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オーディオ機器の音質差と聴き分け能力について
- オーディオ機器の音質差について、僕自身は高級品にあまり触れたことがないためよくわかりません。CDプレーヤーやアンプ、スピーカー、ヘッドホンなどの値段と音質の関係について教えていただけませんか?
- また、CD音源と圧縮音源(MP3やAACなど)の聴き分け能力とオーディオ機器の音質の聴き分け能力は別物なのでしょうか?質問や回答を見ていると、オーディオ機器の音質については詳しく語られていますが、圧縮ファイルとWAV音源の違いが聴き分けられない人がいるようです。
- 具体的な例として、MP3のV6とV9、またMP3のV6、V1、WAVの違いについての感想が書かれています。しかし、自分自身にはV9は劣化を感じ、V6の音が平坦で艶がないことをはっきり認識できます。圧縮音源の音質とオーディオ機器の音質を聴き分ける能力は別物なのでしょうか?
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まあ、私もmp3とwavの違いぐらいは分かります(クラシックやジャズの場合です。J-POPでは聴き比べたことはありません)。ただし、音源圧縮率の聴き分け能力が、オーディオ機器全般の音質の見極め方に完全リンクしているかというと、それは即断出来ないのではないでしょうか。 確かに、オーディオ機器のクォリティは価格にだいたい正比例します。ここで「完全に正比例する」ではなく「だいたい正比例する」という言い回しを用いたのは、例外的なケースも無視できないほど散見されるからです。 オーディオ機器の価格グレードは何によって設定されるかといえば、聴感上の物理特性に他なりません(注:カタログデータのことではありません)。高い機器ほど情報量と解像度がアップします。ピュア・オーディオの存在価値は、まずはいかにして再生音をレコーディングされた状態のもの(マスターテープ)に近づけていくかということです。それには情報量と解像度、つまりは「音質」と呼ばれるファクターの一つを高価な部材や凝った回路構成により高めていくというスキームが必要です。そして「値段が高いものほど質を良くしなければならない」というマーケティング上の事情も重なり、この「高価なものは音質が良い」という命題に行き着くわけです。 5万円のミニコンポと15万円のピュア・オーディオ・システムとでは音が大幅に違います。その15万円のシステムよりも50万円のシステムの方が格段に音質は上です。そして、100万円のシステムはその50万円のシステムを上回るパフォーマンスを発揮します。 でも、100万円のシステムと50万円のシステムとの音質差は、5万円のミニコンポと15万円のシステムとの差よりも随分と小さいのです。さらに言えば、200万円のシステムと400万円のシステムは倍の価格差があるにもかかわらず、その違いはわずかです。また聴く人によっては「200万円のシステムの方が良い」と感じる場合だってあるでしょう。 この情報量と解像度をリスナー側で見極めることは、前述の音源圧縮率の聴き分け能力にも通じます。ところが、価格による聴感上の物理特性の上昇度は値段が高くなるほど鈍ってきます。ある程度高価格になると、情報量と解像度は頭打ち傾向になるのです。 ここで「音質」という概念を形成するファクターのうち、情報量や解像度などの聴感上の物理特性以外のものがクローズアップされてきます。それは「音色」とか「温度感」とか「艶」とか「色気」とかいった、よく評論家が使う「音楽性」といったものと考えても良いでしょう。たとえば100万円の国産アンプと300万円の海外製アンプとでは、聴感上の物理特性はほぼ同じというケースが少なくありません。しかし、音像の色彩感とか音場の空気感とかいった「音楽性」の違いは明らかにあります。その「違い」に価値を見出せば、情報量などは一緒でも高い方のアンプをオーディオマニアは選択する場合もあり得ます。 また、その「音楽性」とやらの感じ方は、各リスナーの感性や音楽体験の多寡によっても大きく違ってきます。そして聴くジャンルによっても変わってくるでしょう。ぶっちゃけた話、このシステムは情報量などは十分水準をクリアしているのに、音の出方(音色)がどうしようもなく嫌いだ。。。というケースに直面したことは、オーディオ歴の長い者ならば幾度となく経験しているはずです。 長くなってきたので、まとめてみます。私の意見としては以下の2点に集約されます。 (1)高い機器ほど情報量と解像度がアップする。