実際に介護保険での介護サービスを使うことになるか否かは今後のお父様の様態次第となるでしょうが、申請をし認定を受けておくことに越したことはありません。
様態が定まり、今の病院からの退院を迫られた際、その後の生活として、
・病状が安定したとしても、またいつ急変するかわからず、在宅での病状管理も難しく治療というより「療養」として医療機関での管理下に置く必要がある → 健康保険ではなく、介護保険を使用しての入院形態手入院する「療養型病床」を持つ病棟への転院、と結びつく可能性が開けます。
・待機者も多くすぐに入所とは行きにくいですが、介護施設(老人保健施設、特別養護老人ホーム)へ入所申し込みをする際の条件の一つに認定済みが必要となります。
・家庭に帰られ、在宅介護をすることとなれば、あなたが日中お仕事で不在な間、介護保険での看護婦さんやヘルパーさんに来てもらい、必要な看護、介護を受けられます。また、週に何日か通いでの介護サービスであるデイケア、デイサービスを利用できたり、時には数泊の泊まりでお預かりしてもらい介護を受けられるショートステイ、さらにはご家庭で必要なベッドや車いす、その他介護用品を格安な負担で借りられるようになります。
・寝たきりなど自力でトイレを利用できない状態の場合,介護保険でのサービスメニューとは別に、市町村独自の制度として紙おむつの一定枚数の支給を受けられたり、介護手当として一定額の現金給付を受けたりも出来るかもしれません。
他にも各種のサービスがいろいろありますが、詳しくはお住まいの役所の高齢者介護の窓口で一度説明お受け下さい。
利用することなく、このまま病院でとなろうとも、認定を受けておくまでは費用の負担はありませんので、備えとして受けておかれることをおすすめします。
まずは事前に主治医の先生に、今後の見通し、とるべき対応を相談されてからで良いかと思います。
お礼
寝たきりということで、デイサービスや、ヘルパーサービスの必要性は、 感じていたのですが、かなり衰弱しているので、申請することで、かえって、 父の負担になるのでは・・という迷いがありました。 こちらの意図を酌んでくださった上に、適切なアドバイスをいただきとても 感謝しています。 早速、主治医の先生とも相談してみたいと思います。 お忙しい中、支えてくださり、ありがとうございました。