>高校の柔道部に入って覚えること何でも教えてさい
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65歳 男性
私も柔道を学生時代に打ち込んでおりましたが・・・
礼に始まり礼で終わるのが柔道です。
その為に、道場・畳・相手への尊敬とルールを徹底して教えます。
さらに、心技体の修練を始めるに、最初は身を守る受身から入ります。
理想論・建前論でなく、一般論で言えば練成度合いは「身体能力×練習量×意欲意思×環境(コーチ・練習相手・設備・教材)」で変化すると思います。
守りから防御(体さばき、重心移動)を習い、その後の仕掛けや返し(技)を乱取りで練習します。
負け方・倒れ方から習うというのは珍しく、ある種、退屈で楽しくない練習から始まるのですが、それが後々の身体のケガや故障の防止に役立つので基本の基本だと思います。
その後に、投げ技・掛け技・刈り技・担ぎ技や返し技を練習するのが中心ですが、受け身は習熟しても基本ですから練習の最初には欠かさずに行います。
合わせて寝技(押さえ込み&固め技)を連続技の一環に教えます。
柔道には立技・寝技以外にも締め技・関節技もありますが、高等学校の体育授業やクラブ活動・道場でも初級者・低学年者には教えていないと思います。
かりに、試合形式の練習をするレベルでも、禁止技としていたり、参った(声・畳を叩く)の合図で即時試合終了となります。
余談ですが、大昔の、しごき=リンチを想起させるような「落とし」は現在では行なわれていないと思いますが、もしも見つけたらイタズラや悪意の仕業としか思えません。
正しい、授業や指導では起こり得ない行為・シーンです。
特殊なケースを除き、締め技は正対している場合には掛けない、寝技や技の掛け合いの中で倒れた時の応用技ですから、立て!の一言で両者は立ちますし、瞬間的に締め技に入ったとしても、よほどの体力差&実力差がある場合にしか決まりません。
そして、決まったら、参ったを宣告・示すか、審判が表情と体勢から待て・立てで止めます。
最近の高校柔道の事情には、疎く成りましたが、何れにしても練習中には必ず指導教員が禁止技や危険技として禁止させ、レベルを見ながら教える事に成るのだと思います。