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ディープサイクルバッテリーの違いについて
鉛蓄電池の内、ディープサイクルバッテリーは比較的深い放電に強いときき ました。構造もしくは特徴としてどのような違いがあるのでしょうか。 また、メリットが主に調べると書かれていますがデメリット、もしくは取り扱 い、用途等で注意すべき点がサイクルバッテリーではあるのでしょうか このようなことには無知なので質問において おかしな点があるかもしれません。 何卒よろしくお願いします
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こんにちは。 ディープ・サイクル・バッテリーの主な特徴としては、ディープの名の通り「深放電の繰返しに強いバッテリーというメリット」があります。 普通の、自動車エンジン始動用バッテリーはセルスターターモーターを廻すなど短時間に大電流を放電させるのには強いですが、放電の際に電解液の希硫酸と鉛電極の化学反応で生じる硫酸鉛の結晶が鉛電極に付着するサルフェーションという現象に弱く、深放電の繰返しを行うと短期間でバッテリーの寿命を迎えてしまいます。 この、サルフェーションを起こし難く鉛電極を丈夫にしたのがディープサイクルバッテリーです。 ですから、鉛電極が重くなることで「バッテリー全体の重量が重くなるデメリット」があります。 また、ディープサイクルバッテリーは深放電に強いですが、深放電後の初期充電には高めの電圧で充電(電気分解)を行う必要があるため一般的な充電器ではなく均等充電が出来る専用充電器が必要となります。 なお、均等充電とは各セルの電解液比重のバラツキを均等にさせる目的で通常充電の電圧より高めの電圧で充電を行うことです。 ちなみに、各セルとは一般的な12ボルトのバッテリーは6セルが直列接続されてる状態ですが、それぞれの1セルは2ボルトの起電圧を持ったバッテリーということです。 一般的な、ディープサイクルバッテリーは6セルの12ボルト電圧ですが、バッテリー式フォークリフトなどに使われる大容量ディープサイクルバッテリーは1個が2ボルト電圧のバッテリーで、これを24個直列接続して48ボルトの電圧にしてフォークの動力モーターを動かしてますから、バッテリー1個が1セルということになります。 しかし、1個で12ボルト電圧のバッテリーは、6セルが既に直列接続されてる状態になってるので12ボルト電圧になることで、各セルとは6個の銘々のセルということです。 ディープサイクルバッテリーの用途としては、既に挙げたようにバッテリー式フォークリフトを始めキャンピングカーのDC・ACインバーター用電源や一般車で車中泊する時のインバーター用電源として用いられることが多いです。 注意すべき点は、深放電に強いことを過信せずに、深放電状態で長期間放置せず適時充電を怠らないことや定期的に均等充電を行わないとバッテリー寿命に影響するので、やはり専用充電器は必要ということでしょうか?
お礼
非常に丁寧でわかりやすい回答ありがとうございます。 特にデメリット等は調べてもなかなか詳しく書かれておらず 利点のみが目立つように書かれているので、この回答はとても参考になりました。 自分のバッテリーを選ぶうえで参考にします。 ありがとうございました