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今後の東ヨーロッパ圏への企業進出
日本を含む世界の企業の中国やアジアへの進出が多いですが、ヨーロッパでも今後東欧への工場や支店のシフトが増えていくことは、ニューズや新聞でよく取り上げられます。 某自動車企業が、スペインなどから部分撤退し、チェコなどに工場移転を計画しているケースなどをTVで見たりしたことがありますが、日常目にする情報(専門誌ではなく、一般のテレビや新聞等)では、東欧やヨーロッパなどと大きくくくられていて、単なるトレンドとして紹介されているケースが多いようです。 東欧もしくはヨーロッパの、全体的にどんな企業(業界)がどの国へなど、今後の生産拠点、支店、本社機能の遷移の予測などが書かれた情報がありましたら、教えてください。 業界は特に問いません。 各業界の方なら、ご自身の業界が今後、どの地域に進出していくかなど情報をお持ちだと思い、質問してみました。 別にシークレットな情報とかそんなことではなく、例えばアジアでは、中国の上海や、東南アジアではタイなどが、予測どおり世界の企業や工場が進出していったような、そんな今後の流れの欧州版を知りたいと思います。
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具体的な企業名はわかりませんが、生産コスト削減を 目的とする自動車・電機・電子や東欧諸国の市場経済化に よる公共事業民営化のため通信・電力・金融などの 業界が投資をしているようです。 下記URLの寄稿:地域統合の進展と欧州経済の構造変化 ~統合の拡大・深化の企業・産業構造への影響~ をご覧下さい。
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- youjin
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今回のEU加盟でヨーロッパの企業の進出はさほど増加しないと思います。 なぜなら、EU諸国と中・東欧諸国は90年代前半に欧州協定というEU加盟の準備協定なるものを結んでいます。この協定は形式上は準備協定ですが、内容については貿易自由化(関税ゼロ)・投資自由化を含んでいたので、経済的側面に関してはEUに加盟するのと何ら変わりはありません。つまりこの欧州協定によって、EUの企業は90年代半ば頃からすでに中・東欧諸国に進出を始めているのです。例えば自動車のフォルクスワーゲンはチェコ、スロバキア、ハンガリーに生産拠点をもっていますし、同じく自動車のルノー、フィアット、オペルなども中・東欧に進出しています。ですから、今回のEU拡大もヨーロッパ域内の関係についてはさほど変化は無く、ヨーロッパの企業の好材料となるのは『EU拡大』というインパクト効果くらいでしょう。ただ、そのインパクトによっては今以上に東欧進出が進むということもありえます。 日本やアメリカなどのEU域外の先進国の東欧への投資は今後ますます増加していくものと思います。東欧の賃金はEUと比べてもはるかに安いので、コスト削減という意味でも大きなメリットですし、またドイツなどの先進国とも地理的に近いということもメリットです。したがってどのような産業でもそれなりの利益を享受することはできると思いますが、東欧諸国は低賃金なわりに技術水準は比較的高いので、今後もそれを活かせる電子・通信産業などを中心に投資が拡大していくのではと思います。あくまで予想です。 あと、このような情報についてはjetro(日本貿易振興会)の海外情報ファイル(ユーザー登録が必要)で結構調べられますので、リンクを載せておきます。
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レスありがとうございます。 下のPDFを何度もじっくり読んでいたら、返事が遅くなりました。 そうですね、今後新規で増えるとかではなくても、既存の強化や充実、また大企業に伴うパーツ関連や周辺ビジネスの企業の集まりが、まだまだなので、そのあたりの動向を見たいとおもっていました。 WBSによると、日本の大手電機メーカーも、ある土地でゆっくりと大きくなっていき、同時に別の拠点も探している状況でした。 ガスや電機、航空会社、などは、現在みたいに各国にそれぞれなくてよいという研究者もいますが、たしかにユーロ電力とかユーロエアーみたいな形も今後ありえますので、企業の動向には目が話せない感じがします。 JETROは前も見ていましたが、海外情報ファイルの場所はよくわかりませんでした。 各国のGDPなどがすぐに検索できるのは、便利ですね。
お礼
レスありがとうございます。 教えていただいた、PDFを何度もじっくり読んでいたら、返事が遅くなりました。 なぜ今チェコなのか、という疑問がずっと頭にひっかかっていたのですが、ヨーロッパの鉄道や道路の整備、海路の確保など、いわゆる国策(連合策)があるようです。 これら幹線が、イギリスから南下してドイツの南部やオーストラリアをとおり、チェコを通っているようです。 これならすでに多くの企業が活動している、ドイツやイギリスのダイレクトに物流の流れができるようです。 中国にはない、インフラのメリットで、欧州はしばらく強くなる時期がゆっくり右肩あがりになるかもしれません。 また、現在テレ東系のWBSで東欧の特集をやっていますが、チェコが社会主義下にあったのに、思った以上に、労働者の技術や理解力がとても高いことも原因しているようです。 今後、少し置いて行かれている感のあるバルカン半島などもターゲットになる可能性もあります。 今後の方向性がわかる、良い資料をありがとうございました。