしまいます)
お礼
回答ありがとうございます。 コンディミは使えそうですね。 教えて頂いたやり方で練習してみようと思います。 >なんというか、たいてい、スケールごとに、そのスケールの特徴的なところ、みたいなのがあって、そこだけ覚えればいいだけなんで うーん、 「ブルーススケールの♭3と#4がならず者っぽい」とか 「ミクソリディアンは第6音までは普通にメジャースケールだったのに、第7音が半音低い♭7でちょっと不意打ちな気分」 みたいな感覚はつかめているんですが、 実際自分でアドリブしようとすると上手くいかないですね。 とにかく感覚がつかめるまでがむしゃらにでも弾きまくることでしょうか?
- naoartbpen-ds
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大部分の人は練習→セッションデビューだと思いますが、私は全く順番が逆でした.自分でいうのもなんですが、ジャズのジも知らないのに演奏できたのは共演者のプロからアイデアをもらった(相方の音を聞いた)のも理由のひとつだと思います.キメを何度も繰り出してきたらそれに合わせる程度の反応しかできませんでしたが、その経験のおかげか周りの音を聞く能力だけが高いと共演者から太鼓判をもらいました. フレーズを覚えてセッションに生かすのはとても難しいです.セッションは会話と同じです.意味も使い方も知らないのに、突然何の脈略もない、今言うべきではないことを、覚えたてで使いたいばっかりで(そのために練習したんだから自然な感情なんだけど)言い放たれたら周りはビックリするだけですよね? それでも空気読んで感づく人ならいいですが、白い目に関係なく本人したり顔だったりします. そのあたりが、別スレである方が「覚えたフレーズを別の曲で使ってみる」っていうのだと思います. なので、フレーズは覚えなければいけないのですが、おはよう・こんにちは程度の短いフレーズ(オブリガードなら1、2拍程度)が適当だと思います. ドラマーでいうと、フィルインもしくはシンコペーションでの崩しにあたるところです. 私はドラマーなので曲を聞いてかっこいいと思ったフィルイン【だけ】覚えますが、この状態では全くセッションでは使えません.そこから範囲を広げて流れで演奏できるようにするのですがそれでもコピー元の全体的な演奏イメージが強烈にあってやはりセッションでは使えませんでした.また、相方の演奏を聞いて湧き上がった感情をなんとか返そうとしたのですが何もできませんでした. フレーズを覚えるイコール使えるではなさそうです. うまい人になってくると私のようにトライエラーすることなく、フレーズが使える覚え方っていうのを知ってるように思います. スケール練習も、使えるスケール練習っていうのを考えなくてはいけません.しかし、この2つはすごく関連性がありそうです. 私が最近実践してるのが練習したい曲のテーマを動画サイトで流しながら(できればドラムなし)あるいはスキャットしながら、レガートのパターンに覚えたフレーズを混ぜるのです. レガートだけでは面白くないのですので覚えたフレーズまたはソリストに反応して作り話するという構成です.全部作るより楽ですね. バップならバップフレーズがありますし、それプラス借り物です. あと、No.1さんの補足とかぶって申し訳ないですが、私は歌うと書きましたがスケール練習の意味は歌うことです.歌うは音程を合わせる必要はありません.正確にいうと聴き分ける能力を育てるためです.でもなんちゃら音感の話ではありません. 外れた音、または句読点の音を聞き分けるということです. 例として枯葉のテーマで2小節のまとまりのフレーズをわざと途中で止めてください.うわ、気持ち悪っって思いましたか?そういう話です. レからCm三度のミbにいきたい感覚、続けてFコードトーンからのBb三度のレで解決、もう一度続けてAm7(b5)の三度解決、そしてD7経由でGmの三度解決でAメロ終わり. このように音の雰囲気、色を感じ取ってください. 分かりにくいかもしれませんが、枯葉のテーマにスケールの要素が含まれてたとしたら?自分でテーマを弾いて音を聞いて感じたことが、そのままスケール練習も兼ねていたとしたら? 私はブルーモンクを初めて聞いた時、正直爆笑しました. わたしもピアノや鍵盤ハーモニカでテーマを演奏してみようと思います.コードの流れを理解することにもなるし、ピアニストもそれさえもできなければアドリブをやる段階ではありません. キース・ジャレットは唸ったり変な挙動をすることで有名ですが、オスカーピーターソンも唸ってますしピアニストだけじゃなく唸りながら楽器を弾く人が私の身近にも多く質問してみました. すると、それは意識的にしていて思いついたことを歌っているんだと言ってました. プロの人で口を大きく開けてドラムを叩く方がいてその演奏が楽しすぎるので、まずは仲良くさせてもらってライブ後に話を聞いて、できること興味のあることから真似してます(笑) そしたら確かに違いがありました.私も近いうちに唸りだすかもしれません. 興味のないことは、今の自分には覚える必要のないことです. それと録音してください.演奏するときはお客さんと同じ音を聞くのは無理なので時間をさかのぼって確認する必要があります. また何かあれば補足してください.
