虚言癖は、誰にでもありますよ。
「素のままの自分」を曝け出すなど、誰にとってもおっかないことですから。
実は小心な人が偉ぶったり、猜疑心が強い人が寛大ぶったりと、むしろ実際とは正反対の表現をするのが「普通」と言っても過言ではありません。
逆に、本当に偉い人とか優れた人は、謙虚だったりするでしょ?
大会社の社長などにまで登りつめた人でも、「私など無能で、運が良かっただけです」などと仰いますが、
そんなワケが無いんです。
本来は、勤勉で真面目で、厳しい人格が多いですが、人には厳しいままには接さず、誰もが怒る様な局面でも優しく諭したり、誰もが辛い時に「もうちょっとだ。頑張ろうぜ!」などと陽気に励まして、リーダーシップを発揮し、出世するのです。
そう言う人でも、内心では腹を立てたり辛いに決まってますが、賢いから、即座に、心とは正反対の表現が出来るだけです。
これでも、悪く言えば、全て「ウソ」ですよ。
従い、あまり虚言癖があることは、気にしなくて良いですよ。
後は「方向性」とか「程度」の問題です。
「本当に偉い人とか優れた人が謙虚」の方は、基本的には人に好かれる方向性で、そう言う方向性の虚言癖は、人に受け入れられる場合が多いです。
とは言え、絶対に怒るべき局面などもあり、そう言う局面でさえ「優しく諭す」だと、諭した相手からナメられたり、周囲からも「甘すぎる!」などと批判されちゃいますので、「程度」も大事です。
反対に「偉ぶる」「威張る」など、自分を実際より少しでも大きくとか、良く見せようと言うのは、利己的な目的なので、嫌われる方向性です。
ところが、そういう方向性の虚言癖などが多いです。
そう言う方向性の虚言や振る舞いは、目的に対して逆効果になるだけで・・実は損なんですよ。
また、自分を大きく見せようとすると、その努力をし続けなきゃなりませんから、しんどいし。
おまけに、正体がバレること怯え、ウソにウソを重ね続けねばならなくなってしまいますし、バレる確率もどんどん高まります。
虚言で他人を陥れることで自分は優越感を感じたり愉悦に浸るなんてのは、もう「悪性」の領域で論外で、悪の領域に踏み込んじゃうと、他人に嫌われます。
そもそも虚言ってのは、自分が得をしたり、自分が傷付かないように用いるものです。
友達や信頼を失ったり、自分を追い詰めたりするのは、愚かしいと思いませんか?
ホントは無能なのに、「楽勝ですよ」などと大風呂敷を広げたら、自分が追い詰められ、出来なかったら、友達や信頼を失ってしまいます。
逆でしょ?
友達や信頼を得るためとか、自分が楽に生きられる様にウソをつくんです。
実力があっても、「私は無能だから、難しい」と言う方が楽なんです。
虚言癖など、治さなくて良いし、人間にとってウソは必要なモノで、無くしちゃダメです。
人に愛されている人は、愛される方向性にウソをついてるだけなんですよ。
そう言うウソは必要です。
質問者さんがウソが得意なら、後はもっと賢く上手く、ウソをつきまくって下さい。