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オーディオ趣味に必要な耳の良さ
趣味としてオーディオを愛する方にお聞きします。 オーディオを楽しむには、耳の良さが必要なのでしょうか。 「耳年齢チェック」ができるサイトがあります。 http://www.gnresound.jp/miminenreitop (1)ここでは、自分はどれだけ高音を聞き取れるのかチェックすることができるのですが、このようなテストで悪い結果が出た人は、高価なオーディオ機器を購入しても無意味なのでしょうか? (2)また、一般に、オーディオ機器の能力の高さとは何を示すのでしょうか。幅広い周波数を出すことができる機器が、高い能力(=高い解像度?)を持ち、高い値段が付いているのでしょうか?
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(1)ここでは、自分はどれだけ高音を聞き取れるのかチェックすることができるのですが、このようなテストで悪い結果が出た人は、高価なオーディオ機器を購入しても無意味なのでしょうか? 「A 級 Driver License を所持していない人が Sports Car に乗るのは無意味なのでしょうか?」とか「外国語のできない人が海外旅行をしても無意味なのでしょうか?」みたいな御質問ですね(^_^;)。 著名な音楽家、作曲家や演奏家、指揮者などが皆、超音波と呼ばれるような低周波や高周波領域まで聴こえる耳を持っているとでも?……或いは、持っていなければ無意味だと?……聴力が衰えた高齢の音楽家は皆、音楽家としての能力を失っているとでも? 聴力を損なっても尚且つ第一線で活躍できる音楽家がいるのは、その音楽家がそれまでに培った経験値が聴力を補って余り有るからであり、A 級 Driver License を持つ Driver が初めての道を初めての Sports Car で走るよりも地元の Driver が普段から乗り慣れている普通車で走る方が速く目的地に着くのもその地域の道路状況や運転する車の特性を知り抜いているからです。 初めての Audio 製品に何百万円も投じたところで、どんな音が良いのかさえも判らないでしょうが、Audio が好きで様々な音を録音再生したり、様々な機器を使いこなしてきた人ならば例え寄る年波で聴力が衰えてきたとしても、どんな音を良い音とするのかが明確に判っていますので、機器の値段に関わらず、より良い音を楽しめるように環境を調整して行くものです。 高価な Audio 機器の中にはそうした熟練の Mania でもある Engineer によって、物理計測特性上は劣っている素子であろうとも「こちらの方が良い音がする」と自分の耳で判断して採用した部品で製作されたものもあり、その決定を得るまでの数え切れないほどの Try & Error が製品価格を押し上げている場合があります。 一般に大 Maker 製であろうと小 Maker 製であろうと、その社の最高価格製品は社の威信を賭けて手を抜くことのできない製品となっているものですが、そこから派生した Series 製品は安価な部品に差し替えたり、何かを省いたりすることによって Cost Down が図られたものですので、値段と音質との比例関係が崩れ始めるものです。 最高価格製品から大分いろいろなものを省いて Cost Down がなされてはいるものの宣伝文句に有効な著名な部品は外さずに中級品としている製品よりも、もっと安価な部品を用いて製作した普及品の方が優れた音質を示して C/P (Cost Performance) 抜群の製品と持て囃されることも有り得るのです。 尤も、大 Maker の Long Seller Series となっている製品群は長い年月をかけてそうした突然変異の普及品が上級機を喰わないように何度も Minor Change を行って価格 Balance を整えているでしょうから、大 Maker 製品では概ね価格と音質が比例してくるものですが、新興 Maker や小 Maker の製品にはたまに突然変異みたいなものが出たりしますね(^_^;)。 ただし、何時までも同じ部品を入手できるというわけでもないので「安価で良い音がする製品だったのに何時の間にか部品が変わってしまい、かつての音とは異なる音になってしまった」などという製品もあります。 