締切済み

孤独をテーマにした哲学書を教えてください

2014/02/02 13:58

大学生の者です。春休みを利用して、哲学書を読もうと思っています。（哲学書の類いは時間があるときにある程度一気に読みたいため）そこで、孤独をテーマにした哲学書を探しています。自分が孤独を感じているからという、青臭い理由ですが(笑)、何かよい本があれば教えてください。キルケゴールやショーペンハウエルが厭世的な哲学者だと言われているようですが、もちろんそれらの著書でも、それ以外の著書でもかまいません。趣味で気楽に読むつもりなので、難しいものでも、簡単なものでも一向にかまいません。ただ何となく、孤独を共有できる本がいいなと思っています。孤独を感じている若者に哲学書を勧めるとしたら、あなたはどの本を挙げますか？

kantara
お礼率22% (5/22)

書籍・文庫
回答数4
ありがとう数0

みんなの回答 （4）
専門家の回答

みんなの回答

umezukusi
ベストアンサー率52% (12/23)

2014/02/08 21:33 回答No.4

『愛について、孤独について』　J.クリシュナムルティ著　麗澤大学出版会がオススメです。書店になければアマゾンで入手できます。著者のJ.クリシュナムルティは1986年に亡くなった哲人・教育者。特定の宗教や哲学によらず、生を通しての十全な気付きを提唱した世界的に有名な人です。著名な科学者との対談集も多数あり、かのダライ・ラマも若かりし日に彼を表敬訪問し、「偉大な魂との邂逅だった」と絶賛しています。名前の『クリシュナムルティ』という響きに変な連想をされがちですが、彼はインド生まれでヨーロッパで教育を受けた普通の人で、『クリシュナムルティ』というのはインドで電話帳をみればたくさん載っている普通の名前だそうです。彼はいわゆる専門用語を避け、極めてわかりやすい言葉で語る人だったので、非常に読みやすいです。しかし、その内容は非常に深遠なものを含んでいます。特に『孤独』について語らせたら彼の右に出る人はいないでしょう。彼は言います。「さびしさから目をそらす為に結婚したり、退屈をやりすごすために趣味や娯楽に没頭したりするなら、そのとき生の全体は、果てしのない気ばらしの連続に他ならないでしょう。ほとんどの人は、虚しさの、このとてつもない恐怖を乗り越えないのです。しかし、それは乗り越えられなくてはなりません。それを乗り越えたところに本当の宝があるからです。あなたがその虚しさのうずきを決して理解しないのは、あらゆる形の気晴らしと満足とによって、いつもそこから走り去ってしまうからです。虚しさのうずきがのしかかってくるときには、逃げ去るという考えなどなしに、それに直面し、見つめなさい。走り去ってしまうなら、それはいつでも次の角であなたを待っていることでしょう。なぜ私たちは何らかの宗教的組織に属するのでしょうか。なぜ教義に執着し、依存するのでしょうか。教義のなか、信念のなかに、何らかの安全、頼れるべきものを見出すので執着するのではないでしょうか。不確かで、怖れており、不安定なので、心は信念を投影したり、組織や教義に執着し依存するのです。それ自身の内面的貧しさ、不全感からの逃避として、心はその空虚さを、教義、信念、観念、行為で満たそうとします。あなたは一つの教義を放棄し、一つの組織を離れるかもしれません。が、しかし、自身のなかの、この内面的な貧しさ、不満足性、空虚さを理解してしまわない限り、それはたいした意味を持ちません。結論、信念、知識にあなたを強いて執着させる内面の問題を理解するときにのみ、それは意味を持つでしょう。自己を知ること。ひとはなぜ、信じ、拒絶し、捨てるのか。心の構造全体を理解していくこと。そのことによってのみ英知は生じるのです」

ログインすると、全ての回答が全文表示されます。

oignies
ベストアンサー率20% (673/3354)

2014/02/03 23:16 回答No.3

どうしても孤独をテーマにした哲学書を紹介しなければならないのかとおもって質問文をみたら春休みにまとめて読みたいという理由らしいので、ならば、１冊目に哲学書といえるかわかりませんが、哲学入門書ともいうべきソフィーの世界をよんではどうでしょう。英語でよみましたが、とってもひきこまれました。キルケゴールやショーペンハウエルは訳がわるくてくるしむようなきがするので、こちらをお勧めする次第です。

ログインすると、全ての回答が全文表示されます。