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最近のMartinのD-28はいかがなのでしょうか
Santaともうします。 最近の新品のMartinのD-28はいかがなのでしょうか?購入するとしましたら、中古のD-28の方がお勧めでしょうか? 最近の材質は良い物がすくなってきてると聞いたことがあるのですがいかがなものなのでしょうか? マーチンの音が好きなので、お詳しい方、教えて頂けますと幸いです。 D-35でも結構です。 また、現在お勧めのアコースティックギターメーカーが有りましたら、教えて下さい。 予算は20~30万です。 宜しくお願い致します。
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昔Martinを主にビンテージギターのブローカーをやっていたものです。 結論からいいますと、「今も昔もマーチンはマーチンです。ただし、今のマーチンは昔のマーチンとは違うものです。」 参考URLのグラフを見ていただければわかりやすいと思いますが、90年代から急激に生産台数が伸びているのがわかります。これはテクノロジーが進んで機械化が進んだことによって可能になりました。ちなみに2012年の生産台数はさらに倍近くの10万台に達しています。 例えば昔は手作業で削り出していたネックは今や機械で削られています。私が訪問した90年代にはすでに何台もの巨大な木工マシニングセンタが並んでいました。クランプで固定されていた接着工程はバキュームで行われ、接着剤も速乾性の合成接着剤が使われます。塗料についても同様でしょう。 木材についても、当然選別基準は下がっているでしょうし、新しい素材や人工的に加工された素材も徐々に増えてきています。 もちろんそれがいいか悪いか(製品になった時にギターとして良いものかどうか)は別問題ですが、製品としては同じものと考える方が不自然でしょう。 一方で、諸処の違いを鑑みても出てくる音はやはりマーチンはマーチンなのには感心します。 こういうところがマーチンのブランド力(会社としての歴史)なのかもしれません。 さて、新品か中古か、という点ですが、質問者様の考える中古が90年代以降くらいの範囲であればどちらもさほど変わらないと思います。80年代なら比較的昔の作り方が残る時代です。70年代は無理に生産を伸ばした時期なので品質にばらつきがあります。これらの点を頭の片隅において、でも実際には弾き比べて「ギターとして」の判断をされた方がよいと思います。 つまり、値段や作り方や木材を気にするより、弾き心地や音色で選ぶべきということです。 ただ、新品のギターはまだ狂いが起きる可能性は大きいので数年は気を付けてチェックする必要はあります。その点は古い楽器の方が安定していると言えます。 リペアの有無に関しては受け取り方に個人差があるので何とも言えませんが、個人的にはきちんとしたリペアであれば全く気にしません(リペアにより価値が下がるとは思っていません)。 余計なお世話ですが、私は個人的にはもう新品のマーチンを買うことはおそらくないと思います。 もし買うとすればカスタム系か、最低でもマーキスシリーズあたりでしょうか。 20~30万円ならヤマハのLL-36AREとかLL-26AREあたりも比較検討したい気がします。
お礼
lowrider_2005 様 詳しいご説明、ありがとうございました。 そんなにも以前から機会が使われていたのですか、存じ上げませんでした。。。でしたら、20年前までのギターは同じですね。。。。 でも、新品でもマーチンの音がなる、、、流石はマーチンといったところでしょうか、、、。 私は鹿児島に住んでおります。なかなかリペアクラフトマンを見つけることができないでいるので、中古にしようかどうしようか迷っております。 もしよろしければなのですが、LL-36ARE、LL-26AREをなぜ推薦されるのかお聞きしたいです。 また、現在は中国生産のメーカーが多いと耳にしますが、丁寧に作って、2,30万で購入できるギターを薦めて頂けませんでしょうか? また、10~20万が無理なく購入できる範囲です。K-YairiやHistory(島村?)はいかがなのでしょうか? 不躾で大変失礼致します。 宜しくお願い致しますと同時に、どうもありがとうございました!!!