Maker の威信を賭けた最高価格品ならばおいそれと部品を変えたりしないものですが、C/P の高い価格帯の製品はまるで農産物のように長い年月の間に出来不出来の波が生じるのも面白いですね(^_^;)。 (2)また、一般に、オーディオ機器の能力の高さとは何を示すのでしょうか。幅広い周波数を出すことができる機器が、高い能力(=高い解像度?)を持ち、高い値段が付いているのでしょうか? いいえ、再生周波数帯域の広さは解像度や値段とは無関係です……Digital SLR (Single Lens Reflection:一眼レフ) Camera の画素数が Compact Digi'Came' の画素数よりも少なくても、その画質は Compact Digi'Came' よりも圧倒的に優れているように、一面的な数値性能の比較から音質や画質といった質感を測れるものではありません。 >オーディオを楽しむには、耳の良さが必要なのでしょうか。 いいえ、必要なのは Audio に対する情熱です。 情熱があれば時と共に経験値も積み重ねられますので、物理計測値では図り切れない本質的な音の善し悪しを感じ取る技術も身に付いて来るものですよ。 ただし (御質問者さんにはちょっと早いかも知れませんが)、Audio (音) と Music (音楽) とは別物です。 Audio を楽しむ人の中には (私もそうなのですが(笑))、音楽ではない、ただの音に感動したりするもので、例えば「鹿威し」や「水琴窟」「ムックリ」「除夜の鐘」などの音に耳を傾け、そうした音を録音再生して楽しむのと、Rhythm Melody Harmony の三要素を持つ Music (音楽) を楽しむのとでは、ちょっと趣が違うところがあります。 まあ、どちらも周波数特性とか S/N (Signal to Noise Ratio) とか歪率といった物理計測特性で善し悪しを推し量れるものでもないのですが……。 「好きこそものの上手なれ」……情熱を傾けて経験値を積めばそれなりに深い趣味を楽しめるようになるものですよ。……Audio も趣味の一つですので自信を持って情熱を注いでください。 素敵な Audio Life を(^_^)/
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- 6750-sa
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感受性の問題だと思います 測定器のような耳、あるいは犬やコウモリのようなすぐれた感覚の耳が音楽を楽しめるだろうか?と考えたりします きっとデジタル機器などは凄まじいノイズが聞こえてきそうです 耳自慢のマニアは再生音の粗が気になって音楽がつまらなくないのかと聞いてみたくなります 人間のナローな耳でも音楽はとてもすばらしいと感じるのは耳そのものではなく「脳」の持つ感受性のおかげではないでしょうか 自分も若い頃はドンシャリサウンドがいい音なのだと思ったり、システムも100KHz超えるツイーターが理想だったりしました でも加齢した現在の耳は決して広帯域(特に高音)を欲しません 同じ音楽でも感じ方が変わりましたし、オーディオ装置はレトロ物でも不満どころか、味わいがあると思うようになりました もしかするとある種の歪みや周波数の暴れさえ許容できるようになったかもしれません(もちろん嫌な雑音はあります) 自分の脳の感受性は聴覚の衰えとは反対に上がっている気がします、脳内補正力が高くなった?かも より高価な装置に憧れはあるものの、ゴミと言われそうなスピーカーが捨てられない自分が悩ましくもあります たいていのスピーカーは何がしかの得意分野があると思います、それが見つかった時はうれしいものです 確かに高価なオーディオ装置はなるほどと思える高性能が備わっていますが、それがすべての人の要求に応えられるものとは限りません スピーカーのマグネットやアンプのトランスは目安にはなっても大型で強力なものほど良いとも思えません 機械式の蓄音器が最高であると言う人もいれば、ローコストの自作システムがかけがえのない愛機という人もいます 例えば回路がほとんど同じでも重量が数倍で価格が数十倍で外観が豪華なアンプがあれば「高価なアンプがいい音」と考えるような傾向があったとすれば購入者はおそらくその通りに感じるのではないでしょうか それは極論だとしても、わずかな差でもいいと思う方を選びたい、カタログはそういう風に出来ています 高価なシステムを買う=安心を買う、そこにはニューモデルやバージョンアップ、評論家の意見が気になって仕方が無いという心理があるはずです 企業はそういった戦略を立てて販売に結び付ける、やむを得ないことであり、非難されることでもないのですが。
