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定期超音波検査の必要性
エコー検査をしています。腹部超音波検査で内腔に充実性部分のない肝嚢胞、腎嚢胞は定期的 (年に1回)検査しなければいけないのでしょうか。大きさの問題もあると思われますが、径10cm 前後でも自覚症状に乏しい方が殆どです。更に脈管系で頸動脈、下肢動脈も動脈硬化の有無は 別にしても加齢により60-80才でほぼ全員、血管内分岐部付近口径内は器質化した粥腫形成 が観察されます。これも嚢胞同様、毎年の検査の必要性に疑問が感じられます。Drの依頼で検 査していますが、疑問に思われる事が多々あり,投稿させて頂きました。よろしくお願いいたしま す。
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調べた事もないですが、拡大率?についての文献はないのかと思います。 例えば、腹部大動脈などの径の拡大率はいくつか文献があり、この大きさならば、次は○年後にすれば、5.5cm以上になっている確率は1%以下という文献があり、それに添って次回のエコー検査日を設定すればいいのですが、肝嚢胞、腎嚢胞についてはないと思います。よって、2年に一回でも3年に一回でもいいのでしょうが、そうすると大抵の人は忘れるので、年一回と設定してあるというのが、理由の一つ、 もう一つの理由としては、病院側としてもエコー検査技師を雇用し続けるにはエコー検査の数をある程度、維持する必要があるという事かと思います。 ただし、こういうデータは私も欲しいので、いったい、どの程度の年間拡大率(増大率?)があるのか、ぜひ、統計を取っていただければ幸いです。超音波学会ではある程度、発表があるのかもしれませんが、どうですか? だいたい平均12~13cmくらいで何らかの処置を行っている例が多いようですので、8cmなら△年後に再検査して12cm以上になっている確率は1%以下とかいうようなデータがあれば嬉しいですが。 確かに定期的な血管エコーはバカみたいと私も思います。適正な血圧、脂質、血糖コントロールをしていて、それでも粥状効果が進んだとなったところで、更に厳密な事をすればいいかというとそれはエビデンスはありませんし、粥状効果が進まなければ適正な血圧・脂質・血糖コントロールをしなくていいという訳ではないので、定期的な血管エコーは治療方針の助けにはならないからです。 下肢ならABIをみていけば十分でしょうし、内頚動脈で高度狭窄があれば脳血流シンチで経過観察が妥当かと思います。 IMTの継時的な変化をみるにしても、東芝のアポロ500くらいの性能があれば体表側のIMTも綺麗にでるので、0.1mmの変化も優位かなぁという気はしますが、それ以外の機種だと、技師さんの心眼によるところも大きいと思っています。
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- watch-lot
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いわゆる経過観察というやつです。 肝嚢胞の説明は受けておられると思いますが、これが増えたり大きくなったりすると異常と判断されますので、手術などの必要性が生じます。 なにもなく推移するのが有りがたいことではありますが、万一のことがないかどうかを考えるのが経過観察です。 「Drの依頼で検査」というところが勘違いではないかと思われますが、Drは依頼じゃなくてアドバイスしているのだと思いますが? ま、必要かどうかは最終的にはあなたの判断です。
お礼
こんにちは watch-lot様 ご回答有り難うございます。回答を考慮し検査に携わっていきたいと思います。
お礼
こんにちはUSB99様。御回答に感謝いたします。上記事象等考慮し検査に臨みます。肝.腎嚢胞に関しては 病院、超音波学会での追跡調査、学会発表はほぼ皆無に等しいかと。治療の対象にならないから? 私自身 では小さなものでは周辺の組織に融合し次回の検査の時は見えにくく消失するものもあれば,軽度-中等度 増大する事もあり一概には言えない思われます。平均し年2-3mmで拡大でしょうか?しかしながら、エコー では肝は季肋部と肋間操作が主のため正確な縦横径の計測は困難です。腎は体位変換等と呼吸変動の操作で 大まかな測定は可能と考えますが、消化管gasで全容描出できない事もあります.また腎を逸脱する比較的 大きな嚢胞に,肝脾湾曲部に近接する結腸,脾、膵の尾部及び小腸に圧通,通過障害は概ね指摘された事はあ りません。経過観察でよい? 血管エコーに関してはご指摘に矛盾せず半年、1年、2年でもほぼ著変みら れず、有意口径内粥状形成の進展は観察されません。下腿はABIか足背動脈の触知で十分でしょうか。