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4月の資金供給残高、2年8カ月ぶり伸び率10%割れ
マネタリーベースの増加が減少し、一ケタ台になったということは、長期的に金利が上がるかもしれないと予想していいのでしょうか?増加の減少は、景気回復の兆しでもあるのですか?あまり知識がないので、わかりやすく教えてください。よろしくお願いします。
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マネタリーベースとは中央銀行の資金供給ですが、経済にとって重要なのは、それが金融機関の貨幣乗数効果を伴ってどれだけ経済全体に循環するかを表したマネーサプライだと思います。 言い換えると、いくら日銀が通貨を発行しても(=マネタリーベース拡大)、銀行が貸し出しに回すことなく国債を買ったり日銀に預けなおしてしまうのであれば、マネーサプライは全く増えませんし、逆も真なりということだと思います。 これだけでは日銀の意図がわかりませんが、世界的に景気が好転していますので、乗数効果の好転を考慮すれば、マネタリーベース縮小の弊害は少ないと判断したのかもしれません。よって、増加の減少自体が金利上昇や景気回復の兆しとなるというより、金利上昇や景気回復に繋がるような経済全体の動き、乗数効果の好転につながる傾向から判断して、増加率を減少させているのだと思います。 ただ、世界全体として、まだまだ未曾有の資金供給状態です。