バチなんてあたっていない。
むしろ貴方は、
既婚者なのに良い思いを「させて」もらっていたんだよ。
ただ、
その良い思いが、
少し貴方の意識を暈していた。
それだけ長く並走出来ていた事が、
彼女の存在(関係)をやや「当たり前」ゾーンに置いてしまった。
それが悪いとは言わない。
倫理的にどうかはさておいても、
安定していた部分もあったから長く続いた訳でしょ?
ただ、
悪いとは言わないけれど、
実は明日終わって仕方が無い関係でもあるんだよ。
本来は、
安定とか、安心という部分とは対極に位置する、
極極限られた足元に共有ポイントを置いた関係だった。
本当は「薄氷」の上の関係。
その薄氷が割れないように、
お互いにその割れ目に落ちないよに。
お互いに気持ちの大きさ深さで氷を割らないように。
のめり込み過ぎて氷を割ってしまわないように。
気を付けながら繋がっていく関係だったんだよ。
彼女は実は、
自分自身の正当防衛をしただけ。
いつか終わる。いずれ終わる。
彼女は、
貴方に対してゴールのある意識で交際してはいなかった。
そういう視座が全く無い訳でもなかったんだろうけれど。
基本的には今が良ければそれで良い。
気持ちがあればそれで良い。
それが、
彼女なりの今までの「設計図」だった。ラフスケッチだった。
それはそれで彼女が選んだ事。
彼女も悔いは無いんだよ。
でも、
ラフなスケッチで人生を終えるつもりは無い。
私にも人生設計がある。
彼女は、
ようやく「清書」をする自分を選ぶ事にしたんだよ。
いつかそういう時は来る。
本来は、
貴方もそういう彼女を快く送り出せるような、
そういう姿勢の育み手である必要があった。
でも・・・
今の貴方の心の振幅って、
本来準備しておくべき部分が動いて「いなかった」証拠。
バチでは無くて、
何となく今日のような日が明日も続くんじゃないか・・・?
貴方は敢えてアバウトに彼女と付き合っていたんだよ。
アバウトだからこそ付き合えていたんだよ。
そのアバウトさが、
彼女の意志ある、具体的な一歩で急に飛ばされてしまった。
彼女は、
薄氷の足元からの離脱を決めた。
彼女が足を離した事でバランスが変わった。
貴方自身がバタバタとしてしまって、
危うく割れそうな氷の中に落ちそうになってしまっている。
それでも落ちていないのは、
貴方にも大事な家族がいるから。生活があるから。
今割れ目に足をすくわれたら、
今までの関係も含めて、今までの時間も含めて「失う」事になる。
もっと言えば、
今ある生活や、今見ている範囲の貴方を信じている人たちを。
それは出来ない。
だから踏んばっている。
ただ、
今は彼女の喪失感が堪えている。
その分、
踏んばるだけで苦しいし、身体にも影響が出そう。
それでも、
貴方は沢山「良い影響」を与えてもらってきた。構ってもらった。
苦しむ理由は無いんだよ。
今の貴方は、
変化に順応出来ない事が苦しいだけ。
本来出来るようにしておく筈だったの・・・
それを怠った分、
変化が起きた「後」にバタバタしてしまっているだけ。
貴方も本当は分かっている。
改めて、彼女には感謝をしないと。
そして、
残りの人生は、
これだけ不安定な貴方を今でも信じて、支えてくれている、
貴方の周りの人たちの為に尽くすんだよ。
そこには離れていった彼女も含まれている。
彼女は彼女で幸せになる。
彼女なりの清書を終えて、幸せになる。
貴方はそれを自分の事のように幸せに「思う」事。
別に忘れようとしなくても、
更新作業が行われない関係は自然と畳まれていく。
言い換えれば、
貴方には貴方の場所で、
貴方にとって必要な人生の更新作業がある筈。
それを、
改めて年頭の自分自身として整理整頓してみる事。
大切にね☆
お礼
ありがとうございます。 非常に感激してます。 あなた様の言われる通りです。 準備ができてなかった分、バタバタとして、変化に戸惑ってるのです。 全ての文が身に沁みましたので、あなた様のアドバイス通りに生きていきます。本当にありがとうございました。