数えでやるところもあるし、満年齢でやるところもある。それは地域や家系によって祝い方が異なっています。
女児は3、7、男児は5歳ですけど、それすら曖昧ですしね。
もともと徳川さんが始めたことですし、神に感謝して祝うという気持ちより単なるイベントと化した現代ではもう好きにすりゃいいでしょう。もともと、武家のしきたりを町民まで広めたって時点で意味なんてないがしろにされてるようなものです。だいたい、今時は髪を剃ったり、袴をはいたり、着物を変えたりなんてこと、全くしてないんですから。
現在の七五三なんて、いいとこ着飾って写真撮って、神社に顔出して美味しいもの食べるって程度でしょ? そんな程度の意識なら、入園や入学を祝って神社なり寺なり教会なりに詣でるほうが、よほど旧来のしきたりに近いと言えますよ。
五節句だって旧暦のしきたりをほぼ1か月ずれた新暦の日付にそのまま移したもんだから、桃の花も咲かない内に桃の節句を祝ったり、菖蒲の花も咲かない内に端午の節句を祝ったり、雨が降りやすいころに七夕を祝ったり、みーんな云われをないがしろにしてきてますよね。
どっちが正しいとかではなく、形だけ繕って満足していても意味がないんです。逆に、気持ちが込められていれば何歳で祝おうと意味があると言っていい。そこに他人に合わせなきゃならない必然性なんてないんですよ。