お礼
ご回答、大変有り難うございます。 なるほど、私も「古いけど気に入って捨てられない」と思えるほどの機器を探していきたいと思いました。
- nokata
- ベストアンサー率27% (134/493)
mercury4878 さん、お邪魔します。 面白いサイトがあるもんですね。 わたしもやってみました。 14000Hzまでは聞こえますが15000Hz は聞こえなかったです。 高音域の聴力と音楽を楽しむための オーディオ機器を購入との因果関係は ないのではないですか? むしろ音楽を聴く上での感性があれば 無意味ではないと思います。 オーディオ機器の能力の高さの基準を 書くのは難しいですね。 特に個人の好みが優先されている分野なので 自分が思い描いた高音質がその人の 音質の基準になるというわけですね。 私の場合は人に説明するときはできるだけ 概念的な語句を避けていますが、 それでも、やはり人によっては受け止め方が 異なります。 データ的に低音(50Hz)から高音(15KHz) くらいまでが±1dBに収まっていて尚且つ 歪が少ない音が理想ですが、歪に関しては 人によって感じ方がまちまちですので 厄介です。 価格のつけ方はメーカーの営業方針に よります。性能とは別の次元かと思います。
お礼
ご回答、大変有り難うございます。 「良い音」とは主観的なもので、高い製品が好みの音を出すとは限らないんですね。
>オーディオを楽しむには、耳の良さが必要なのでしょうか。 あっても悪い事では無いけど、必須では無いかと。 機器構成や回路構成に萌えても良し、「好きな音」を出すスピーカーとの出会いを求めてオーディオ屋さんを徘徊するのも良し、コンデンサやケーブルを取っ替え引っ替えして音の変化を楽しむのも良し。 いずれも、単に高音域の耳の感度とはあまり関係の無いオーディオの嗜み方ですし、大概のマニアもだいたい上記のような楽しみ方をしていると思います。 >このようなテストで悪い結果が出た人は、高価なオーディオ機器を購入しても無意味なのでしょうか? 全く関係無いでしょう。機器の良さを認めてその機器を買うだけの財力があれば、意味はいくらでもあります。 気に入った機械を買って、そこで好きな音が出れば最高でしょう。 だいたい周波数特性だけでオーディオ機器の善し悪しを見極める(聞極める?)なんて言ってるヤツはアホです。単なるスペックマニアであって、そいつらは音を聞いていません。 >幅広い周波数を出すことができる機器が、高い能力(=高い解像度?)を持ち、高い値段が付いているのでしょうか? 全く関係無いです。 周波数特性は単なる指標の一つであって、もちろん広くて悪い事はありませんが、それ以上に色々評価すべき指標はたくさんあります。 一つ一つの指標は今後マニアな回答者の重鎮がウンザリするほど語ってくれると思うので割愛しますが、人間の善し悪しを身長だけで計っている様なもんです。
お礼
ご回答、大変有り難うございます。 なるほど、オーディオ趣味とは、好きな音を探す旅のようなものでしょうか。スペックに惑わされないようにします。
- guess_manager
- ベストアンサー率33% (1175/3512)
本物の演奏を聞いてその良さを聞き分けられなければ周波数のテストなど全く無意味です。 安物のAMラジオから流れてくるハイフェッツの名演奏に聴き惚れることはあっても、超高級オーディオから流れてくるAKBに感動するなんてことはあり得ませんよね。
お礼
素早いご回答、大変有り難うございます。
お礼
丁寧なご回答、大変有り難うございます。 なんとなく、オーディオの楽しみ方がわかってきたような気がしました。 色々経験を積んで、音の善し悪しを判断できるようになって、自分の気に入る音を出す機器を探していこうと思います。