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積算電流量について
初歩的なことで申し訳ありませんが、どなたか教えてください。 たとえばですが、10分に1回、電流を計測します。 それが 10分目 1.8A 20分目 3.6A 30分目 1.8A 40分目 0.6A 50分目 2.4A 60分目 3.6A とした場合、積算電流量は2.3Ahとなるのでしょうか? それとも別の値になるのでしょうか? この状態で30分目で継続を止めた場合はどのようになるのでしょうか? 因みに直流電流になります。 お願いいたします。
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10分目・20分目…に測ったと言われても、それはその瞬間だけの値ですので、積算できません。 そのようにクルクル電流が変化しているのだったらなおさら、瞬間瞬間の電流を測っただけでは予測さえ出来なくなります。 ---- 例えば、一番単純なパターンで言うと。 常時、2.0Aを消費し続ける機械で、1時間使った。 これは図1の様なグラフになりますから、その面積は単純に、2.0[A]×1[h]=2.0[Ah]となります。 また別の例。 充電池を充電する場合、充電のし始めには大きい電流が流れ、満充電になるにしたがって電流は減少していきます。 充電開始時は2.0A、1時間経った時点で1.0Aにまで減っていたとします。 仮にその減り方を直線で近似したとして、「積算電流量」は、図2の台形部分の面積となります。 台形の面積を求めると、(2.0[A]+1.0[A])×1[h]÷2=1.5[Ah]、となります。 さて、質問にある測定結果を、グラフ上にプロットすると、図3・図4となります。 しかし、測定間隔の間のデータがありませんので、図3では、自動的に滑らかな線で繋いだ場合、図4には、私の勝手な想像で、適当に繋ぎました。 「積算電流量」は、それぞれのグラフの、緑色の面積、ということです。 図3のグラフは、山谷を埋めれば、確かに2.3Ah位の面積になるかもしれません。 でも、図4での面積は、谷が多い分、もっと低い物になるでしょう。 ですので、初めに書いたとおり、「そのような変化の大きい物の瞬間瞬間の測定結果では、積算電流量は計算できない」わけです。 ---- ただし例えば、図(3)において、「電流の変化は正弦波状である」と仮定できる前提があるならば、正弦波の平均は上限と下限のちょうど真ん中にありますから、正弦波の周波数・上限・下限を、測定値より予測することにより、一定区間の積算電流量を求めることはできます。 そのような条件が無ければやはり、散発的な値から積算を求めることは出来ません。