それを見極めるのは音源圧縮率の聴き分け能力にも通じるものがある。 (2)ただし、情報量と解像度だけが「音質」ではない。オーディオは聴いて楽しくなければならない。ある程度のグレードからは「音楽性」も「音質」の範疇に入ってくる。それを見極めるのはリスナーの感性等による。 「高級品にあまり触れたこともない」とのことですが、機会があったら専門店やオーディオフェアなどに足を運んで、価格による音のグレードの違いや各ブランドの「音色」の表現力などをチェックされてはどうでしょうか(主なショップ一覧 http://www.phileweb.com/links/link.php/7 )。試聴するだけならばタダですし、いろいろと面白いサウンドに出会えるかもしれません。
その他の回答 (2)
>それぞれ値段と音質の関係などをどう感じてらっしゃいますか? 極めて一般的ですが、やはりそれなりに値段が高い物はいい音がするなぁと感じます。 ただ、1万円と10万円の機械の差はとても大きいと思いますが、10万円と30万円となると、涙が出るほど大きな差は出ないかな、と思います。 >CD音源と圧縮音源(MP3、AACなど)を聴きわける能力とオーディオ機器の音質を聴きわける能力は別物ですか? ほぼ同じじゃないでしょうか? ただし、如何に原音(というよりも、自分自身でのリファレンス)を知っているか、だと思います。 とあるオーディオのうんちく本には、オーディオ機器の視聴をするときは、必ず自分が普段聞き込んでいるCDでやれとありました。それに、聞き比べをする部分は必ず同じ部分でと。 ところで、圧縮音源の聞き比べは「あら探し」ですが、聞きの聞き比べは「好きな音探し」ですよね。使う能力は同じでも、圧縮音源の聞き比べには明確な解がありますが、他方音質は各個人の好みですので、答えはそれぞれの人の耳の中にあると思います。 >この方は「音質評価以前の問題。非常に残念なヒドイ音」と書いていました。 以前の聞き比べの質問でしたか? 私も聞きましたが、音質の違いは分かりましたがどれがWAVEなのかは分かりませんでした。 ちなみに上記の答えは、もしかするとPC(OS)の調子が悪かったのかも知れません。たまにコーデックが合って無くて、マトモに音が聞けないPCがあったりします。(この方の普段の回答ぶりからは、到底あのような回答が返ってくるとも思えないので……)
お礼
一般的に言われていることは色々あるでしょうが、 オーディオ機器の音質について経験者の色々なお話を聞かせて 頂きたいと思いました。 >ほぼ同じじゃないでしょうか? そうですか。ほぼ同じなんですね。 >以前の聞き比べの質問でしたか? はい、それです。 >たまにコーデックが合って無くて、マトモに音が聞けないPCが あったりします。 その辺のことはよく知りませんが、オーディオマニアがまともに 音の出ないPCだと気づかずに聴き比べをしようとしたなら 驚きです。それにあの回答にぎょっとしたというのもあります。 (一瞬、荒らしかと思ったくらいです。)
空気の振動である音は周波数と大きさ、 以外の取り決めがないのです、 音質とか音色など曖昧、模糊なる物は取り決められないのです。 耳の形が違えば音の聴こえ方も違います。 音の違いが聴き分けられなければ、音楽を聴くのは楽しく無いのか、 そんな事はないですよね。 世の中にはそれを職業としている人がいます、何とか評論家と言われている 諸氏です。 彼らは、何らかの形で文章にして、論評し発表しなければ食っていけませんので 訳の分らない造語を駆使して自己主張して、目立たなければ、ならない世界でして そんな評論家なる者に影響されて、行動している人が多いです、 かって私もそうでした。 音を聞き分ける能力は音楽の楽しみには関係ないと思いますよ、あくまでも 自分が聴いて良ければ、良い事なのでは・・・ オーディオ機器の価格は使用する部品の単価、手間そしてブランド名で決まります。 数値の誤差が少なく温度変化の少ない部品は高価で更に人の手でチェックすれば 手間賃が上乗せになります。 信号を増幅する役目のアンプの価格の差は高価な部品を用いてさらに、振動対策、 ノイズ対策などを厳密に施したのが、高級機と呼ばれるものでして、入門機の10倍 以上の価格の差があります。 価格の差に納得して価値有りと思った人が購入すればよいので、他人の論評で購入する のは如何な物かと思うのですが、金の無い奴の僻みかも・・・
お礼
>高い機器ほど情報量と解像度がアップする。 なるほどです。 >圧縮率の聴き分け能力にも通じるものがある。 やはりそうなのですか。 >試聴するだけならばタダですし、 そうですね。色々試聴してみたいと思います。 ありがとうございました。