- naoartbpen-ds
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ジャズドラムをやっています。プロのテナー奏者に師事しています。私が人から話を聞いた内容をまとめます。 まず、一小節づつとまってしまうというのはコードに合うスケールを考えているからではないでしょうか? そんなパズルゲームは何の役に立ちません。BPM200+なのだから4拍が何秒で過ぎ去るのでしょうか。 フレーズのストックも中級以上にならなければ意味ありません。フレーズを覚えるのに時間がかかってしまうし、これもパズルゲームの手癖ダラダラ演奏になってしまいます。共演者に白い目で見られるか、にらまれるだけです。 スケールを覚えるのは間違いないですが、大事な言葉が抜けています。 スケールは音の羅列で、機械的に上下するだけでは単なる筋肉の記憶にすぎません。 スケールを自分のものにするためには歌ってください。ツボは外れた音です。ドミナントやサビで使えるメジャースケールから外れたオンチな音です。そこから解決先へ向かうイメージがツボなんです。 例えば解決がCなら、Cのコードトーンのミで終わるぞって意識しながらDmからGの2小節を弾くのです。そうすると全ての音を使わなくてもいいとわかるでしょう。そうすると冒頭のような練習はやればやるほど下手くそになると納得できます。 わたしはこれがツーファイブワンがジャズの基本と呼ばれてる所以だと思います。そして終始そういうイメージで聞いてます。展開のくぎりも分かりやすいのでありがたいです(次の展開のためにわざと解決しないのもあるけど) ドラマーも共有の意識を持つことが目標です。ひとりで小節数を数えているようではダメらしいのです(笑) 私はセッションの現場でジャズをゼロから覚えてますが、プロのピアニストは和音、ソロとがっつり弾いていません。 止まる勇気を持ちましょう。意識して鍵盤から手を離すのです。 私がドラムから見ていて一番差を感じることです。 人の嫌がる演奏はしないでください(自戒もこめて)。 あとモンクさんはライブ前の練習はテーマを繰り返し弾いていたと聞いてます。 アドリブができなければテーマを弾いてもいいし、理論はセッションができるようになってからのほうが吸収力が違います。 実は私はピアノを弾いてました。ジャズにも興味ありましたが理論先行型で挫折しましたが、仕事帰りにたまたま行ったライブハウスでロックとクラシックしか知らないのにジャズドラムをやらされたことがきっかけで人にアドバイスできるようになりました? なので、師匠には恩人と感謝しています。 大学生なら財政的に厳しいかもしれませんが(笑)、ライブに行ってプロの技を盗んで話しをするのも生きた教材で勉強になります。 私の通う店はジャズ研究会の現役生がバイトしてます。バイト代とまかないつきでプロの演奏を聞いてます。社会人としては「なにこの待遇の違い」うらやましい限りです。 練習頑張りましょう。
補足
回答ありがとうございます フレーズのストックは中級者以上でないとあまり意味がないとのことですが、 普通に考えて、フレーズや演奏をコピーするなり、最低限のインプットがないとアドリブなどできるわけが無いと思ってしまいます…。従って、ある程度インプットを済ませてからでないとスケールで歌う練習をしてもあまり効果が無いんじゃないかと思ってしまいます…考えすぎですかね? それほど経験がなくとも、歌っているうちにフレーズを作る力は付いてくるものでしょうか?
- rabbit_cat
- ベストアンサー率40% (829/2062)
とりあえず、バッキングはできますか? まずは、そこからです。 昔、書いた回答(私は#3、#5ですが、他の人も参考になります) http://okwave.jp/qa/q8131683.html そこにも書きましたが、ジャズの初心者が一番最初に覚えるべきスケールは、コンディミ(Combination of Diminish Scale)の下降形です。 とりあえず、いわゆるビバップのフレーズというのは、基本的には、上昇はコードトーンのみ・下降はコンディミスケール、という組み合わせでできていると思えばよいです。
補足
バッキングもまだあまり出来ません。 コードは徐々に抑えられるようになってきていますが、 右手を上手く使えないので、 高音部はいつも疎かになります。 テンションを入れた形はまだ2種類、 俗に言うAタイプとBタイプしか覚えていないし、どういう場面でどのテンションを加えればよいかがまだ瞬時に判断できません。 バッキングに関しては当面は •トップノートを上手く滑らかに繋げる •アルペジオ+経過音でオブリガード することを意識して、スタ本の曲で練習しようと思っています。 ソロの前にバッキング、と仰る理由は、 セッションに参加出来るようにするため ということで良いでしょうか? あともう一点お聞きしたいのですが、 ジャズではやたらスケール練習を推奨されますが、これは何のための練習でどういうことを意識してやればよいのでしょうか? まさかテクニックのためだけでは無いということは思いますが、何を意識して練習すればよいのかイマイチ分からないのであまりやっていません。 「スケールを弾きながら、そのスケールでアドリブフレーズを作ることを考えろ」ということでしょうか? それならそれで基礎練習としてではなく、 スタ本の曲なりを使って練習した方が楽しいし、コードの練習も出来て効率もよい気がしますが… 回答お願いします。
お礼
4バースの練習ですか! 確かに短めのフレーズなら思いつきやすいし、 最後の音を中途半端な音で終える練習をすることで、フレーズの展開の仕方を学べて良いかもしれませんね。 笹島明夫さんのことは初めて知りましたが、 ボランティアでこんなに熱心に教えようとする人初めてみました! 参考にしようと思います。 音源を聴くのは大事ですよね…。 練習法云々色々難しく考えていますが、自分にはこの基本的なことが足りなかったかもしれません。 というのも、(話がずれますが…) 実は僕は、 ビバップのフレーズの特徴ともいえると思いますが、 よくフレーズが途切れたり、 フレーズにいろいろ複雑なスケールを使ってだんだんカオスになっていくのが、 演奏に統一感がない気がしてあまり好きでなく、 そういう演奏は途中から退屈になってきて聞き流してしまうんですね…。 どちらかというと、テディウィルソンや山中千尋さんのような ポップな演奏を目指しています。 でも今は基礎なんだから、ちゃんと聞くようにしないとダメですね。 まだ色々お聞きしたいこと、お話したいこともありますが、 とりとめがなくなりそうなので、また立て直します。 ご縁があればまたよろしくお願いします!お二方ともどうもご丁寧にありがとうございました!